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春の嵐

2016/4/7

今日は朝から風雨強し。再び前日とは打って変わった空模様であるが、こう日替わりに目まぐるしく変わるのも、春とはいえ珍しい。

平野部の桜にとっては花散らしとなってしまったが、この冬の利根川水系の積雪量は例年のわずか40%代らしいので、農作業が始まり農業用水が大量に必要となるこれからの時期、少しでも山に雨が降ってくれないと困るというものだ。

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赤城高原の桜はまだつぼみだが、同じ村内でも、沼田と同じ標高だと桜..写真は早咲きの種?ソメイヨシノではない..もかなり咲く気満々である。

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昨日アップし忘れていたが、昨日の朝もキツネのネズミ待ちが見られた(笑)。

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妙義神社は妙義山の主峰である白雲山の玄関口に位置し、春はしだれ桜が有名である。

しだれ桜はソメイヨシノなどサトザクラよりは早咲きであるが、妙義神社のしだれ桜は、標高の関係で平野部のソメイヨシノ満開の時期と同じである。

下仁田から帰る際、松井田経由の下道で戻ってきたが、ちょうどしだれ桜が見頃であったので、久しぶりに立ち寄って桜を撮影したきた。

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今日は昨日と打って変わって、初夏の陽気に汗ばむほどであった。恐らく午後の時間帯は夏日近くまで上がったのではないだろか。

天気もよく行楽客も沢山出ていたが、まだフリースを着ている年配者もいれば、Tシャツ姿の若者もいて、ある意味春らしいチグハグな光景があちこちに見られた。

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寒い一日

2016/4/5

今日は寒かった。最近暖かい日が続いていたのと、日中でも6℃前後と陽が射すことがなかったので、特にそう感じられた。

天狗様の営巣確認のため、花粉と寒さに対し完全防備で杉林の中に居たのだが、鼻水がたれて仕方なかったのは(笑)、花粉というより寒さの影響だろう。

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県北も人の居住地域は雪などすっかり解けてなくなっているが、北部フィールドの北向きの斜面にはまだ残雪が見られる。終日日影となる杉林の林縁部ともなれば、フキノトウがまだまだ採り放題である。

カテゴリ:季節感

パナ100-400

2016/4/3

2月のCP+で実機がお目見えしたパナのVARIO-ELMAR 100-400mm。望遠レンズの不足が指摘されるm4/3機において、オリのED 300mmと並んで世間の期待値が高いレンズであろう。

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すでに発売されているが、受注生産というまか不思議なことになっているため、CP+で実物を見てから注文入れた人の手元に届くのは、早くても5月だろうと言われている。そんなに売れんだろうと見込んだパナの営業は明らかにリサーチ不足と言われても仕方ないが、なかなかよく作りこんだ造作をしているので、単純に生産数が少ないだけかもしれない。

いわゆる大口径レンズではないので、開放値は400mm側でF6.3と暗いのだが、動画屋としてはそこは問題ではない。どうせND付けて光量は落とさなければならないし、そもそも変にスペックにこだわられてガサが増えられても困るというものだ。

今どきのズームレンズなのでバリフォーカル..ズーム位置でピント面が移動する..なのはご愛嬌だが、その恩恵?で最短撮影距離が1.3mというのは良い。35mm換算なら撮影倍率は0.5倍と、ちょっとしたマクロ撮影にも使用できる。

ボディからレンズを外すこと無く三脚座を取り外せたり、AFが迷子になりやすいパナ機において、フォーカスリミッターがあるのもよい。

そしてこのレンズの真骨頂は、100-400mmというのは世を忍ぶ仮の姿?であり、35mm換算で実質的な焦点距離が200-800mmという点だ。画質面では専用の1.4xテレコンを付けてもオリの300mmのほうが良いのだが、全長が17cm足らずのレンズで800mmを手持ち撮影できる..こうなるとボディ内手ぶれ補正と併用できるDual I.S.のGX8が欲しいぞ..というのは、動画でワイルドライフを狙うものとしては、ズームレンズが便利なのは言うまでもない。

気になった点では、CP+で触ってきた人の話の通り、ズーム操作の異常なまでの硬さには閉口する。ストッパーが付いているのだからこの硬さは要らんだろうと思いつつも、この辺は使い込むうちにそれなりの操作感になるかもしれない。

それと、申し訳程度しか伸びない内蔵式のレンズフードの貧弱さは、哀れとしか言いようが無い(苦笑)。レンズ保護にもならないので、はっきり言ってこれなら無くてもよい。別売りでいいので、しっかりした外付けのフードを用意すべきだろう。

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適当な被写体がないので、見頃を過ぎた梅を試写。赤城山麓では桜以前にまだ梅が咲いているのだ。

写りは値段なりで、逆光にもそれなりに耐性があるのは今どきのズームレンズと言ったところか。ま、至近距離でシャープなのはある意味当たり前で、望遠レンズの真価が問われるのはやはり遠景だろうが、それはまた次回。

桜まだまだ

2016/4/1

外界の桜(ソメイヨシノ)前線は東北の福島あたりまで北上したようだが、赤城高原ではようやく蕾がふくらんだ状態である。

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例年だと20日前後だが、ご多分に漏れずこの分だと今年は少し早いかもしれない。ちなみに前橋・渋川界隈は満開であった。

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再びズボッ!

