沼田公園が満開となれば、周辺の桜も自ずから見頃ということになる。上発地のしだれはまだ早かったが、苗代桜は満開で今まさに見頃と言った風情である。
今年の春も昨年のように早い展開になると思われていたが、蓋を開けてみれば例年並みという状況だ。これは先月後半から今月前半にかけて、何回か季節外れと言うべき寒気が入ってきたことが大きく影響しているようだ。
沼田公園が満開となれば、周辺の桜も自ずから見頃ということになる。上発地のしだれはまだ早かったが、苗代桜は満開で今まさに見頃と言った風情である。
今年の春も昨年のように早い展開になると思われていたが、蓋を開けてみれば例年並みという状況だ。これは先月後半から今月前半にかけて、何回か季節外れと言うべき寒気が入ってきたことが大きく影響しているようだ。
諸々まとまった所用を消化するために沼田へ降りる。
森林管理署に国有林内での調査目的用に入林届を提出に出向く。近年はドローン撮影用にも提出する必要があるが、こちらは別業務になるので書類も別に。
が、出掛ける直前になって、別の管轄署に提出した仲間に念の為に確認したところ、昨年から書式が変わっていることに気が付き、慌てて書き直す羽目に。
朝少し早く出て沼田公園に立ち寄ってみたが、桜は満開でちょうど見頃を迎えていた。
春だし、青空バックだったりすると、ついついフィルムシミュレーションにVelviaを選んでしまうとことろだが、今回はCLASSIC CHROMEとACROSSにしてみた。
雪国の寒々と景色ばかり眺めているうちに、我が上州の平野部は桜満開に。ちょうど週末に当たったので、前橋の敷島公園など沢山の花見客で賑わっていた。
県北は沼田辺りで五分咲き程度らしいので、来週気温が高い日があればこちらも満開となる予想。
赤城高原ではまだつぼみが膨らんだ程度なので、どうだろうこの週末、または週明け早々ぐらいに開花となるかな。
前橋からの帰路、津久田辺りでSLぐんま みなかみ..毎年微妙に呼称が変わるのは何とかならんかw..の登りとタイミングが合いそうだったので、昨年から目をつけていた桜と一緒に撮影をチャレンジ。
期待通りにソメイヨシノは満開で、30分ほどの待ち合わせでSLも通過。これが今シーズン最初の桜、そしてSLの撮影となった。
言うまでもなく、花は何れ散る定めにある。日本人的な侘び寂び感で言えば、はかなく散る寂しさを知るからこそ、栄華を極め咲き誇る壮麗さに感動するということになるだろう。
生きものの命は何れ尽き果てる。それは細胞の老廃の果に待ち受ける寿命というタイムスケジュールに従うのが、生命あるものの定めであるからだ。
個を意識することのできる生きものであれば、命は一生に一回のものであるが、心を持たぬ植物はその営みを繰り返す能力を持つことを許された。言うなれば再生する力である。
季節の移ろいに合わせ、花は散り、葉は枯れ落ちる。しかしそれは終わりを意味してはいない。また次の春に再生することを約束された自然の摂理なのだ。
散ることを知る。それはまた春がやって来ることを確信することに他ならない。
例年ならGW中に咲き始める近所のヤエザクラが、他に倣って先週のうちに満開になった。
この木は去年台風で一部折れた上に、道路側に被り気味だった枝も何本か伐られていたので、勢いが削がれるかと思いきや、意外に今年も元気に花を付けた。
ソメイヨシノと違って花期が長いので、まだもうしばらくは楽しめるだろう。
学校周辺では、卒業式や入学式に合わせて桜が花を咲かせるように計算されて植えられているが、一番好まれるソメイヨシノはあっと言う間に満開になってあっと言う間に散ってしまうので、花期の長いヤエザクラとセットであることが多い。
白くて一重のソメイヨシノと違って、ヤエザクラは名前の通り花びらが八重..実際の数は品種によって異なる..であるため、透過光で撮影した時に、その色の変化に深みがあって美しい。