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古い話で恐縮だが、バブルの頃の日産車はそれこそ個性豊かなラインナップだった。エスカルゴやラシーンのようなデザイン性重視の車から、重厚感に富んだシーマやスカイラインGTRのような本格的にスパルタンな車まで揃えていて、まさに全方位的なクルマづくりをしていた。

対してホンダは欧州車のように車種間でデザイン差を少なくし始めていて、ベンツやBMWのようにどの車を見てもホンダ車と分かる個性を主張する反面、意外性なく個人的には面白みの掛けるラインナップだったと記憶している。

先の日産の話は日本が見かけ上でも豊かだった最後の時期とも符合するが、長らく続く景気低迷の中、ゴーンの登場によって軒並み整理されてしまったのは、その後の日本の低迷と符合する。

前置きが長くなったが、カメラのデザインもどこか似たような印象があって、アイデンティティの面でラインナップの統一感を醸し出すことにメーカーがこだわる様子が、各社で異なっているなと思うのである。

ソニーは機種間の性能差..と言うか使用目的だな..が顕著なれど、APS-Cを除いてほとんど横並びの同じ意匠である事がわかる。しかもそのテイストは登場時以来ほとんど変化がない。

この点ではキヤノンもニコンも同じようなもので、特に同世代モデルなら明示的なネームプレートを見ないと見分けが付かないケースが多いかな。でもキヤノンは1のタコ入道フォルムwとそれ以外で差別化をする可能性はあるか。

オリンパスは一眼レフスタイルとペン系でまったく別系統なれど、それぞれのラインナップ内でも並べるとデザイン差がそれなりにあるが、それぞれフィルム機をリスペクトしているので、前者ならOM-1を模したペンタ部のとんがり具合の印象で同じように見える。

パナはマイクロフォーサーズではデザインバリエーションを揃えていた時期もあるが、今のところSシリーズはソニーと同じ方向性なのだろう。でもS5はデザインを若干変えてきているので、その意味ではキヤノンに近いかも。

で、そういった同一ブランド内で没個性に陥っているメーカーとは一線を画するのが富士フィルムで、見事なまでに意匠の異なるモデルをラインナップしている。性能は同じなのに見た目が全然違うというのは、ある意味ソニーとほぼ真逆の戦略と言って良いだろう。

一見すると先の日産的な展開をするフジが消費者の嗜好を全方位的に網羅していると考えられるが、デザインは個人で好みが明確に分かれるので、X-Proしか興味がないという人にはX-TやX-Hあたりは響かない可能性が高い。

ただ逆に言えば、フジの場合は複数マウント持ちという話は多いかも。メインはソニー・キヤノン・ニコンだが、趣味でX-Proを使うみたいな感じで。そういう意味では富士フィルムの戦略は正しいとも言えるか。

ではソニーはどうか。いい加減同じデザインで飽きたという声も聞こえてくるものの、毎年のように新型に買い換えても家族にバレないwという隠れた?有用性も耳にするので、メーカーがその声を汲んで意図してそうしているのかはわからないが、変えないことが功を奏している面も否定できない。少なくとも遠目に見てもあのデザインならソニーαという認知性が高いのは、前述のホンダ社と同様だしね。

ちなみに個人的にソニーαとニコンzのデザインは好みではない。キヤノンRは論外w オリンパスのEM-1系もイマイチかな。フジもX-ProやX-Eは興味なし。どちらかと言えばフジのX-HとパナSのようなオーソドックスなテイストが好みと言えるな。まあこの点はオッサンなんで時代背景的にそんなもんだろうとw

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

昨晩は満月も出ていたが、日の出までの短時間に少し雪が降ったようで今朝は一面真っ白であった。雲間から見える周辺は晴れているので、ちょうど赤城高原に雪雲が掛かったところだったようである。

今日は昨日ほどは寒くないという話だが、終日風が強いので体感気温はかなり低い。

凍結直後に風が強く吹くなどの条件が必要だが、この季節の山間部の湖では気泡がそのまま凍りつく通称「アイスバブル」が見られる。

裏山の大沼が関東近郊では有名だが、全面氷結と同時にワカサギ釣りが始まるので、アイスバブルを狙いたかったら早めに行動したほうが良いだろう。

自然の事象は何事もタイミングが重要なのである。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

県南の山中を渓流に沿って歩いていて見つけたアイスバブル。ソ○ーαを持ち歩く映え目当てのお兄さんお姉さんが撮るような如何にもなエモさはまったくないwが、これもれっきとした自然の事象だぞ。

