火星が明るい
先日、月を眺めていたら近くの空に黄色く輝く明るい星があることに気づいた。金星は月のすぐ下に付かず離れずであるが、そう言えば火星が大接近みたいなニュースをちょっと前に見たことを思い出した。
先日の月同様にEXテレコンで撮影し、ハイライトを少し下げてみたところ、よく見かける火星の模様?が浮かび上がった。という事でこれは恒星ではなく惑星ということになる。
キラキラ輝く夜空の星は、その殆どが自身の発する光であり、いわゆる恒星である。つまり、満天の星空と言って我々が眺めている無数の星星は、そのほぼすべてが太陽と同じ恒星なのである。
そして我らが地球やこの火星を始めとした惑星たちは、自分自身で光ることは出来ず、付き従う中心の恒星..太陽系の場合は太陽ということ..の光を受けて明るく見えるという理屈である。
余談だが、前述の無数の恒星の中には惑星を従えているものもあるかもしれない。仮にその惑星がこの火星のように中心の恒星から照らされても、そこまではこの地球上から見ることは出来ないという、そんな距離感の話なのである。
適当にそのままAFで撮影してみたが、地球に接近して尚且明るいとは言え、さすがにこの大きさを普通のレンズで写すのは無理があった。それなりの技術を要する人が、天体望遠鏡を使って撮る必要がありそうだ。