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秋の気配

2016/10/10

連休中、久しぶりに他県の天狗様詣と称して北陸へ遠征。前線が抜けた後の停滞する雲を避けるように、天気予報とにらめっこしつついくつかの場所を移動観察。

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昨日はさほどでもなかったが、今日は冷え込んですっかり秋の気配。まだ景色は緑が中心だが、山の稜線部から少しずつ色付いてきているのが、フィールドスコープで覗くとよく判る。

このまま気温が下がれば一気に秋色へと変わることだろう。

カテゴリ:季節感

タブレットは仕事に使えるか、という何を今さらの話。そしてこの場合のタブレットとはiPadのこと。

iPad ProはPCなみに高く、決して安い買い物ではない。というのも、それまでうちにあるiPadやAndroidタブレットは、すべてアプリ開発用にあちこちから実機評価用途に支給されたもの..諸事情で事実上うちのものだけど..で、自費を投じていない。つまり今回のiPad Proが初めて自分で買ったデバイスなのである。

そこで、テスト用途だけでは勿体ないとばかり、仕事の前線に使えるか、半年ばかりそんな視点で小脇に抱えて使ってきた。結論としては、慣れたことも大きいが、タブレット黎明期に比べかなりアプリが揃ってきており、限定的ではあるがこれが結構使えていたりするのだ。

Dropbox、Evernoteなどクラウドツールはもちろん、Slack、Skypeなどのコミュニケーションツールも揃っているし、ExcelやPowerPointなどは無料で使える..でもこれは早晩サブスクリプションに変えるけどね..のがありがたい。

特にExcelはフルセット版と同等に編集保存ができるので、以前使っていたAndroidタブレットの表示しかできない、編集するとフォーマットが崩れるということもないのが良い。PCと同じことができないと、結局使えない烙印を押さざるをえないからね。

ただ、Premiere ProやFinal Cut Proの映像編集アプリに、Xcode、Android Studio、Visual Studio..これはMacのParallels上のWin10で動作している..などIDEが動かないので、そこはやはり100%PCの代わりにはなり得ない。が、HTMLコードをサクッと修正して即刻FTPでファイルをアップロードするなどはiPadでも普通にできるので、映像制作とアプリ開発の業務を除けばおおよその仕事はこなせる。

どのみち映像関係は家の動画用ストレージサーバーに繋がないと仕事にはならんし、開発系は集中力勝負な仕事なので、お街のスタバでノマドワークなんてあり得ないしね。そう、自分以外の人のいる場所では仕事にならんのよ、拙者は。

ということで、夏前までは使わないと判っていてもMacBook Airと一緒に持ち歩いていたが、今は打合せやプレゼンだけならiPad Proだけで全然オッケーとなった。

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台風が消滅して日が経つというのに、またまたグズグズ天気に逆戻りである。それでも今日は日中は晴れ間もあったのだが、朝夕は雨というスッキリしない空模様であった。

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ツツジサク

2016/10/7

稚内など北の大地からは、ちらほら平野部でも雪の便りが届いている。北東北でも岩手山が初冠雪ということで、確実に季節は秋進行中である。

が、方や本州以南では台風一過で気温が上がり、我が上州では10月だと言うのに30℃の夏日が連続した。そして一転して今朝は10℃を下回り、季節の変わり目特有のジェットコースターのような寒暖差に振り回され、衣替えのタイミングを見失っている状態だ。

20161007

ということで、昨日から近所のツツジが狂い咲きしている。

狂うと言えば、うちにある古株のMacBook Pro(Late 2010)の調子が不安定だ。Apacheでテスト用のWebサーバーに見立てているのだが、突然電源が落ちてリセットする現象が出始めた。

ここ数日は一見安定して稼働しているが、それでも1日1回は突然ジャーンと再起動が掛かるので、考え事している時はちょっとビックリする。

一応まだmacOS Sierraのアップグレード対象なので、お試しに先行して入れてみようと思っていたが、無駄に終わりそうな気配濃厚なので、余生はこのままビックリドッキリ再起動マシーンとして終えてもらうことにしよう。

さて、今年は新型も噂されていることだし、久しぶりにMacBook Proを入れ替えるかな。

仕事柄、スマホ同様にタブレットもiPad、Android新旧合わせて何台か持っているが、普段使っているのはiPadで、それ以外はいわゆるアプリの実機テスト用である。

そのiPadも第3世代とさすがに古く、最近リリースのiOS10からも見放されているので、この春先に倅に払い下げてiPad Proへ切り替えた。

デカイことは良いことだ?とばかり、当初は12.9インチモデルを手に入れるつもりだったのだが、何度か仕事仲間のイラストレーターS氏が持っている実物を触っているうちにあえなく購入意欲を喪失。そう、当初の購入意欲と同じで喪失した理由もそのデカさにというオチである。