渓流と言っても今は基本的に渇水期なので水量が極端に少なく、浅い淀みは軒並み軒並み凍結していた。

例年だとここまでガチガチに凍ることはないので、それだけ今冬が寒いことの証である。

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春に向かう雪

2021/1/24

南岸低気圧の通過に伴って赤城高原も昨晩から降雪となった。

天気予報では大雪っぽいニュースであったが、水分の多い湿った雪が10cm程度積もっただけなので、まあ降ったうちにも入らない感じだ。

都内で数cm積もっただけで大騒ぎとなるので、事前に脅しておくのはそれはそれでありだろうし、無駄に新コロナの感染者数の拡大を抑える意味でも、週末にこの状況となったのはそれなりに福音かもしれないしね。

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / ETERNA BLEACH BYPASS

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

こうして湿った雪が降る回数が増えてくると、季節は意外に早く春に向かっているかも。

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県北は朝から強風が吹き荒れ、積雪にこそならなかったが小雪舞う天候だった。気温は氷点下6℃前後とそれほどではなかったが、とにかく風が強いので体感的には氷点下10℃以下といった感じ。

なのでその寒い状況から逃れるべく県南の天狗フィールドに向かう。

iPhone 11 Pro

しばらく山麓で観察していたが、スコープで眺めてみて積雪が無いことを良いことに向かいのピークまで上がったら、山頂の景色は霧氷で凍りついていたw

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

県南方面は相変わらず積雪なし。

午前中まで立っていたのは写真右上の伐開地上部。対象個体が背後の山塊の裏側を行ったり来たりしていて様子がわからなかったので、そこが見える場所へ移動した次第。

と言いつつじっとしていると猛烈に寒いので、歩いていたほうが気持ち的にも温かいと判断したんだけど、大汗かいてそれが冷えてかえって寒いというオチにw

ちなみに登りは2時間強掛かったが、下ってくるのは1時間も掛からず。

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昨日の雪は久しぶりに庭先を白くしたが、朝は氷点下だった気温も日中はそれなりに高くなったので、午後には解けてしまった。

南岸低気圧が降らせた湿った重い雪は、さながら早春の様相である。立春にはまだちょっと早いけどね。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

正月明けた頃からヒマワリレストランに常連のカケスがやって来るようになった。

が、例年だと多くて2羽なのだが、今年は口コミで広まったのか、多いときには5羽が入れ代わり立ち代わり入り浸る状況だ。そもそも個体識別できていないので最大だともっといるかも。

来る者は拒まずではあるが、一度餌台に乗ると1羽で10粒近く食べていくので、まあヒマワリの減りの早いことと言ったらw

他のカラ類たちが餌にありつけないほどではないが、それ以前にこのままだとレストランオーナーがヒマワリ貧乏まっしぐらになりそうで、早く春が来ないかとちょっとだけ期待しているw

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雪下ろし

2021/1/16

日中の寒冷前線が通過するタイミングで、短時間ながらこの冬初めて雨が降った。日が射してなかったせいもあって寒いのは寒いのだが、意外にそこまで気温は低くなかったのだろう。

そしてその雨のせいというわけではないが、ここに来て家の周辺の雪は軒並み解けてしまっており、裏手や日陰に少し残る程度である。

来週は一年で最も寒いとされる大寒となるが、この後はもう騒ぐほどの積雪にはならないのではないかと、根拠は薄いが何となくそんな気がしている。

OM-D E-M1 MarkIII / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

他人事で申し訳なく思うが、この冬の日本海側の大雪は本当に大変そうだ。もはや災害レベルと言って良いのではないだろうか。雪国と言われるぐらいだからもともと多雪地帯なわけだが、それでも限度ってものがあるだろう。

最近ニュースでよく見かける雪下ろしだが、こうして傍から見ていても相当な苦労が忍ばれるな..


と書いた途端、15時過ぎに雨が雪に変わったw..

