ガトーショコラ
トーミの頭からJバンドまでは外輪山歩きなので、常に浅間の本体を横目に見て歩くことになる。
樹林帯で視界が遮られることもあるが、概ね同じような眺めが続くので、必然的に前景に何か入り込むようなフレーミングをすることになる。
冬が進むと積雪も増えて山体が真っ白になるが、まだ今ぐらいの時期だと雨水で削られた筋状の地形が浮かび上がって面白い。
この縞模様は東側より北〜西側のほうがより顕著で、さながら砂糖をまぶしたチョコレートケーキのようだ。
トーミの頭からJバンドまでは外輪山歩きなので、常に浅間の本体を横目に見て歩くことになる。
樹林帯で視界が遮られることもあるが、概ね同じような眺めが続くので、必然的に前景に何か入り込むようなフレーミングをすることになる。
冬が進むと積雪も増えて山体が真っ白になるが、まだ今ぐらいの時期だと雨水で削られた筋状の地形が浮かび上がって面白い。
この縞模様は東側より北〜西側のほうがより顕著で、さながら砂糖をまぶしたチョコレートケーキのようだ。
一昨日、北海道の羅臼でヒグマが有害駆除されたというローカルニュースが流れていた。
道内のヒグマの出没状況は近年は増加傾向にあるので、それ自体はそう珍しいことでは無いのだが、駆除された個体が体長2.1m、体重はなんと400kgというからこれにはかなり驚いた。
2002年だったかお隣の斜里町で捕獲された個体がやはり400kg級で、それまで知床にはそのクラスはいないと言われ続けていたので当時もかなり話題になっていた。
20年ぶりと言えばそうなのだが、生息数が過密と言われる知床にもまだこのクラスが残っているという話であろうか。
クマの仲間は地域によってかなり個体差があり、ヒグマで言えば日本のエゾヒグマは大陸産に比べれば小型と言って良く、せいぜい150〜240kgぐらい..本州のツキノワグマは大きくても100kg前後..とされているので、400kg級がどれだけのものかは推して知るべしだ。
先の斜里の例では対峙したハンターが軽自動車並みと言っていたのは何となく記憶にある。
クマに限った話ではないが、生きものの大きさに地域差があるというのは食事事情に他ならない。
アラスカ辺りのヒグマの例で言えば、例えば内陸部の個体ならほぼほぼ植物食中心で、時々はオオカミの上前をくすねたカリブーの死体などにありつくことはあれど、せいぜいジリスを襲う程度の肉食事情だ。
その点、南東アラスカなど沿岸部や川沿いに生息する個体群ならば、時期を分けて遡上する豊穣のサケや海岸に打ち上がる鯨類や鰭脚類の死体にありつけるので、食事メニューの中をかなり多くの肉食が占めることになる。
実際、南東アラスカのヒグマは軽く500kgを超える個体がいて、特にコディアック島の個体群などは600kgをゆうに超える個体もいるらしく、ここまでくると世界最大と言われるホッキョクグマをも凌ぐサイズである。
先日の降雪の後、上信国境の主峰である浅間山の外輪山を歩いてきた。
本来は前掛山が目的であったが、うっかりヘルメットを忘れてしまったので、トーミの頭経由で黒斑山〜Jバンドの2400mの外輪山の尾根歩きとなった次第。
今は噴火警戒レベル1で差し迫った危険があるわけではないが、日本屈指の現役活火山であることは間違いないので、無理は禁物である。
標高2568mは群馬県内では二番目の高峰で、最高峰の日光白根山とは10mしか違わない。双方とも火山活動によって山体が形成されているので、噴火の状況でいくらでも立場が入れ替わることになろう。
外輪山自体は3万年くらい前の噴火で中央が吹き飛んでできたものらしく、当時は3000m級の富士山型の山容だったと言われている。
浅間山は赤城高原の我が家からも子持山越しに見えていて、黒斑山辺りだとギリギリ見えるか見えないかぐらいの正反対となる感じ。
また、関東平野の西の端に鎮座する姿を子供の頃から眺めて育ってきたので、高崎に住んでいた頃から馴染み深い山であるが、群馬側からはこの角度は真裏になるため、新鮮な感じがする。
とうとう師走の声を聞く時期が来た。こんなに一年が早く感じるのも何も歳のせいだけではあるまい。
まだこのまましばらくは新たな何ちゃら株の出現の報に聞き耳を立てる生活が続くようで、年が改まったからと言って心機一転見たな感覚を持ちようもなく、単純に年が1インクリメントされるってだけ。
ま、この歳で波に飲み込まれるのは勘弁なので、粛々と日常を送ることに変わりないかな。
冬の稲妻ってアリスの最初のヒット曲だったはず。記憶が多少錯綜しているかもだが、ピンクレディ全盛期と時代が被っていたような覚えが。
サザンやツイストが世に出てくるちょっと前くらいだよね。