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早朝、まだ薄暗い近所の防風林でジョウビタキを発見。林縁から出たり入ったりを繰り返していたので、だるまさんが転んだ状態で少しづつ近づく。

が、敵もさるもので、林から出てくる度に少しずつ離れていくので、なかなか距離を詰められず。諦めて歩き出したところで、不意に目の前に飛び出してきたところをパシャッと。

LUMIX GH5 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

日の出前でISO12800とかになってしまって、マイクロフォーサーズにはちと辛い状況だったと反省。でもまあWeb用途ならそんなに気にならないかな。

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そしてEOS R

2018/10/26

キットレンズの24-105が装着されていたEOS Rを握った第一印象は、ああEOSだねという感じ。Z7同様、この辺りの握った感がメーカー内で統一されているのは良い。富士Xなんて見事にバラバラだし。

ただ、材質はマグネシウム合金だが、相変わらず金属感の無いプラスティッキーな安っぽい感もまんまEOSかなw

Z7で感じた小さ過ぎる感はEOS Rには感じられない。ミラーレスだからと必要以上に意図して小さく作ってないらしいが、逆にこの大きさなのにボディ内手ぶれ補正もなく、メモリのダブルスロットでないのはなぜだ?という疑問が湧くよね、フツウ。

EOS Rの右肩の液晶は最近流行りのドットマトリクス表示パネルを使っているので、電源を切っても情報が表示されてる。ただ、残念なことに一番知りたいバッテリー残量は消えてしまうのはイマイチ。バッテリーの残量を知りたいのに電源を入れるってどうよ?この辺りはX-H1のほうが優秀だ。

新しいUIであるマルチファンクションバーはちょっと触った感じではまだ何とも評価しようがないが、コンサバなオッサンカメラマンには無くても問題ない。それよりとうとう背面からサブ電子ダイヤルが無くなったことは、元EOS使い..まだやや現役なので語弊があるかw..としては感慨深い。

レンズに新設されたコントロールリングは適度なクリック感があって良い。早速そのクリック感を無くすサービスが始まったのには笑ったが、発表後に動画屋からクレームでも入ったのだろう。

相変わらず電源スイッチがあらぬ場所(左肩)にあるのはEOSの伝統だが、電池の保ちが良くないミラーレス機では、他のメーカー同様にシャッターボタン周りに移すべきだろう。

個人的にEOS Rで特筆すべき点はセンサーのカバー機構だ。電源を切るとシャッター幕が閉じて、センサーへのゴミの付着を抑えるという。密閉されるわけではないので完全に防ぐことは出来ないまでも、少しでも可能性を排除できるのは良い。

シャッターは切る前から何となく想像できたが、硬質感のあるパカっとした感じの、まさに握った時の印象そのままである。Z7ほどではないがシャッターショックも大きい。この辺り、やはりセンサーサイズなりのメカショックなのだろうか。

短時間ながらZ7とEOS Rを触ってみたが、フルサイズミラーレスというカテゴライズの上にあぐらをかいた商品という印象はどちらも一緒だ。初号機ということもあってか、両社ともにその本領を発揮するに至っていないと感じてしまうのは、業界の雄たる両社の凄さを知るからに他ならない。

特にキヤノンには、またEOSをメインで使う気になるようなシステムを早く揃えてほしいと思う。と言いながら、来年発売が予定されているLUMIX Sのほうに大いに興味があったりするのは内緒だけどw

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

ブナの森の紅葉も終盤に入った。標高が低いところでもそろそろ落葉している木が見られる。

天狗様の観察で奥山の林道をグルグルと徘徊しているが、台風被害の崩落と倒木があって支線は入れないところが多い。林務で植林地の伐採でもしていない限り、時期的に今シーズンはこのまま放置だろう。

雪が積もる前に一度入っておきたい谷筋があったのだが、こればかりは仕方あるまい。以前なら歩いてアプローチもありだったが、なかなかまとまった時間が取れないのでそれも難しい昨今である。

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まずはZから

2018/10/25

先日、ようやくナイコンZとEOS Rの実機に触れる機会があった。知り合いにZ7を買ったヤツがいるにはいるのだが会う機会ないので、iPhoneのバッテリー交換で立ち寄ったビックカメラの店頭でお試しした次第。

