カテゴリ : ほ乳類

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新コロナの影響による経済対策の一つに雇用調整助成金があるが、これは企業など雇用する側が休業手当を支払った場合にそれを国が助成する制度だ。

だが、そもそも企業側が能動的にこの制度を利用しなければ、仕事がなくなって困っている労働者にはビタ一文入ってくるわけではない点で、まったく雇用される側の立場に立っていないのがおかしい。

聞けば手続きが恐ろしく難解かつ煩雑で、申請の入り口時点ですでに挫折させることでなるべく給付しない..したくないが正解だろうな..ような仕組みのようで、専門的知識のない中小企業にとっては利用自体はばかるものらしい。

そんな事情もあり、しかも手当の満額が助成されるわけではなく企業側の持ち出しも馬鹿にならないことから、相談に対する4月末時点での給付実績がわずか0.1%という話に耳を疑う。

これが世界一手厚いという自慢の政策の一つというのだからふざけるなって話で、サルも笑うようなそんな使い勝手の悪い有名無実な制度に、一体何の意味があるのだろうか。国は本当に給付する気があるのか疑問符がつくな。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

林道の入口付近で20頭ほどのサルの群れに遭遇。大人のサルはさっさと藪に逃げ込んでしまったが、子ザルたちはこちらを気にすることもなく、しばらく目の前の斜面で遊んでいた。

例年この辺りはGWともなれば他県ナンバーの山菜採りであふれかえるが、今年は確かにほとんど見かけなかったな。その分、県道は東京ナンバーの単車軍団が列をなして疾走していたけど。

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消費税やめれ

2020/4/25

国民一律10万円給付というが、肝心の補正予算がまだ成立していないため、実際に給付が実行されるのがいつになるかは不透明だ。

今回は手続きを非接触型で行うという話で、申請のために所管の自治体に足を運ぶことはないようにしたいとしているが、書類の書き方がわからないなど直接窓口に持っていく人がいるのは、相当数を想定していたほうが良いだろう。

ところで、ひとくちに10万円とはいうが、実は額面通りに満額使えるわけではないということは知っておいたほうが良い。何を言っているかといえば、それは消費税の話である。

昨年の秋に10%に増税されているので、10万円を受け取っても実際に使えるのは約¥90,909なのである。10%分は結局国に再徴収されるので、一律10万円はウソではないが正しくもないというレトリックなのだ。

なので、給付金のような直接的な対策もさることながら、消費税率を一時的に0または5%まで下げるというのが個人的な意見で、レジでも会計システムでも税率の変数を変えるだけ..軽減税率が導入されたので品目単位、例えば食料品など生活必需品だけ下げるなども可だ..なので、大したコストも掛けずに明日にでも対応できるのである。

メルケル首相が復活したドイツでは、この7月から飲食業界に限って向こう1年間の消費税率..ドイツでは付加価値税だ..を12%も下げるという政策を打ち出している。

財政健全国家のドイツならではとも言えるが、ユーロ建てのドイツと違って日本は自国通貨建ての国債を発行でき、その返済のために円を刷ることも可能なのだから、有事という状況を鑑みて当座は緊縮など気にせず、業界を特定することなく思い切って向こう1年、いや2年ぐらい消費税を0にするぐらいのドラスティックな対策をするのもアリだと思うぞ。

円を今使わずにしていつ使うのか、ケチにもほどがあるぞ、ニッポン。使う頭がないのだからせめて金くらいは使えよな、無能政府よ。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

キツネは目も耳もそして鼻も良い生きものだ。どんな場面でも大抵はこちらの存在を先に察知していることが多い。

それがこの時ばかりは餌探しに没頭していたのか、こちらが太陽を背に風下の路上で姿勢を低くしていたため、農道に出てくるまで気が付かなかったようだ。

道脇で立ち止まり、ようやく異物?に気が付き緊張したみたい。

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遅霜の朝

2020/4/16

スマホOS大手..と言っても事実上2社しかないけど..のAppleとGoogleが、Bluetooth技術を使った新コロナ感染者との濃厚接触を検知する仕組みに共同で取り組むとのことだ。

最初は関連するAPIを公開してアプリレベルで対応し、次のステップではOSに組み込む..つまりプラットフォームレベルで標準となる..というから、現在の新コロナ騒動が一過性で収束しない、長い戦いになることをすでに想定して動いていることを示唆している。

GW明けに感染騒動が何となく終わるのではないか、来年には東京五輪も盛大に開催できるだろう、などと呑気に考えている、頭の中がお花畑のどこかの国の政府とは大違いである。

一応、そのお花畑の政府も似たようなアプリ開発を匂わせているが、例のごとくやってる感出すためのせいぜいポーズレベルに終わると想像する。

そもそもアプリは利用者の意思でインストールしなければ広く普及することなありえないので、そんな誰も率先して使わなそうなサービス開発..マイナンバーとかまさにそれな..に無駄な予算を割くぐらいなら、前述のAppleとGoogleの提携に乗っかったほうが得策なのは、火を見るより明らかだぞ。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

