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在庫一掃

2017/3/24

梅の季節を通り過ぎ、都内でソメイヨシノの開花宣言もあって、アッという間に桜前線がやって来そうな勢いなので、タイムリーに出しそこねた在庫..写っている鳥に対する悪気はないw..をここらで一掃。

今日辺りまだ小雪が舞っている赤城高原なれど、庭先の餌台レストランも今月いっぱいで店仕舞いなので、小鳥たちの喧騒も終焉となろう。


シジュウカラ


アトリ


カケス


コゲラ


ツグミ

撮影は何れもX-T2+XF100-400でノーレタッチ・ノートリミングである。

X-T2の4Kは、フジノンレンズの高性能とフィルムシミュレーションとの相乗効果もあって、想像以上に素晴らしい。それまで良いと思っていた..というかそれしか無かったのだがw..GH4の映像がかすんで見えるから困ったもんである。

昨秋、X-T1から更新しようと思ったタイミングで物が供給不足で手に入らず、錦繍の秋を撮り損ねてしまったのは残念だったが、その分この冬はフィルムシミュレーションのクラシッククロームで冬景色を堪能させてもらった。

そう、風景などフィックス映像でこの上を行く4Kカメラはしばらく出ないだろう、FUJIFILMのX-T2はそう思わせる素晴らしい性能だ。

が、生きものなど動いている動体相手には、いかにX-T2と言えど30Pではどうにもならないのも事実。そこで満を持しての真打ち登場である..

待った待ってたGH5、いや4K60Pと言うべきか。こんなに待ち遠しかったスペックっていつ以来だろうか。

4Kなんだから何だって一緒だべ?いやいや30Pと60P、そこには絶対に超えられない性能の壁がある。フルHD時代にはあまり感じられなかった、越すに越せない大井川的な性能差が、敢然と存在するのだ。

4Kのストックフッテージは今後ますます需要が高くなる。躍動する野生の命は当然としても、舞い散る桜吹雪や迸る清流など、GH4では撮影自体をためらってきたシーンを積極的に狙っていきたい。

なんて、その前に撮影に出かける時間を確保せねばねww

よっこらしょ

2017/3/22

ヒグマ、春を待つの図。知床自然センターにて。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:

色を感じる

2017/3/21

日没に色づくオホーツクの海。氷に閉ざされ荒涼とした眺めは決して冬の景色ではない。知床に流氷が到達するのは春の知らせなのだ。もうすぐ海が開ける。

FUJIFILMのカメラのどこに惚れたかと言えば、カメラ単体でこの色を出せる点に尽きる。FUJIFILM独自のフィルムシミュレーションは、どこのメーカーも並び立つことのできないキラーソリューションだ。

Photoshop使いのTMが言うのだから間違いない。

カテゴリ:季節感|タグ:, ,

風を感じる

2017/3/20

バサッという音とともに風を感じる、そんな距離感が程よい緊張を生む。野生の命と向き合うとはいうのは、いつもそんな感覚だ。

X-T2のAF-Cはこんな不意の出会いにも歩留まりよく対応する。そのクラシカルな見かけとは裏腹に、どんなミラーレス機より実にスパルタンな性能を秘めている。

カテゴリ:猛禽|タグ:, ,

大鷲

2017/3/18

オジロワシが捕まえた(または拾った)餌を運んでいると、どこかともなく現れてその上前を跳ねていくのがオオワシだ。我らがイヌワシより一回り大きいオジロワシの、さらにその上をいく世界最大級のワシである。

翼開長2.5mにもなるその巨大さに物を言わせてなんでもブイブイ出来そうなもんだが、意外にその生態はセコイ猛禽である。でもそれをとやかく言ってはいけない。強いものが生き残る、それが自然界の摂理なのである。

ちなみに科学忍者隊ガッチャマンのリーダーに大鷲の健というのがいたが、あの大鷲がこのオオワシなのかは不明だ。

知床の豊饒の海のみなもとが流氷だ。その流氷原をバックに滑空する姿は実に絵になる。オオワシもオジロワシと並んで、冬の北海道を代表する生きものだ。

カテゴリ:猛禽|タグ:, ,

尾白鷲

2017/3/17

根室海峡は豊饒の海だ。荒涼とした景色の中にあっても、そこには沢山の生きものが命をつなぐ姿が見られる。

とりわけこの季節、彼の地を代表するのは越冬のために集まってくる海ワシたちである。ユーラシア大陸の沿岸部を中心に見られるオジロワシも、少数ながら北海道で繁殖する個体もいる。

成鳥は3月には北帰行で大陸へ移動し始める個体が多いため、この時期に見られる成鳥は地元で繁殖する個体かもしれない。

そんな目で彼らを眺めていると、時々空中で餌の受け渡しをするシーンを目にするが、そんなペアはまず間違いなく地元の繁殖個体だろう。

カテゴリ:猛禽|タグ:,

岳樺

2017/3/16

季節が動き始めているのを感じるようになった。数日前からヒバリが鳴き始め、道脇の電柱にチョウゲンボウの姿をよく見かける。

近所のアカマツ林からは時折オオタカの警戒声が聞こえ、雪が降って積もってもすぐに溶ける。何より花粉が飛んでいるw

早春って言葉がぴったりだね。

ダケカンバはシラカバの仲間で、本州では標高の高い山域に分布するが、高緯度の北海道では1000m前後の山でも見られる。

巨木が同じ方向に傾いでいることから、この地がいかに風が強いか判るというものだ。

カテゴリ:季節感, 花・植物|タグ:

黎明期のミラーレスカメラのAFでも、風景写真など静物相手なら問題なかったが、当時多くに採用されていたコントラストAFでは動体撮影など望むべくもなく、そこはやはり一眼レフカメラの位相差式には遠く及ばなかった。

もともとは動画の撮影目的で導入したパナのGHシリーズではあったが、C社EOSを手放せなかったのは、その歴然とした性能差が大きかったからに他ならない。

それがこの数年、ミラーレス機のAF性能も向上し、特に各社が力を入れている像面位相差のAFは、一眼レフの位相差式にも引けを取らない性能を見せてくれる。

低照度での撮影などまだ絶対的な性能差はあるものの、日中のデイライト光源下でコントラストが不足しない場面であれば、ミラーレス各社のハイエンド機であれば何ら不足することはないと言っても良い。

むしろファインダーが暗くなること無く被写体を捕捉できるミラーレス機のほうが、MFなどやりやすい局面もあるので、今この時においてどちらが優位とは言い難いのも事実だ。

タンチョウは大型の鳥なので、比較的ファインダーに捉えやすいのだが、何せ雪面バックでタンチョウ自体も白いとあっては、ミラーレス機のコントラストAFには意外に辛い被写体である。

しかも至近距離を手前に向かって飛翔してくる..これは思っているよりは早い..とあっては、AF性能の限界テストのようで歩留まりも悪かろうと思いきや、AF-Cで連写してみるとこれが結構当たりが多くて驚きである。

フジのX-T2は、C社のEOS-1D並みのAFカスタムセッティングができることがウリだが、被写体のロックオン的な設定を有効にすると、この手の障害物が多い中を移動する被写体にはかなり有効であった。

AF-Cで被写体をロストすること無くピンを追い続ける、ここまでのAF性能があれば、無駄にでかい一眼レフなどもはや使う気も起きないぞ、というのが偽らざる本音である。

ねぐらへ帰る

2017/3/14

日がな一日、里の餌場で愛を確かめあった二人。夕暮れ時には手に手を取ってねぐらへと帰っていく。こうして今日も北の原野の日が暮れる。

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