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貸し出していたパナの超望遠ズームがようやく手元に戻ってきた。4月に一旦は手に入れたものの、依頼している仕事の都合ですぐに仲間に貸し出してしまったため、数日、それもテスト撮影でしか使ってなかったのだ。

実は2本注文したうちの1本だけが先に届いて、もう1本はつい先日出荷されてきたのである。注文したタイミングがほんの3日遅れただけ..なのですぐに次のも届くだろうと考えたのが甘かった(苦笑)..で、受注生産ということでこの有様である。新緑の良い季節に何ともはた迷惑な話ではあったが、これでシグマ150-600とEFアダプターという変態セットとはおさらばである(笑)。

LEICA銘の付いたVARIO-ELMARの100-400mmズームは、m4/3では実質200-800mmの超望遠レンズで、その筋の方々が心待ちにしていた焦点距離である。そのせいで注文殺到だったのは想像に難くないが、ブランドによる品質チェックは相当に厳しいとみえ、月産は200本程度とかなり少数ロットらしい。

ま、そんなもんでは確かに時間がかかっても仕方ないし、当初欲しい人達に一通り行き渡るまではこの状況が続くのは間違いないだろうが、m4/3としては唯一無二の立ち位置だけに、他に浮気することは難しいのが何とも悩ましい。よく比較されるオリの300mm..画質はこっちのほうが良い..は値段が値段だしね。

20160602

さて、明日の朝は6月としてはかなり冷え込むらしい。

低気圧が近づいている北海道の標高の高いところでは雪になるとのことで、新緑と積雪という何ともミスマッチでフォトジェニックな被写体に出会えそうで羨ましい。

今日はあるものを狙って裏山に上がったのだが、風が強くて撮影は断念。適度な風なら一つのエレメントと言えるが、それも程度の問題。やはり何事も過ぎたるは及ばざるが如しだ。

20160601

恐らくもう2回めの繁殖だと思うが、忙しそうにせっせと巣に餌を運んで目の前を行き交うシジュウカラ。

その動きはランナバウトでトリッキーだが、時々不意に考え事でもするかのように動きを止めることがある。ま、働き過ぎもよくないので、時々は息抜きも大事だよね。

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荒野の1本

2016/5/31

20160531

晴れるかと思っていたが、何だかんだとすっきりしない空模様。これじゃスーパーマーズは拝めないよね。

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マルチドリ

2016/5/28

20160528

サトイモ畑に張られたマルチの上を歩くコチドリ1羽。

右に左にとおぼつかない足取りを千鳥足に例えるが、雨上がりのマルチの上をそんな足取りで歩く奴はいない。件のコチドリも、足元しっかり真っ直ぐ畝1列を駆け抜けて行った。

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赤城高原にもようやくホトトギスがやって来た。朝早くから「トッキョキョカキョク、特許許可局」と数ヶ所で盛大に鳴いている。

家人によれば昨日到着とのことで、これでツツドリ、ジュウイチ、カッコウ、ホトトギスのトケン4種他、夏鳥はほぼ揃ったことになる。例年に比べ一週間近く遅い感じだが、まあそんな年もあるということで。

20160526

近所の牧草地もすかり丈が伸びてしまい、キツネの動向を知るのはかなり困難になってしまった。

これらが刈られる頃には一家揃って巣穴を移動してしまうので、今シーズンはこの辺りでお終いということになる。

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20160525

先日の高所から本日は谷底へ。真っ昼間からコノハズクとアカショウビンが鳴き交わす以外、色々な意味で静かな一日であった。

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奥山の雪形

2016/5/24

その奥山の残雪を谷の中ほどより望む。

見る人が見ればどこの山かなんてことはすぐ判るとは思うが、なかなかこの高さ、この角度から目にする機会はないだろう。

標高差は300mほどだが、尾根道をひたすら半藪漕ぎ直登なのでほとほと疲れた。ま、舞台は絶景、主役は最高って感じなのが救いだけどね(笑)。

20160524

距離にして7〜8kmは離れているが、主役が雪渓を横切るときに影をキャッチできれば何とかなる。

が、正直やはりこの時期にしては雪が少ないという泣き言を言わざるをえない。どうみても例年なら6月後半の眺めだろう。

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雪国の奥山

2016/5/23

所用で雪国の奥山に滞在中。

日中は一切の電信手段が使えない山奥のため、あちこちご迷惑をお掛けするが、先んじて代替の手は打ってあるので、緊急の用事はそちらへどうぞ。

20160523

例年なら残雪はこんなもんじゃないのだが、ここ雪国の奥山もご多分に漏れず春は早かったようだ。

今日入った場所は終日アカショウビンとカッコウが鳴いていた。

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一直線に脇目もふらずに歩く甲虫を発見。虫屋ではないが、その紡錘形のシルエットからマイマイカブリであることはすぐに判った。

主にカタツムリを捕食することからその名があるが、特にはその細長い頭部をカタツムリの殻に突っ込む姿を、「マイマイを被っている」と見立ててのことだそうだ。名前はよく知られた昆虫だが、基本的に夜行性なので普段目にする機会はほとんどない。

実際にカタツムリを食べているところを見たことはないのだが、写真や動画で見る限り、相手の家に土足?で踏み込んで襲い、消化液で溶かして食べるというあたり、結構えげつない。ま、動物食の昆虫は総じてそんなものではあるけどね。

それとこれは知らなかったが、本種は分化した亜種が沢山確認されているものの、種としては日本固有種なんだとか。生態からして海外のコレクターとかには人気がありそうな感じだね。

20160522

昆虫少年だった頃の拙い記憶に基づけば、捕まえると結構強烈な刺激臭?を発するのでうっかり手を出せない。レンズを向けると向きを変えて逃げていくので、最後まで正面から撮らせてくれなかった。

以下は忘備録。カッコウが一昨日から赤城高原をうろつき始めた。昨日はほぼ終日鳴いていたので、これで残すはホトトギスだけとなった。

家の前のうなったばかりの畑にノウサギの足跡が付いていた。冬の積雪期だと日常的な景色だが、この時期に足跡が残るのは珍しい。

ノウサギは場所によっては数が少なくなっているが、ここ赤城高原ではそういった印象はない。だが、姿を見かけるかと言われればそれはまた別の話で、夜に寄り合いでもあってその行き帰りのヘッドライトの光芒に浮かび上がることもあるが、シカやカモシカほどは頻度は少ない。

以前、トラップカメラを仕掛けて近所の動物の生息状況を調べたことがあるが、その際もノウサギが映ったのは数回程度であった。

なのでこういった足跡でその存在を意識するわけである。ただ、作物が育ち始めると畑でも足跡を見つけるのはなかなか困難なことなので、うなった直後などタイミング次第といったところではある。

20160519

写真手前から奥に向かって小走りに走っていった様子が判る。奥はキツネのものだが、お互いに干渉していないので、キツネが先に歩き、時間差を置いてノウサギが通ったと考えられる。

これが逆の場合、キツネはノウサギの足跡に沿って歩くのである。

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