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一昨日辺りから大陸方面の黄砂が飛んできており、特に今日は朝から酷いもので、望遠レンズで覗くとまるで霧の中といった有様だ。

とてもじゃないがこんな日は野外活動が御免被りたいので、ひたすらデスクワークに勤しむのに限るな。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

そんなことで、写真はちょっと前に雪国で撮ってきた森の景色など。

夏季ならば味気のない人工林も、雪を被るとまあそれっぽい雰囲気のあるものになるから不思議。特に新雪が積もったばかりの斜面など、まるで生クリームを流し込んだような滑らかさである。

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FaceBookにTwitter、それにTikTokが花札野郎の公式アカウントを片っ端っからBANし始めている。

今まで散々こういったSNSサービス上で嘘八百を垂れ流してきたツケが回ってきたのでそれはそれでいい気味だが、主要なオールドメディアを敵に回している手前、大統領でなくなると同時に大手を振って使える武器を失うことになるので、奴さんの今後の出方が気になるところだ。

さらに問題なのはバカ殿を信奉する支持者の集まりで、先だっては徒党を組んで議事堂に押しかけ軒並み逮捕者を出しているが、何しろ憲法で銃器を持つことを認められているので、組織的な動きは封じられたとしても、今後は散発的に重火器による暴動が起きかねない状況だろう。

そんな保守主義の権化のような連中が主に利用しているSNSサービスが、利用制限が一切行われないと評判のParlerである。Parlerは日本では馴染みがないが、日本で言うことろの昔あった2chに非常に近い運営で、言わばネット上の無法地帯となっていた。

が、そんなParlaerもホスティングにAWS(Amazon Web Services)を使っていた関係で、現在は停止状態に追い込まれている。これはどうやらAWSの大口顧客であるApple..Googleと足並み揃えてアプリストアからParlaerをいち早く削除した..やAmazon自身の従業員からParlerへのサービス提供を停止するように圧力がかかったようである。

FaceBookやTwitterなどメジャーなSNSサービスから弾き出されるのは確かに直接的な影響力があるが、一番はやはりネットサービスの根幹を抑えているAWSやGCP(Google Cloud Platform)、それにAzure(Microsoft)などの主要クラウドサービスに弾かれるほうがジャブのように効くということだ。

ネット社会の現代において、情報戦ではSNSを有効に利用して戦うのが有効とされてきたが、今回の米の大統領選の顛末を見る限り、リベラルなIT業界を敵に回すことの危うさを、恩恵を受けてきた以上に今更ながら思い知ることになったろう。

こういった動きに「言論弾圧だ!」みたいな意見も右寄りな連中から漏れ伝わってくるが、忘れてはならないのは今回の渦中のIT事業者はすべて民間企業だということだ。法の遵守のもとで運営されている民間サービスの利用規約を逸脱すれば、そりゃ違反者が弾かれるのは当たり前である。

兎にも角にも、SNSは用法と利用規約を守って正しく利用しましょう、であるぞよw

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / Velvia / 上州武尊山

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / Velvia / 三峰山

今朝は日の出前で氷点下6℃で、前日比で暖かく感じる朝だった。

年明けから続いていた厳しい冷え込みも小休止となったようで、今日あたり関東を通過する南岸低気圧も雪の予報が雨へと変わってきている。

都内は非常事態宣言でテレワークが再開されているだろうから、仮に雪でもそれほど影響は無さそうにも思うが、それでも数cm積もっただけで大騒ぎとなる恒例の光景は目に浮かぶなw

鼻毛も凍る

2021/1/10

今朝はさらに冷え込んで氷点下13℃まで下がり、連日今シーズン最低を更新中。森の中では久しぶりに霧氷が見られた。

FUJIFILM X-T4 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / ETERNA BLEACH BYPASS

FUJIFILM X-T4 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / ETERNA BLEACH BYPASS

このくらい冷え込むと日の出前では鼻毛も凍る感じw

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昨日今日と日本海側を襲っている大寒波の影響を受けて、終日厳しく冷え込んでおり、今朝は氷点下12℃とこの冬一番の寒さに。

日中もほとんど気温が上がらないので、終日半纏を着込んでキーボードを叩いていた。こんな日は膝にネコを抱いていたいのが、ここまで寒いと湯たんぽで温かくなっている猫ちぐらがまったく出てこないw

FUJIFILM X-T4 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Classic Nega.

夜間に若干の降雪があったため、ノウサギの行動が視覚的に目で追えるのはありがたい。

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