タグ : アオダイショウ

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赤城高原ではまだ見掛けないが、平野部ではもうアオダイショウが姿を見せている。奥山でもじきに出始める頃なので、営巣中の天狗様の餌動物にヘビの仲間がメニューに加わるのも時間の問題だ。

餌としてはノウサギなど獣の他、ヤマドリのような大型の鳥が望ましいのだが、岩場や林道の日当たりの良い場所で日向ぼっこしているヘビの仲間はハンティングの対象としては手っ取り早く、背に腹は代えられないのが日本の天狗様の餌事情なのである。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

トカゲの時と同じで、OM-1の鳥の被写体認識はヘビでも認識枠が表示されて一応目にピンが来た。

やはり鳥と親戚筋の爬虫類だからオッケーなのか?という戯言はさておき、実は被写体認識が反応したのジッとしていた最初だけで、アオダイショウがスルスルと移動を始めるとあさっての方に行ってしまって、AFが帰ってくることはなかった。

何となく頭部と目の位置関係がもっとも重要なようで、さらに首と体が分離できる形状、つまり肩のような構造があると確実なのかもとか邪推してみたり。

どうせそこはAIの仕事なのでどうでも良いと言えば良いのだが、鳥の被写体認識と言いながら鳥以外にも反応されるとどうもスッキリしない。

これが犬・猫を想定していると思われる動物認識だったらどうなるのか気になるところだ。

あちこちでススキが穂を開き始め、すっかり朝晩は涼しくなった赤城高原。例年ならこれがお盆明けになるのだが、今夏は長雨の影響で10日近く遅れた感じ。

季節の歩みに変化はあれど、それでも地球の公転周期と自転は変わらないので、秋はそれなりにやって来る、はず。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

防風林に分け入ってちらほら咲き始めているキツリフネなど撮っていると、音もなく忍び寄るものあり。

流石にすぐ脇までやって来られると第六感というかそういうものが働くので、気配を感じて周囲を探すと、割と大きめのアオダイショウが草陰伝いに通り過ぎるところであった。

気配などと言うと大げさではあるが、けものの類なら草や灌木を擦る音がしたり獣臭がするので判るが、この手の潜むことが仕事みたいな連中を事前に察知するのはなかなか難しいかな。

とは言え、北部フィールドの谷筋や岩場ではマムシが多い..うちの近所では見かけない..ので、危険を避けるためにはとにかくこちらが先に発見する必要がある。併せて長靴を履くなどの対策も必須だ。

そういう意味では個人的にはアオダイショウよりマムシのほうが遭遇率が高い。とにかく連中に噛まれるとヤバいでは済まないのでね。

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