夏頃にApple銀座でバッテリー交換は2時間くらいかかるようなことを言われていたので、作業待ちの間にと思っていたのが、結果的にそちらは20分くらいで終了してしまったため、ZとEOS Rをいじっている時間のほうが結果的には長かったw

EOS Rはオッサン..まあ拙者もオッサンなんだけどさw..が触っていたのでまずはZ7から。赤いワンポイントの付くグリップを握ってみての第一印象は、世の中のそれとほぼ一緒で、ボディを覆うラバーの感触からしてナイコンの一眼レフと同じだなぁというもの。

レンズはキットレンズの24-70で、Z7に装着した姿はF4だけあって思ったよりは小さい。それに比べて隣りにあったD850のメガトン級の巨大さには思わず苦笑いだ。

だが、やはりこの大きさまで小さくする必要があったのかは疑問ではある。どのみち35mmフルサイズなので、専用の大三元レンズが出てくればレンズは大きくならざるを得ないのだから、その時にこの大きさで果たしてどうなのだろうかと。

もっともこの感覚はソニーαで既視感のあるものだ。とにかくボディが小さすぎてホールディング性が良くない。α系は冬に防寒用のグローブをして握ることはほぼ不可能。さすがにZ7はそこまで余裕が無いわけではないが、マウント脇のボタン類に簡単に指が掛かってしまうのは気になった。

ZはEVFが見やすいという評価を聞いていたが、X-H1とG9 PROを使っているので特にそんな感じはしない。それより電源が入ってないと右肩の液晶に何も表示しないってどうよ?X-H1はちゃんと設定状態が表示されたまま..でもパナのカメラも消えるけどねw..なので、これは是非見習ってほしい。

そしてシャッターを切った最初の印象は、意外にショックが大きく、ナイコンのイメージからするとこれには少々驚いた。メカシャッターだからじゃねぇの?と思うだろうが、X-H1など電子シャッターかと思うほどメカシャッターでも振動が少ない。

ちょっと触っただけではあるが、正直な感想としてこれに40万払う気はちょっと起きないなぁ、というのが偽らざる感想。これならまだD850のほうに惹かれるよねぇ..

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME

LUMIX GH5 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

それまでモノトーンが支配していた山上の沼地に、稜線から朝日が射し込む。

風がないため、霧は行き場無く水面をゆっくり漂うが、それでも朝日に急かされるように少しづつ霧散していく。

視界が晴れてくると、畔に屯していた水鳥たちが、立ち込める霧に紛れてゆっくりと動き出す。

山上の沼にも遅い朝が訪れた。

ご近所ノスリ

2018/10/24

営巣木近くのアカマツ林で探餌するノスリ。しばらくこちらに気が付かなかったが、アカゲラのけたたましい警戒声に振り向いたところを撮影。

留まっているのは数年前の台風被害で立ち枯れたアカマツだが、この秋の連続した台風被害で倒木が相次ぎ、ノスリの営巣林もすっかり見通しが良くなってしまった。

先月までは今年生まれの若鳥達が周辺をうろついていたが、すでにどこかに旅立って行ったようで、親鳥もつかの間の自分の時間と言ったところだろう。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

我が家の庭にもジョウビタキがやって来た。忙しさにかまけてまだ姿を見ていないのだが、終日ヒッヒッという鳴き声が家の周囲に響いている。

それに呼応するように地付きのモズも頻繁に高鳴いていたので、しばらくは大陸からの侵入者と火花を散らす事だろう。

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世界初は富士

2018/10/23

世界最初のデジタルカメラを開発したのが富士フイルムとは、つい先日まで知らなかった。

写真フィルムメーカーが世界初のデジタルカメラを開発

元記事には1988年のフォトキナで発表とあるが、その当時は当然ながらフィルムカメラの時代。例えばレンズシステムも含めたAFカメラとしてαショックを生み出したミノルタα-7000が世に出たのが1985年で、キヤノンのフラッグシップ機であるEOS-1が発売されるのは翌年の1989年の話である。

