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ヒバリ初鳴き

2014/3/16

もちろん個人的にこの春初認という話しであって、場所も地元でなく南関東というのもお忘れなく。

20140316

3月だというのに朝は0℃まで冷え込み、日中強く吹いた南風も肌寒く感じたが、ちょっと視線を下げればいつもの春のレギュラーたちが顔を覗かせている。

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引水

2014/3/15

20140315

かなり気が早いように思わなくもないが、冬の間に土で埋まった水路を掘り起こし、畦を固めて用水路の主流から水を引き入れている田んぼが散見された。まださすがに本格的な田起こしには至らないとは思うが、南の方ではかくも少しずつ春の気配が漂い始めている。

カテゴリ:季節感

年度末追い込み作業で多忙のため、相変わらず更新もままならない状況なのだが、季節の移ろいぐらいは自分のブログに足跡を残しておかないと、ネイチャー系を標榜するサイトとして示しがつかないか、と言った何とも締まりのない理由で久々の更新。ちなみに初鳴きと言っても地元の話ではなく、南関東だということは補足しておかねばなるまい。地元のフィールドはどこもまだ深い雪の中で、春まだ遠い世界なのだ。

20140314

見る人によっては身の毛もよだつ色合いを見せる杉林。とは言え、最近はあまりひとごとではなくなってきた感も無きにしもあらず。

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20140302

最初に姿を現した時にぐぅっと低く唸るように声を発したが、その後は何を言うでもなくダンマリ。距離は10mほどだが、お互い雪の山を挟んでいるので、近づくことも寄ってくることもない。

山親爺とも称される立派な体躯は雄の成獣だろうか。その毛足の長い美しい冬毛が、雪レフの反射で1本1本数えられるほどはっきり見る。心なしか獣臭も漂ってくる。

お昼ごろに天狗様が巣材を掴んで営巣谷へ入っていってから、その後は時折カラ類が木々を渡っていくくらいで静かそのものだったので、突然の訪問者は歓迎といったところだが、一体何を考えているのか聞いてみたいほど、その動きは緩慢でのんびりしたものだ。

30分ほど滞在していただろうか。最後に再び何か言ったようにも聞こえたが、谷を渡る風にかき消されてよく聞き取れなかった。そうこうして振り向いた時には、もう付近には姿がなかった。

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多忙の渦に巻き込まれ、しばらく更新をサボっていたが、このほどようやく復帰の目処が。そしてその最初の話題が先週末の大雪だったりするから、まあ時事ネタというか何というか。

未だ県内各地で交通が遮断されて立ち往生とか、山間集落が孤立状態とか、平常に戻ったとはまったく言えない状況だが、我が家は二日がかりで家と車と犬を雪中より掘り出し、孤立状態の脱出に成功した。

20140217

すでにニュースで報道されている通り、北部山間地を除く群馬県内は、100年の単位での豪雪記録となった。赤城山を背にする平野部の前橋ですら70cm強というから、その積雪量たるや相当のものだ。かくいう赤城高原の我が家では、最も深いところで150cm、平均しても120cm程度は積もっており、車はすべてすっぽり埋もれてしまい、ジムニーなどご覧のありさまで、とりあえず春の雪解けを待つ次第となった(苦笑)。

北海道で幾冬も過ごしてきているので、この手の景色はそれなりに経験しているが、自分の生活圏では人生初のことである。丸2日間の除雪作業で体中が悲鳴を上げているが、こんなことを連日繰り返している雪国の人たちには頭がさがる思いだ。

実は我が家よりさらに奥の住人が中古の除雪機を持っており、普段雪がここまで積もることのない赤城高原では宝の持ち腐れだとか何とか陰口をたたかれていたが、今回ばかりはその恩恵に与ろうと朝から出動を待っていたものの、数年前から動かしていないので、エンジンがかからず使えないという笑い話(笑)。

人頼みはイカンとせっせと雪かきに勤しんだが、村道から家の前まで約30mほどあって、その120cmの積雪を車1台通れるように人力で除雪するのはもう懲り懲りである。いやはや、雪は地面が白くなる程度にうっすら積もるのが良いね。

カテゴリ:季節感

一足早く

2014/1/29

20140129

この数日、関東は季節離れした暖かさが続くが、それも南の方は特に顕著だ。昨日今日と日中は気温も15℃前後まで上がって、梅も一気に開花したところが多い。

20140129b

何やら気配を感じて振り向けば、車内を勝手にうろつく不審者の姿を発見。うかつにもいつから潜り込んでいたのか判らないのだが、助手席からダッシュボードから、しっかり梅の花模様だらけになってしまっていた(苦笑)。

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20140126

急遽オファーされた仕事の都合で、先週末からスケジュール調整諸々に忙殺されてしまった。そんなわけで、久しぶりにフィールド出撃、天狗詣でなのである。そんな天狗様も、もうそろそろアレかな、って感じ。

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たらっぺ

2014/1/18

タラノキは伐採地など開放空間にまっさきに生える、いわゆるパイオニア樹種である。そのたらっぺ(春に伸びる芽)は山菜の王様とも言うべき味わいで、てんぷらにして塩振って食べるのが最高だ。

先日の記事で伐採地巡回をネタにしたが、見まわる理由にはこんな楽しみもあるのだ。林道脇などアプローチがし易い場所は地元愛好家との競争になるが、ちょっと奥まったところであれば、そう急がなくても十分収穫できるのが良い。

20140118

写真はタラノキの冬芽。たらっぺとはタラの芽の我が郷土での呼び名である。先端の最初の芽を太郎っぺと呼び、それが訛ってたらっぺに転じたと思われる。順に2番目の芽を次郎っぺ、三番目の芽を三郎っぺと呼ぶわけだが、山菜として収穫していいのは、次郎っぺまで。それ以上に手を出すと翌年は芽が出ないと教わった。

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雪少ない

2014/1/16

今年は雪が少ない。少ないというよりほとんど無いと言ってもいい。1月でこんなに少雪なのは近年記憶に無い。北部の山沿いには売るほど雪が積もっているので、単に赤城高原に降ってないだけなんだけどね。ま、雪が少ないほうが生活の面では有り難いのだが、もう少しあっても良いかな、と映像的には思ってしまう。

20140116

朝、珍しく牧草地にシカが残っていた。大抵は夜が明ける前には森に帰っていくのだが、時々朝帰りのヤツもいる。雪を掘り起こすことなく餌にありつけるこの状況は、連中にとっては間違いなく吉だろう。

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不用心

2014/1/15


20140115

山から降りてくると、林道脇の貯木場に、朝は見られなかったノウサギの足跡を発見。急ぐふうでもなく、ジグザグに開放空間を移動しているが、こんなピーカンの真っ昼間、天狗様の狩場内をうろつく不用心者がいるのはありがたいことである。

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