遅霜が降りた寒い朝、せっせと餌を探して回るキツネのお父つぁんと視線を交わす。

平時ならさっさと逃げていくところだが、繁殖中で餌探しに躍起になっているので、意外に距離感が縮まっている感じ。

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いよいよ国民にケンカを売り出したかアレは。と、ついぞそんなことを思わざるを得ない動画を観てしまったぞ。

仕事を休業させられ日々の暮らしに汲々としている国民を横目に、昔のフランス王朝の貴族のような「パンがなければお菓子を食べれば良いじゃないか」的なふざけた演出に、はらわたが煮えくり返る人も多いだろう。

ダシに使われた星野源には気の毒としか言いようがないが、あの絵コンテを考えたアレの腰巾着は国民の間に流れる空気を全然読めてない、相当な大マヌケ野郎だな。

何しろ自分が仕えるバカ殿を裸の王様に仕立て上げたのだからw

マスク二枚で全世界から絶賛もの笑いの種化しているところにきて、バカの上塗り動画を流されては、それこそ夫婦そろって国賊級の日本の恥としか言いようがないぞ。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

寝ていたのでそこにいるのにまったく気が付かなかったが、ムクリと起き上がってあくびしてから不意にテケテケし始めた。

こんな仕草を見ていると、キツネはやはり犬の仲間なんだなと思う。

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隠れたつもり

2020/4/11

経済活動を止めずに感染拡大を阻止するなど土台無理な話なのに、未だに都市部の通勤電車を止める気配はない。

しかも規模を問わずライブハウスには自粛を要請しているくせに、パチンコ屋は無罪放免として業界の利権を優先するあたり、アレ政権はこの新コロナ問題を国民の命に関わる国家的危機として捉えずに、経済問題としてしか見ていないことがよく分かる。

その証拠に、今世の中で必要とされる生活のための現金は極限まで出し渋っているくせに、いつ収束するかも見通せないこの状況下において、その先の何とかクーポンとかそんなことばかり話し合っているではないか。

何しろ緊急経済対策の真水16兆円のうち、3兆円近くは今この時でなく収束後に使われるクーポン等の分だというから呆れるほかはない。

目の前の危機を乗り越えられなければその先の未来などあるわけもなく、はるか彼方に本当に食えるかどうかもわからない人参ぶら下げられても、そこまで到達できるかどうかさえ危ういのだ。

そもそも収束後の景気回復は、放っといても全世界的に勝手に回復することが約束されている..色々な欲と我慢が解放されるので..ので、決してアレ政権の手柄などではないぞ。

FUJIFILM X-H1 / XF90mmF2 R LM WR / CLASSIC CHROME

一見すると耕作前のただの農地だが、この中にキツネがいるのが分かるだろうか。本人は隠れたつもりのようだが、先にこちらが見つけているのでバレバレである。

クリックすると答えが分かるが、同時に解像度番長たるXF90mmのキレの凄さもよく分かる。

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過去に例のない事業規模の経済対策を約108兆円やります!って自慢気に話していたがアレだが、そのうち国民に給付される現金..いわゆる真水というやつだ..はたった6兆円である。GDPの20%近い大盤振る舞いです!などという戯言に騙されてはいけない。

しかもその現金給付30万円..世帯単位だぜ..を受けるにはとてつもなく高いハードルを超えねばならず、事業予算満額が実行される可能性は相当に低いだろう。

住民税の均等割非課税世帯となるフリーランスで言えば年収換算で約35万円、月収に割れば3万円程度の人でないと、現金給付の対象とされないのである。そんな平時に生活を保護を受けている人並みなら、新コロナ云々以前にそもそもそれ生活できてねぇだろうが!

建前上は自粛であっても、国の要請を受けてやむなく仕事を止める以上、無条件で補償するのは国家として当たり前の話である。アレが桜を愛でるために高い税金を収めているのではないぞ。

いよいよ緊急事態宣言をぶち上げてさらなら協力要請を強いるのだから、とっとと国民全員に一律現金を給付しろよ。仮にそれが「国民一人あたり30万円」でも全体で30兆円なので、予算108兆円もあるならその3割程度で済む話だぜ。

すぐやれよ、無能な政府!

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO / 手持ちハイレゾショット

今年はもう大丈夫だろうとタイヤをスタッドレスからノーマルに履き替えようと思っていたが、どうも週後半の日本海側は怪しい雰囲気のようである。

暖冬だったにもかかわらず、4月に入ってもまだ雪の心配とはなかなか..

