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神奈川の平塚に端を発した都内のサル出没騒動。その後に厚木・鎌倉・鶴見と移動し、多摩川を越えて大田区・港区、そして最後(の目撃情報)は何と豊島区まで到達した模様。

さすがに最初は同じ個体ではないのではないか?と勘ぐっていたが、同時多発的に目撃情報が出ないこと、ニュース報道で見る限り確かに同じ個体っぽい雰囲気であった。

目撃者の話に大きなサルだったというのがあったが、映像を見る限りまだ若い雄のようで、不用意に人に近づくこともないようなので野生個体なのは間違いない。まあ大方の予想通り、群れから離れて渡り歩くはぐれ個体だろうね。

サルは興奮すると人を襲うこともあるので警察も放置できず、関係部署と連携して捕獲を試みたようだが、こう管轄を超えて移動されると縦割りの問題もあって、結局取り逃がしたようである。

ま、師走の大都会もなかなか野性味溢れて大変なこってw

FUJIFILM X-T2 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR

沢筋の森の中を歩いていてサルの群れに遭遇。20頭もいなかったのでそんなに大きな群れではなかったが、こちらを見るなり一目散に森の中を逃げていった。

場所的に山間の集落も近くそれなりに追い払いにあっているのだろう、まあ野生動物としては至極まっとうな行動ではある。

中でも写真の個体は一際体躯が大きく、群れの先頭を歩いていたが、木に登って警戒するように周囲を睥睨し、尚且つカメラを持って近づくこちらを歯をむいて威嚇してきた。さながら「しんがり」を務めるごときリーダーであった。

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山間の橋でふと視線を感じる。サルとの出会いは意外に橋の上が多かったりするから不思議。

FUJIFILM X-T2 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR
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背中で語る

2017/5/28

まだ子供だけどね。

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こざる

2017/5/27

ニホンザルの繁殖期は秋から冬で、妊娠期間が5ヶ月から6ヶ月となるため、春先から今頃はちょうど出産期に当たる。

小さな子ザルが母親に必死でつかまる姿が見られるのも、これから夏頃までとなる。ただ、離乳するのにはもう1年程度は掛かるので、それまでは親子でいつも一緒に行動している。

ある程度大きくなると自分で歩かせる母親もいるが、子育てに不慣れな若い母親がいつも抱き抱えるようにして過保護になるのは、サルもヒトも一緒のようである。

林道脇に座り込んで撮影しながら群れをやり過ごしていると、昨年生まれの子ザルが警戒することなく近づいてくるが、さすがに2mぐらいまで来ると母親に連れ戻されていく。

中には威嚇してくる個体もいるが、視線をそらすと何事もなかったように通り過ぎていく。どうやらこの群れは害獣駆除などで人に追われたことがないようだ。ま、平和で何よりである。

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ニホンザルは霊長目の中では最も北に生息するサルである。もちろん、ヒトを除いてw

基本的にサルの仲間は温暖な地域に分布するので、ニホンザルのように積雪のある地域で見られるのは珍しいと見え、岩合光昭氏のスノーモンキーの影響もあって外国人には特別人気がある。

有名な長野の地獄谷温泉などはその最たるものであり、シーズンいつ行っても外国人観光客でいっぱいだ。

ニホンザルは足の裏は当然としても、掌もべったり付けて雪の上を歩く。写真は残雪なのでさほどでもないだろうが、新雪でもこれは同じで、よくも冷たくないもんだと感心する。

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以前、サルの調査を手伝ってサル追いをしていたことがあるせいで、手配写真でも飾られているのではないかと思うほど、某所ではサルから警戒されている。何しろ車ごと警戒対象であるため、林道走行中に石を落とされたこともある..当たらなかったけど..ぐらいなのだ。

そのせいもあってそこではほぼ無警戒な野生のサルの写真など望むべくもないのだが、面が割れていない別の場所では、意外にフレンドリーな対応を見せられることがある。

こちら、特段にサル顔でもないのだが、敵と見なされないことはワイルドライフ撮影では重要な要素である。超望遠レンズで遠くから狙うのもアリだが、中望遠系で近くから撮れればそれに越したことはない。やはり漂う空気感が違うというものだ。

林道を歩いていて30頭ばかりのサルの群れに遭遇。前述の某所のサル軍団に囲まれるとただならぬ警戒感を浴びせられるが、この時出会った連中にはそういったたぐいの感じはなった。

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謹賀新年

2016/1/1

20160101

湯に浸かる申の如く、

ほっこりのんびり行きましょう。

今年もよろしくお願いします。

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このニホンザルの映像も、撮影状況は先日のカモシカ動画にほぼ類似する。基本的に動体撮影となっているが、ゆっくりした動きであるため、手ブレ補正の恩恵を十分に受けている。さらに撮影距離が近いことと、木陰で陽炎の影響を受けていないので、この手の高倍率ズーム機にしてはなかなかの解像感である。

P900は望遠端2000mmの83倍ズームであるが、被写体との距離が遠いと大気のゆらぎの影響を受けるため、センサーサイズが1/2.3型であるということもあるが、期待した結果を得るのは難しい。超望遠レンズのご多分に漏れず、遠くのものを手前に引き寄せて撮すという使い方よりも、近距離の被写体を大きく撮すという使い方が理にかなっている。

気配に気付いて振り向くと、欄干の隙間からこちらの様子をうかがうサルを発見。

20150605

奇しくも一ヶ月前の欄干ザルと同じ状況なのだが、実は場所もまったく同じだったりするのである。ただ、今回は欄干の上に荷物を置いていたため、彼は通ることができないことへやや不満の声を小声で漏らしていたが、結局反対の欄干へ移動して去っていったのであった。

20150605b

この橋が出来てから20年ほど経過しているようだが、斜面に沿って谷筋を歩くよりは、最短で移動できる橋のほうが便利なのは自明の理なので、サルたちは常日頃からここを利用してる..欄干上は連中のウ◯コだらけだしね(苦笑)..のだろう。以前にテンが小走りに走って行くところも目撃しているので、サルだけでなく色々な動物たちの通り道になっているに違いない。

野生動物には人工物を警戒する傾向があるのは事実だが、建造されてから年数が経ったものや、橋のようにそれ自体が大きいものにはさほど警戒するものではない。特に危険がなく便利であると認識すれば、気にせず臆せず堂々と利用するのである。

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欄干ザル

2015/5/9

20150509

雨の中、橋詰に突っ立っていたら突然すぐ脇の欄干にサルが現れちょっとビックリ。目の前1.5mほどで、振り向きざまにこちらをジッと見つめてきたので、経験的に目を合わせるのはまずいと思い、目をそらす代わりにカメラのファインダーを覗いて視線を外した。しばらく何か呻くように声を発していたので、もしかして攻撃してくるかなと思いつつ、傘を畳んで右手に持ち替えたが、何事も無く踵を返して橋を渡っていった。

20150509b

こっちの個体は逆に目を合わせようとはせず、どうしようかと思案中の雰囲気だ。先の連れ合い?がすでに橋を渡ってしまったので、落ち着かない様子だったが、結局こちらが欄干から少し離れたら、そそくさと欄干を伝って小走りに走り去った。

普段フィールドにしているエリアなら、以前にサルの調査をしていた時の名残..特にその村では猟師がサル追いをしているので..からか、私またはジムニーを見ただけで蜘蛛の子を散らすように逃げていくので、この距離まで接近を許すことまず無い。久しぶりに野生の個体を間近で見たが、特に攻撃的な気配も感じられず、人馴れしているのかいないのか、よく判らない個体群である。

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