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今週はフジもX-Pro3を発表しているのだが、翌日の1DXMk3の発表ですっかり話題がすっ飛んでしまった感が無きにしもあらずw

X-Proシリーズは同社のフラッグシップの一翼を担う..旗艦が沢山あるというのも妙な話だが..立ち位置なのだが、X-T及びX-Hが正統派カメラの流れを担うようになったことを受けて、かなりマニアックな方向性に舵を切ってきた。

とにもかくにも話題は通常の撮影時には見ることができない背面モニターであるが、これはデジタルカメラ最大のメリットである、撮影してすぐに結果を確認するという行為をわざわざスポイルすることを良しとしている点が異端である。

カメラ本来の撮る行為に集中させるという意図はともかく、メーカーの説明からして「万人受けをするとは考えていない」というのだから、わざわざ便利さを捨てて市場に挑んきたフジの企画力と実行力には恐れ入る。普通に考えれば市場が驚くどんな新機能を載せるかという点で侃々諤々するわけだが、逆に本来あるべき機能を排除して、しかもそこをセールスポイントにしてきたのだからね。

折しも翌日にC社から1DXMk3が発表されたが、X-Pro3と1DXMk3はまさに対極の存在と言っていいだろう。X-Pro3を欲しいと思う人達は1DXMk3などには微塵も興味を示さないだろうし、またその逆も真なりだ。

今や最大のライバルと言って良いスマホ目線で見れば、スマホでできることを殊更カメラ専用機にも求める時点で、よりスマホでは撮ることが難しい領域をターゲットにするか、趣味性の高い製品に仕上げるかという両極端なマーケティングが必要になるということだ。言うまでもく1DXMk3は前者であるし、X-Pro3は後者ということになる。

とは言え、X-Pro3はチタン外装の派生モデルを用意するなどフジ自身のアイデンティティを全面に押し出したカメラであるが、実際のところセールス的に成功するかは未知数であろう。が、欲しい人は絶対に買う、そんな製品であることは間違いない。

ちなみに個人的にProシリーズは使ったことがないし、恐らく今後も手を出すことはないだろう。そのコンセプトは理解できるが、撮影対象がネイチャー系ということもあって、わざわざ不便になった趣味性の高いカメラを使う必然がないからね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

今朝はこの秋一番の朝焼けが見られた。台風や強い前線が通解した翌日の夜明けはこんな感じにドラマチックになることが多い。

昨日はその影響でまたまた関東南部に大雨が降ったが、被害が大きいものが今年はこれで3回目となり、とりわけ千葉・茨城は大打撃だ。

今後はこういった大規模な台風や豪雨被害がスタンダードになっていくと思われる。やはり国を守るという大義の向け先を考え直す時期に来ているのだろう。