2016/3/31

すっかり親ギツネの狩場と化した近所の牧草地。毎日というわけではないが、3割程度の確率で朝夕の張り込みが当たる。

こちらが草地内に乗り入れた車内にいるのは承知しているようで、怪しい奴と思いつつも害を及ぼすものではないと認識したのか、最近は割と近くでも逃げずにうろつくようになった。

実際の行動の多くは夜間だと思われるが、さすがにm4/3機での動画撮影は光が回らないと辛いので、できれば日の出後がありがたい。

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狩りの方法は至って単純。牧草地内をひたすらウロウロ..することで地面に振動を伝えてネズミが右往左往することを誘発するのだ..しつつ、ネズミの匂いを感じるとしばらく巣穴の前で待つ。

同じような待ち伏せ猟をする猛禽類のノスリやクマタカなどは数時間でも待つ時があるが、イヌの仲間であるキツネはせいぜい待っても15分程度が良いところだ。

少しでも巣穴の付近に動きがあれば、ジャンプ一閃、巣穴に鼻先を突っ込んでネズミを捕らえる。もちろん成功率100%ではないので、空振りしていることも多いが、ネズミの巣穴は近くにいくつもあるので、場所を変えて何回かチャレンジすることが多い。

増えた蒼鷺

2016/3/30

群馬でも高崎・前橋界隈は二毛作であるため、田んぼを起こすのは概ね5月に入ってからである。その点、太田や館林など東毛まで下ると、南関東並みにすでに田起こしが始まっている場所もある。

撮影スタッフと待ち合わせをしている間、車をそんな休耕田の脇によせてあちこちメールなど送っていると、すぐ近くにアオサギが舞い降りて、泥の中からドジョウなどを捕食し始めた。

それこそ写真を撮り始めた30数年前は、コサギやダイサギなどいわゆるシラサギに比べて、群馬ではアオサギは珍しかったと記憶している。それが今やアオサギのほうがよく見掛けるようになり、少なくても利根沼田地方ではシラサギより圧倒的にアオサギのほうが多い。

ゲテモノ食いで且つ、例え山中であってもコロニーを形成できるあたり、シラサギに比べて環境適応能力が高く、繁殖能力も強いと思われる。間違いなく当時より増えたと言って良いだろう。

それにカワウが増え始めた時期とも符合するところがあるので、恐らく同じような理由でこの連中も勢力を拡大してきたと思われる。繁殖場所こそコロニーを形成して集団で営巣するが、餌を穫る時は基本的に単独行動なので、カワウほどは漁業被害が目立たないだけで、アオサギによる放流魚の食害も結構あるのではないだろうか。

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サギの仲間は例外なく警戒心が強く、なかなか近くまで寄らせてはくれないが、こちらが車内にいるのを知ってか知らずか、泥を突付きつつ車窓3mぐらいまで近づいてくることもあった。さすがにその近さでは望遠レンズのピントが合わないので、写真は少し離れた時のものである。

アオサギは漢字では「蒼鷺」と書く。青サギではなくあくまでも蒼、つまり灰色を現す蒼である。英名でも「Grey heron」となるので、文字通り灰色がかったサギという意味になろうか。

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雪解けが進むのが早かったわりに、フキノトウが出るのが遅いと思って油断していたら、庭先含め隣近所でいっぺんに顔を出していた。

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大半は採りきれずにかなり開いてしまった。この状態でも食べられないことはないのだが、苦味が先に立って天ぷらにはイマイチなので、まあこの辺りはまた来年ということで。

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さくら咲く

2016/3/28

東京は21日にマスゴミ大騒ぎの中、早々と開花宣言があったが、その後は花冷え状態の日が続き、桜の開花状況は結局例年とそう変わらないようだ。

群馬は前橋を基準に観測するのだが、意外にも関東では2番めに早く、23日に開花宣言が出ていた。が、その後の状況は東京と同じであったのは言うまでもない。

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今日、敷島公園に立ち寄ってみたところ、咲き方にムラがあるものの、咲いている木はそこそこ花をつけていた。恐らく見頃は今週末といったところか。

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椋鳥来る

2016/3/27

積雪が消えた中旬ぐらいから、庭先をムクドリがうろつくようになった。

ムクドリは国内では留鳥だが、赤城高原の周辺では漂鳥である。年によっては通年見掛ける..村の中心である中棚から下では冬でも群れている..こともあるが、本種は地上で採餌する傾向が強ので、積雪の多い年は平野部で越冬しているようである。

これは冬鳥のツグミでも同じことが言えて、雪の多い年はやはり赤城高原での越冬個体は少ない。

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つかず離れず一緒に行動していたのでペアと思われるが、ムクドリは雌雄同色なので外観から識別は難しい。

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