IBIS(ボディ内手ブレ補正)に関して、これまではオリのE-M1 MarkIIと同300mm F4.0 ISの組合せで機能する6.5段分という補正が最も強力だった。が、G9は何とボディ単体でその6.5段分を補正できるほどの強力なIBISを実装してきたのである。

手ブレ補正の分野ではある意味老舗とも言うべきはパナである。バブル全盛期にブレンビーという家庭用ビデオカメラを販売していたのを覚えている人もいるだろう。そのパナもしばらくはC社のようにレンズ内手ブレ補正に拘っていたが、ここに来てGH5以降IBISにかじを切ってきたようである。

センサー自体で補正すればレンズを選ばないという利点はあるものの、レンズ内に置いた補正レンズのほうがレンズ毎に最適化できるので、手ブレ補正自体は有利と言われてきたが、レンズとボディ双方の補正をシンクロさせて作用させるほうが、より強力になることをオリンパスが証明してしまった。

こうなるともうIBISへの流れは止まること無く、手ブレ補正の本流はシンクロ補正ということになるだろう。そしてこの場合、ラインナップするレンズシステムにどれだけ手ブレ補正が付いているかが鍵になり、そいう意味でパナは有利な状況になっている。

手ブレ補正機能自体、常に三脚に載せて撮影する人..風景とか天体とかはまさにその分野..には無用な長物であろう。しかし、今の世の中、逆に三脚を使用しない人のほうが圧倒的に多いはずで、しかもその層がまた最も手ブレし易いという現実がある。そういう意味でマーケティング的には絶対手ブレ補正は必要な機能と言えるだろう。

ちなみに、某C社やナイコンがレンズ内補正に拘っていることについて、両社ともレンズ毎に最適化できて画質的に有利、という主旨のこと言っているが、実際のところは未だに一眼レフ機が主流だからに他ならない。一眼レフ機では構造的にセンサーで補正できないからね。

特にC社の場合はフィルムカメラ時代から手ブレ補正を備えたレンズ群を多数用意していて、個人的にもかなりその恩恵に与ってはきたが、今になって同社にとってはそれが逆に足枷となっている感が無きにしもあらずだ。もっともそれも、同社が本気でミラーレスに軸足を移してくれば状況は一変するだろうけどね。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mm F2.8-4.0 ASPH. POWER O.I.S

2枚は何れもISO3200の手持ち撮影で、上が1秒、下が2秒の長時間露光だ。まさか2秒などというシャッター速度を手持ち撮影できる時代が来ようとは、フィルムカメラ全盛期を考えると夢のようである。

そして次のこのストリームに乗るのはフジ。そう、フジのXマウントレンズは単焦点を除けばほぼ手ブレ補正が付いており、噂では近々IBIS内蔵の新ボディ(しかもシンクロ補正らしい?)の噂もチラホラ。次から次へと今年は面白い話が続くよねぇw

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