デジタルカメラの起源は意外に古く、コダックが開発したものが世界最初(1975年)と言われている。なので富士フイルムで言う世界最初とは、現在では標準となっているメモリーカード(SRAM)に記録する方式では、という話になるようだ。

この後、現在のデジカメの原型となるQV-10がカシオから発売されるのはさらに7年後の1995年のことなので、富士フイルムだけに限った話ではないが、デジタルカメラの開発自体はかなり早くから行われていたことがうかがえる。

何より驚きなのは、富士フイルムのカメラ事業では主力製品だったフイルムの立場を脅かすような製品を、他のどのカメラメーカーよりも早く形にしていたことだろう。

富士フイルムのデジタル一眼カメラ市場への参入は後発と言われているが、Xシリーズの完成度の高さを見る限り、実は満を持しての投入というのが正しい評価と言えよう。

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

ブナの葉はセルロースが多く硬いために腐りにい。そのためブナの森の土壌はスポンジ状の腐食層が形成されるので、雨水など水分の保水率が高く、緑のダムと呼ばれている。

最後の赤い実はナナカマド。

大沼雲海

2018/10/22

今朝の赤城高原の日の出前の気温は3℃と、昨日に続いて今シーズンの最低気温を更新。もちろん日中はその寒さを引きずることはないが、この寒暖の差は秋特有のものだ。

寒暖差が激しい水辺では、露点温度に達した水分が蒸発せずに付近に停滞し、霧が発生する。風がなく空気が滞留しやすい低地や窪地など、地表付近に雲海のごとく霧が溜まる現象がこれに当たる。

そんなことでこの時期、放射冷却が見込める朝は赤城の大沼に小一時間ほど出かけることが多くなる。

FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

予想通りの雲海となった赤城大沼湖畔。

鳥居峠付近は氷点下1℃で、覚満淵にはビッシリと霜が降りて、日が差し込むとフォトジェニックな光景が広がる。サンデー毎日なカメラ親父とカメラおばさん達が、押し合いへし合い木道に押しかけてシャッターを切っていた。

パッと見、親父たちのナイコン率が高いのはいつものことだが、オバさんにはEOSに混じってフジのX-T2が多いのは意外だった。さすがにZとRが見掛けなかったけどねw

そんな中、覚満淵ではジョウビタキの雄を今シーズン初認。XF100-400片手に証拠写真でもと思ったが、渡来したての個体は異常に警戒心強くて近づけさせてくれない..

上越国境は雪化粧とはならなかったが、浅間山が例年より一週間早く初冠雪となった。

嬬恋村が今シーズン初の氷点下で冬日となり、赤城高原もこの秋一番の冷え込みに。まだ体が寒さに慣れていないため、早朝はフリースジャケットなくしては寒くて震えるようだった。

いよいよ冬着たりなばと言ったところか。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ルリタテハ

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / キタテハ

それでも日中は逆に気持ちが良いくらいよく晴れて、ポカポカ陽気に誘われた虫たちが庭先で活発に動き回っていた。

ルリタテハとキタテハはタテハチョウの仲間で、どちらも翅を広げたときと閉じたときではまったく印象の異なる蝶だ。閉じた状態では枯れ葉に似せたいわゆる擬態となり、そのまま物陰にジッとされると、虫屋ではないのでなかなか見つけるのは容易ではない。

ちなみに両種とも成虫の状態で越冬するらしいが、今日うちの庭にいた個体はどうなのだろうか。

iPhoneは安い?

2018/10/20

古いiPhoneがバッテリーの劣化で意図しないシャットダウンに陥らないようにするとか何とか、そんな理由で意図的に動作クロックを下げて動かしていたことが判明。

その公式見解を受けてユーザーが訴訟を起こす事態となり、Apple社が渋々..ユーザーのためにやっていたのにブツブツw..謝罪に追い込まれた騒動は記憶に新しい。

同問題に対するApple社の対応は、保証期間外でも低料金..通常なら8千円以上するものが3千円少々になる..で新品バッテリーと交換するというもので、その期限が年内いっぱいとなっているため、思い出したように急遽手持ちのiPhoneのバッテリーを交換してきた。

