朝から黄砂が飛んでいたのか、花粉がまだアクティブなこともあって鼻がムズムズである。
春霞と言えば聞こえは良いが、視界も遠目は霞んでかなり不良。
庭先を見回すと、コブシとスイセンがぼちぼち咲き始め、ソメイヨシノのつぼみが少し開き始めているものがあった。
下界同様に当地も桜の開花はやはり早そうである。
雪国はまだ雪だったが、赤城高原はまた雪が降った。
心なしか、桜もコブシもこの寒さに蕾が身をすくめ、ようやく花を付けた玄関脇のスイセンも、雪の布団を羽織って寒さをしのぐかのようだ。
桜が早いので、ヤシオや菜の花、それにスイセンなど県北では春の花々と色の競演となっているところが多く、これはこれで華やかである。
そんなソメイヨシノも今日現在ではみなかみ町まで北上して、市街地では満開の見頃となっていた。
このブログは忘備録も兼ねているので時々は時事ネタを載せないと。
今日は沼田界隈でも夏日だった..前橋は27℃!..とかで、赤城高原でもこの春はじめてシャツ一枚オッケーな一日だった。が、それでも春が遅いのはご多分に漏れずで、我が家の木々もまだ早春の域を出ていない様子。うちの桜が満開になるのは早くて22・23日頃かな。
玄関脇のスイセン
裏庭のオオイヌノフグリ
ソメイヨシノの花芽
ジューンベリーの芽吹き
ようやくほころび始めたコブシ
今の庭の主役はヒメオドリコソウとオオイヌノフグリだ
県北のフィールドでは春が足早に通りすぎようとしているが、足元にはまだまだ小さい春を見つけることができる。
ホトケノザとオオイヌノフグリは里山の小さな春。暖かい平野部なら早ければ2月には咲くが、北関東の山間部では今が盛りだ。
気の利いた農家だと畑の畦に水仙など植えている。スイセンは畑に彩る黄色い春だ。
雑木林や防風林などの林縁では、ダンコウバイに続いてキブシが小さな黄色い花を付ける。小さくひっそりと花をつけるので、足の早い登山客など気が付かず見過ごしてしまうだろう。
東吾妻町は町を挙げてラッパ水仙の栽培に力を入れており、
この季節は町内のあちこちで風に揺れる水仙を見ることができる。
中でも岩井地区の水仙畑は桜並木と併設されており、
ローカルニュースで見頃を伝えるニュースが流れたこともあって、
平日だというのに結構な人出で賑わっていた。
しかし、今日は天気の気まぐれに振り回された一日だった。
赤城の南面は比較的晴れ間が多く、ロケーションも良かったのだが、
吾妻方面はどんよりとして天気にフラれてしまった。