年別アーカイブ : 2023

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冬の間あれだけ家の周囲を賑わしていた小鳥たちも、庭の春の花々が咲き始めた途端に見掛けくなった。

冬鳥たちは春の季節移動で北上の旅路についたと思われ、常連の留鳥たちは近所の森で営巣の準備に入っていることだろう。

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / カワラヒワ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / CLASSIC CHROME / エナガ

FUJIFILM X-H2S / XF150-600mmF5.6-8 R LM OIS WR / PROVIA / シジュウカラ

シジュウカラは営巣中も時々姿を見せるが、カワラヒワは夏に巣立ってから家族で庭のヒマワリ狙いで再びやって来る。

エナガは流石に家の周辺では営巣していないので、秋になって群れるようになってからだ。

ブナの展葉は早いので、日本海側にある標高の低いブナ帯の奥山ではモスグリーンに色付いているところもある。

県内も早い春の動きに合わせて新緑が芽生え始めているが、県境の標高が高い山域ではまだモノトーンがメインだ。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

それでも目を凝らして観ると新芽が膨らんでいるのが分かる。

カテゴリ:季節感

春の雪

2023/4/9

寒気流入で春の雪。図らずも先日満開のソメイヨシノと雪のコラボに。

iPhone 13 mini

新潟側に夜半に降雪予報が出ていたものの越境はないだろうと思っていたが、夜明け前に県北を雪雲が通り過ぎた模様。

いやしかし季節外れに寒い寒い..

早くも展葉し始めた奥山の谷の斜面を、高倍率双眼鏡とフィールドスコープで舐めるように遠望していると、連日のようにクマがブナの新芽や若芽を食べているのが視野に入る。

2km以上離れて陽炎でボヤボヤだが、ブナの新芽を除けばまだまだ景色はモノトーンなので、木の上の黒い大きな生きものは意外に目立つ。

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / 4K120P静止画切り出し

向こうとこちらで明らかに時間の流れが異なるのを感じる。個人的に最も春を感じさせる山の風物だ。

カテゴリ:ほ乳類|タグ:

サクラサク

2023/4/8

我が家のソメイヨシノも雪国に出張中の今週3日に開花していた。ご多分に漏れず平年比で10日は早い。

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写真は一昨日夕方のもので八分咲きといったところ。この週末には満開となるだろう。

カテゴリ:花・植物|タグ:,

雪国の桜

2023/4/7

ここまで桜前線の動きが早いと、今シーズンは良いタイミングで花見となかなかいかないようだ。

5日に山形、先日6日に盛岡が満開となったようだが、先日滞在していた東北某所の平地ではまだ七分咲きと言った感じである。

FUJIFILM X-H2 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

とは言え引き続き気温は高いので、彼の地もこの週末には満開となると思われる。

カテゴリ:花・植物|タグ:

花粉に日傘

2023/4/6

春に三日の晴れなしと言うが、先週末から奇跡的に続いた東北ラウンドの好天も今日で終いかな。

今日は晴れると暑い(だから上着脱ぐ)曇ると寒い(再び上着を纏う)を交互に繰り返す、なかなか忙しい空模様に難儀した。

iPhone 13 mini

それにも増して今日は昨日に続いてヒノキ花粉が酷かった。地元でもここまでやられたことはないってくらい目がしょぼいのなんの。

当然視界もモヤってしまって、遠望観察にも支障ありであった..

カテゴリ:季節感|タグ:

長かった年度末のデスクワークから解放され、今週は遠征週間に突入中。現在は東北の滞在中。

iPhone 13 mini

初日はいつもの長靴にスパイク着用で登ったが、午後には雪が腐っていて下山時に数回転倒したので、2日目以降はスノーシュー装備で行動。

尚、東北は今まさにヒノキ花粉の飛散真っ最中なり..

カテゴリ:季節感|タグ:

春が早いこと早いこと。平野部ではツクシが顔を出し始めていてビックリ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

FUJIFILM X-H2 / XF30mmF2.8 R LM WR Macro / PROVIA
OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

オオイヌノフグリは地面に陽射しが届くようになり暖かくなってから花を付けたが、ホトケノザは雪解けの時点ではすでに花を付けていた。

何れも周囲の雑草が伸び始める前に、小さい花々に太陽を浴びるかのように花を咲かせている。 

中之条町にある岩櫃山に真田氏ゆかりの城があったのは、何年か前の大河ドラマ真田丸で覚えている人もいるだろう。

城と言えば天守閣を持った立派な建造物を想像するかもしれないが、岩櫃城は戦国時代のいわゆる山城なので、城と言うよりは砦と言ったほうが良い佇まいだったと言われている。

登ってみると分かるが、岩峰の山頂付近は狭くとても人の生活できる空間はなく、せいぜい見晴台や狼煙台があった程度で、城の守備隊が住んでいたのは東側中腹の尾根近くである。その場所も空堀の跡がある程度で、兵どもが夢の跡って感じだ。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

岩峰の周辺は早くも芽吹きが始まっていて、麓の里山付近ではソメイヨシノが見頃となっていた。

余談だが、地元の話では岩櫃には巨大な鷹..多分ワシだろう..が住んでいたという逸話が残っていて、景色だけ見ればさもありなんと言った風情。

前述の通り、要衝であった土地柄故に戦国以前は永く山城が築かれていたので、戦国も終わり城が役目を終えて人がいなくなってから住み着いたのかも、なんて何となく想像している。

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