あそこまでデカイとまず持ち運び大変そうである。タブレットに求めるものとしてやはりその携行性の高さがあるので、前述のS氏のようにスクリーンサイズ自体がキャンバスな人でないこちらは至って普通の人であること、それに長時間片手で持っていられないこと、等などである。

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タブレットPCは一般的には消費デバイスの位置付けである。PCのような生産性を求めるというよりは、インターネットから情報を引き出すことを主としたデジタルガジェットと言える。PCがあればインターネットは閲覧できるので、タブレットPCは必要ないというのはよく聞く話だが、状況を選ばずしてインターネットへアクセスできるという点ではPCとは比較にならないだろう。

実際、ソファーに寝そべって片手で保持するというシチュエーションなどノートPCでは望むべくもないし、寝転んで仰向けでの体制もまた然り。野外で立って持つとなれば尚更で、いやそれならスマホがあるしとなるが、スクリーンの大きさから得られる情報の多さはスマホとは比較にならない。

もっとも、そういったシチュエーションでもiPad Airより前のモデルではさすがに重くて長時間保持するのは厳しかったが、12.9インチを除くAir以降のモデルなら何とか可能なスペックだろう。

PCの前に座っている限り、仕事場はマルチモニター環境なのでiPadを操作する機会は少ないが、最近あちこちのチャットサービスに参加させられているので、そっちのグループからの情報伝達時など、PCから離れることで一旦気持ちの切り替えが付けられる。

また、鉄板ではあるが、居間のソファーで酒を飲みながらゴロゴロしつつ、VimeoやYouTubeの動画を漁ったり、WOWOWでオンデマンド視聴するときはiPadは便利この上ない。

春前まではその役目はXPERIAのZ(Android)で、あれはさすがに軽くて重宝したが、如何せんモデルが古くOSも4.2.2からバージョンアップもできないのはキャリア製Android端末の例外にあらずで、メーカーから見捨てられた存在なのだ。

その点、iPadは高いだけあって、何世代か先までOSのバージョンアップ対象が担保されているので、しばらくは現役で使っていられそうである。

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台風前夜

2016/10/4

勢力が強く猛烈という言葉がすっかり安売りされてしまった今年の台風。その18号目が再び本州を縦断していきそうな進路を見せている。

今年のこれまでの台風では風による被害はないのだが、日本海側を東進されると風の影響をモロに受けそうなので、テッポウムシ..カミキリムシの幼虫ね..にやられて倒れそうな庭木が心配である。

取り敢えず農機具の類はすべて軒下に収納し、デッキのテーブルと椅子も紐で括り付けておいた。

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朝から生暖かい風が吹いている。断続的に時折強く吹き付けるので、向かいのそば畑に風の波頭が立っていた。

写真を撮ろうと近づくと、畑の中から勢い良くキジの一家が飛び立っていった。

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渡りの意味

2016/10/1

生きものの渡りという行為は季節移動を現すが、一般的な鳥類では繁殖活動のために移動するケースがほとんどである。

繁殖行為には親も子も相当なエネルギーを必要とするため、高タンパク質な餌を大量に確保できる時期に合わせて移動するのが常である。逆に言えば、自分たちが必要とする餌が、移動先のその時期にそこに大量にあるということでもある。

冬になって寒くなったからという、気候的な理由で移動しているのでは無い。極端な話、冬でも餌が確保できるなら、わざわざ危険を犯してまで長距離を移動するリスクなど負うはずはないのだ。

過酷な3000m級の高山に、通年を通して留まるライチョウの生活史を見れば判る通り、自分の生活圏において、季節に合わせて餌を確保するすべを持つ生きものは季節移動などしなくても済むのである。

20161001

渡りをする蝶として知られているアサギマダラ。我が家周辺だと例年は9月中旬頃に姿を見せるが、今年はやや遅れて到着した。

水鳥のように季節移動する鳥類は、長時間長距離を移動することに長けた種類が多い。しかし、どうにも風まかせでしか飛べないであろう蝶が、一体どうやって方向を定めて飛行するのか不思議なものである。

また、前述の鳥類の例では一年間の移動は必ず春秋で往復するのだが、アサギマダラは移動中に繁殖稼働を行いつつ、冷涼な季節になればその時点で越冬に入り、温暖な季節に羽化を果たして再び戻ってくるという行動を繰り返すのである。

全国的に愛好家も多く各地でマーキングされているので、その不思議な生活史は徐々に解き明かされてきているが、季節移動フェチの視点では尚まだ摩訶不思議な生きものに映る。

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