photrest banner

水平を保て

2018/9/10

レタス畑の病気や防虫の薬剤予防散布の写真を頼まれたので、晴れた日に近所で撮影してきた。

赤城高原は赤城山の北西録に広がるなだらかな斜面地形のため、カメラ内蔵の水準器で水平を出して撮影すると、1枚目のカットのように斜めに写るのが正しい。

が、EVFで撮影しながら背景の木立を見て判断したところ、トラクターから伸びるブームを水平にしたほうが視覚的に安定感があるため、念の為にわざと水平を矯正したカットも撮影しておいたのだが、予想通り結果的にクライアントは2枚目のカットを選んだ。

水平線や地平線、それに建物など構造物が傾いて写り込むと、人は視覚的に不安定な気持ちになる傾向があるが、特に今回のような説明写真の場合でそれは顕著である。なので、意図して水平を作り出すことも必要なのである。

ちなみに今回のカットの場合は、垂直方向に違和感がないので可能であったことは言うまでもない。これで背景の木立や、電柱が斜めに傾いだ状態で写っていると、それはそれで不安定なカットとなるので、その場合はそもそも平らな場所で撮影すべきであろう。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PROVIA

ミラーレスカメラの恩恵の一つに、EVFまたはLCD上に表示されるデジタル水準器がある。特に業務での撮影での水平出しは重要なので、デジタル水準器にはかなり助けられている。

ただ、各社ともその表示方法には色々あって、パナの場合は画面中央付近に何やら余計なインジケータがゴチャゴチャっと表示されるので、動画撮影時以外は基本的に非表示にしている。

フジの場合はこれがまた素っ気なく、単純な水平線が1本表示されるだけなのだが、実はこの方式のほうが常時表示しておけるので、フジ方式が最も実用的と言える。

何か色々EVFに情報が表示される方が一見すると便利そうだが、撮影に集中できないほどの情報はかえって邪魔なだけなので、シンプルであればそれに越したことはない。

ポートフォリオ
portfolio
ネイチャーフォトサービス
photrest site banner
最近の記事
2019/1/23
カラスの暇つぶし
昨秋辺りから、我が家の上空がカラスのねぐら帰還コースになっていると何回か記事にしているが、日中も午後 ...
2019/1/22
スーパームーン
いつもより14%増量で大きく見える満月。明るさも30%増しというからかなり明るい。 打ち合わせからの ...
2019/1/21
暗さに強いに越したことはない
来週発表予定のオリの新型機は、噂では従来機より1段分高感度が良くなるらしい。しかも動画の高感度番長で ...
2019/1/20
大きく寒くないぞ
今日は二十四節気で言うところの大寒。 本来なら一年のうちでもっとも寒い頃のはずだが、日中には8℃まで ...
2019/1/19
現役延長か
iPhone6に続いて、モバイル用途で使っているMacBook Airのバッテリーがご臨終となったよ ...
2019/1/18
ウサギも跳べば滑る
向こうからゆっくり走ってきたノウサギが、最後に大きく跳躍したら滑った、みたいなトレース。でもちゃんと ...
2019/1/17
山焼けの季節
この冬は天候が安定しているので、朝はよく焼ける。見よ、赤城高原から望む我が上州のモルゲンロートを! ...
2019/1/16
天狗谷詣で
やや時期的に早いが、月末は動けなくなる可能性が高いので、天狗様の営巣確認で今シーズン初のスノーシュー ...
2019/1/15
それでも結氷
2月末に虎視眈々と狙っていた予定は、あっさりその翌週に変更となってしまった。エンドユーザーの都合なん ...
2019/1/14
今年の干支も活動中
秋の発情期にあれだけ活発に動き回っていたシカたちも、積雪となるこの季節にはすっかりその姿を見せなくな ...
アーカイブ
以前のブログ記事はこちら 
  • 当サイトはプライバシー保護のためSSL暗号化通信によって保護されています。