タグ : カリブー

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相変わらずどんよりとした天気模様で薄ら寒い日々が続いている。一時は仕事中は半袖短パンまで軽装になっていたのだが、長袖長ズボンのすっかり春の装いに逆戻りしてる。

雨が降って日が差さないだけならそれは梅雨の天気なのでそんなもんだが、とにかく気温が上がらないのでもはや天候不順と言ってもよい。近所の畑を見ていても作物の生育が遅いのは明らかで、契約農家はどこも皆頭を抱えているようだ。

そんな中、ロシアのシベリアにあるベルホヤンスクという町で、昨日なんと気温が38℃まで上昇したらしい。これは最高気温の平均よりさらに16℃も高いとのことで、北極圏では観測史上最も高い記録になるとのこと。

昔、アラスカを旅した時に内陸部のフェアバンクス..ほぼ北極圏の緯度だ..でも35℃くらいまで暑くなることがあるとは聞いたことがあるが、正直なところ極地でのその気温の上昇はなかなか想定しづらいものがある。

それでも、地球温暖化の影響で極地の氷が溶ける海面が上昇し、沿岸部のイヌイットの村が波に洗われて水没の危機にあるというのはよく耳にする話で、加えてシベリアやアラスカの永久凍土までもが溶け出すと、ツンドラの大地が泥炭湿地と化して、カリブーなど極地で生活する生きものにも何らかの影響が出てきそうだな。

ロシアと言えば、同じくシベリアのノリリスクでもツンドラ融解によって火力発電所の施設が傾き、2万トンの燃料が漏れ出して周辺の環境を汚染するという事故が起きていて、これは現在も進行中である。

米の花札野郎が常々地球温暖化などフェイク・ニュースだとほざいているが、こうした事実から目を背けていては、後世に残すべきものが解けてそして消えて亡くなってしまうぞ。

この秋はその米大統領選があるわけだが、差別問題や大統領としての資質云々もさることながら、また4年も花札野郎が米を引っ張ることになるようだと、地球温暖化による悪影響は手遅れになりかねないな。

Canon EOS-1V / EF70-200mm F2.8L IS USM

秋色に染まるアラスカのツンドラを征くカリブーの群れ。

アラスカの大地を風のように季節移動するカリブーを、極北の旅人と言ったのは星野道夫氏だったかな。

こんな景色を後世にしっかり残していくべきだ。

先日、ノルウェー南部の国立公園で野生のトナカイ323頭が死んでいるのが発見された。

台風とまではいかないまでも、一体を暴風雨が吹き荒れた直後の出来事らしい。死因は落雷とのことで、身を寄せあって荒天をしのいでいたところを雷に打たれたようである。

恐らく当人たちは何が起きたかも判らずに一瞬で絶命したと思われるが、事態を発見した狩猟監視員..この時期はトナカイの狩猟シーズンだそうだ..によれば、まだ数頭は息があってそれらを安楽死させたとのことだ。

このところ連続して台風が日本列島を縦断し、各地に甚大な被害をもたらしているが、人智を超えた自然の力の前では人も生きものもおおよそ無力である。

20160901

デナリ(旧マッキンリー)をバックにカリブーの角をパシャッ。

和名のトナカイはアイヌ語が語源と言われている。英名は「レインディア(Reindeer)」だが、北米の個体群はフランス語源のカリブー(Caribou)と呼ばれている。

北米なのにフランス語とは不思議な気もするが、北極圏を擁するカナダは英語とフランス語が公用語なので、その辺りも関係するのだろう。

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