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

キツネに出会う頻度が高くなっている。日が昇っても人目を気にせず餌を探す姿を見る限り、すでに仔が生まれているとみていいだろう。

巣穴がどこかまだ分かっていないが、以前よく使っていた廃屋がやはり怪しいかな。

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最近、近所でよくキツネを見かけると思っていたが、今朝は牧草地をペアで連れ立って歩いていた。

追いかけっこやじゃれ合いというふうではなかったので、すでにペアリングが済んで夫婦仲睦まじくといったところだろうか。

過去に何回か目につくところで繁殖しているのを確認しているが、近年は観察できてなかったので、梅雨の頃に子ギツネの姿が見られると嬉しい。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

200mほど離れているが、オープンスペースでまったく遮蔽物ないので、どうにも距離は縮めようにない。

向こうもすぐに逃げるとまではいかないが、それでもチラチラとこちらを見ているので、やはりカメラを構えた怪しい?人の姿は気になるようだ。

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出会い狐

2020/1/24

早朝、林道をこちらに向かって何やらけものの類が歩いてくるのが見えた。一応双眼鏡で確認するが、覗くまでもなく歩き方と色味からしてキツネであることはすぐに分かった。

お互いこのまま進めばすれ違うことになるのだが、実際にそんなことになるわけはないので、歩を止めて静かにしゃがみ可能な限り姿勢を低くして、文字通り息を殺して待つ。

この時点で100m以上離れていたが、遮蔽物のないオープンな場所なので、キツネもすぐにこちらに気づいて訝しげにこちらの様子を伺う。

キツネは犬の仲間なので視力は良くない。なので基本的に嗅覚に頼っているわけで、この時はほぼ無風だったように感じたが、それこそ人と野生動物では感覚的な部分が相当に乖離しているので、視覚以外の部分では人がキツネに適うものはない。

にらめっこは3分ほど続いたが、しゃがみ込む怪しい物体を人と認識したようで、踵を返してもと来た方向へ少し戻り、左側の林内へと姿を消した。その直後に林内からツグミたちが逃げ惑う声が響いてきた。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20 / 手持ちハイレゾショット

しばしキツネが身じろぎしなかったので、通常撮影の後に手持ちハイレゾショットでも抑えることができた。

で、それぞれの写真を1/5程度トリミングしたのが下の画像。

日の出前で暗く、ISO1600まで上げて撮影したので、距離が離れていることもあって2000万画素(右側)では細部が潰れているが、5000万画素では立体感が維持されているのが分かる。

最初の写真からキツネの部分だけ切り抜くといったことは状況的に現実的ではないが、ハイレゾショットはこういった使い方もできるという一つの例である。

では最初から35mmフルサイズの高画素機を使えばいいではないかという意見もあろうが、1200mm相当に換算される超望遠レンズ、例えば600mmF4に2倍テレコンか800mmF5.6に1.4倍テレコンの組み合わせを三脚に載せて担ぎ、終日フィールドを歩き回る苦行を想像できれば、機動性の面から見てE-M1XとED300PROの組み合わせに軍配が上がるのは自明の理であろう。

もちろん、35mmフルサイズの高画素機が画質面で有利なのは疑う余地はないが、それはあくまで同じ土俵上での話なので、機動性が優先される場面では話は違ってくるということだ。

駆けるほど急いではいない。でも歩くほどのんびりしているわけでもない。

なんかそんな感じの足跡が山上の雪原に残されていた。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / CLASSIC CHROME

付いてから日が経っているけど、たぶんキツネの足跡かな。

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E-M1Xが他のミラーレスカメラより明らかに優れているのは、なんと言ってもその手ブレ補正機構だ。

すでに過去記事で何度かその手ブレ補正の凄さに触れているので繰り返しになるが、ED300PROと2倍テレコンであるTC-20の組み合わせで、35mmフルサイズ換算で焦点距離1200相当という超望遠が手持ち撮影できてしまうのは、これは驚愕の世界である。

もちろんラフに扱えばブレてしまうのは当然なのだが、それでも歩留まりの高さはハンパではない。スタンディングポジションでもしっかり脇を締めてシャッターを静かに落とすように切れば、1200mmで1/15とかイケてしまうのである。

ブレるブレない以前に、そもそも35mmフルサイズで1200mm相当の超望遠レンズを手持ちで構えること自体が無謀な行為なので、この話はマイクロフォーサーズ機でないと実現しないという側面も大きいかな。

OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20 / クリックでGIFアニメ

近くに人家もないこんな村はずれの農地脇で、また見慣れない初顔のノラと遭遇。ネコは寒さに弱いとかよく言われるが、いくらこの冬が暖冬と言っても朝は普通に氷点下なので、こういう個体を見ていると全然そんな気はしないぞ。

歩いて来たので被写体ブレを抑えるべくISO感度を1600まで上げて、シャッター速度1/30で撮影。すぐに気付いて逃げるかと思いきや、全然気が付かずにフラフラと歩いてきたので、1200mmの画像集めてGIFアニメにしてみた(画像クリックで再生)。

ニッチな分野向けとはいえ、1000mmオーバーで低速シャッターが余裕で切れるE-M1Xの傑出した手ブレ補正性能は、生きものを撮るカメラマンには非常にありがたいものである。