実は今年に入って仕事で上京した際に何回か銀座のAppleストアに立ち寄ってみたが、いつも混んでいて対応叶わず。そこで先日久しぶりに地元のビックカメラ高崎..昔はここが本店だったなんで今の人は知らんだろうなw..に立ち寄ったら、5分と待たずに即対応で、作業待ち自体も10分も掛からず完了である。

手持ちのはiPhone6で、すでに4年前の旧世代モデルである。毎年のように新型が登場するが、今どきのスマホなどiPhoneもAndroidも似たような機能で、電話とLINE、それにクラウドサービスにつながればそれ以上にこだわりはないので、古いモデルでも動く限り問題ない。

が、さすがに4年近く経つこともあってか、バッテリーの最大容量も65%という交換オススメします状態であり、ドローンで空撮中にシャットダウンしたことが何回か続いたこともあって、新品に交換してみた次第。

中華ロイド製のスマホもあるので、いざとなればSIMを入れ替えて使えるので、iPhoneが無くても日常はさほど問題はないのだが、アプリ開発用に動く旧機種の実機としてまだ必要というのもあるしね。

ちなみにバッテリーが新しくなったiPhone6は、意外に動作がキビキビして良い感じである。今まで何をするにもモッサリしていたが、すっかりその遅さに慣れてしまっていたようだ。

交換前は、LINEやTwitterのタイムラインをちょっと眺めているだけで、バッテリーが急速に減っていくのが見て取れたが、そんなこともなくなって、モバイルバッテリーの必要性も減って助かる。

それにしても、4年も型落ちしたモデルが、OSのバージョンアップに耐えて未だに現役で使えてしまう辺り、iPhoneはよく出来たデバイスだ。iPhoneは高いというのを耳にするが、そりゃ毎年買い替えている人にとってはの話であって、ここまで使い切れるとむしろ安上がりと考えるべきだろう。

拙者のようなiPhoneユーザーはApple社にとっては決して優良ユーザーではないだろうが、その分iPadやMacなど他のAppleデバイスにも定期的に投資しているので、全体としてはそこそこ貢献していると思うぞ。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

今日は終日北風が吹いて、何となく冬の到来を予感させる一日であった。今朝はアルプスなど本州各地の3000m級の稜線部は軒並み冠雪したようだし。

上越国境は昨日から雲の中でその様子を知る由も無いが、昨晩の冷たい雨が白く化粧を施しているかもしれない。

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木が無い

2018/10/19

奥山の紅葉の主役はブナをおいて他にないと思う。

ブナは漢字では木が無いと書いて「橅」となる。幹がまっすぐ育たない上に腐りやすく、建材や建具に用いるわけにも行かず、同じ高木でも針葉樹のように人の生活の糧にならないからだろう。

直接的に人の役には立たないかもしれないが、多様性を育む山の自然の豊かさ、豊穣さを現す時、そこにブナの森が残されているかどうかは一つの指標と考えて良い。

海辺の干潟や湿地帯なども同様であるが、役にたたないことが否である考え方は何とも貧困であると思う。役にたたないものにも価値を見いだせる、そんな寛容な考え方があっても良いのである。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

幹がまっすぐ育たないとは書いたが、多雪地帯のブナは実はあまり横方向に枝を張らない。大きく枝を張り出しすぎると、雪の重みで折れてしまうからだ。

なので日本海側のブナ林の多くは、太平洋側に比べると比較的樹高の高い森が形成される傾向にある。

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中央アルプスの駒ケ岳で、半世紀ぶりにライチョウの生息が発見されたらしい。巣と卵の殻が見つかっているので、昨年繁殖したのは間違いないようだ。

隣接では御嶽山に生息しているが、糞や羽毛によるDNA解析で、さらに北の乗鞍岳周辺の個体群と判明したとのこと。

あまり遠距離を移動するイメージのない種であるが、これで少なくても50km以上飛翔する能力があることが分かったことになる。

数を減らす一方の種であることは間違いないので、理由はともあれ数が増えるのは喜ばしい話だ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia
FUJIFILM X-H1 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / Velvia

タイミングが上手く合ったのかもしれないが、今年の紅葉はいつになく赤の色付きが良い。カラ松の黄葉が始まったばかりで、赤、黄、橙、緑の競演が美しい。

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