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ご飯論法

2020/9/17

先日発表されたソニーα7Cが424gで35mm版では世界最小最軽量ってあって、さすがデバイスの小型化にこだわるソニーだなって思ったが、シグマfp使いからfpは370gだと言われてアレ?ってなった。

何のことはない、メーカーの講釈をよく読めばα7Cは手ブレ補正付きでって注釈付きだったってオチで、ソニーは嘘は言ってないが、さりとて絶対的に是でもない時点で、前アレ政権の得意技的な「ご飯論法」だなって思ったw

「朝ご飯は食べたか」と聞かれて「パンを食べたがご飯(白米)は食べていない」という論法で、それならEOS-1D Mark IIIはプロ用の35mm版一眼レフでは世界最軽量っていうキャッチ..でもカメラで最軽量とは言っていない..も通るのかって話だぞ。

ソニーのデバイスを小さく作るという技術と努力は認めないこともないが、α7や9のあのボディサイズを見ていると、小さくしなくても良いものまで小さくしている感が恐ろしく強い。そしてそれが故に犠牲になっている部分も多い。

件のα7Cも紹介記事でボディをズボンの前ポケットに入れているのを見かけたが、ボディだけポッケに仕舞って外したレンズどうすんじゃいって話で、手で持ってろってかw

同時に発表された小型標準ズームを使えってことなんだろうが、それにしたってレンズ交換式なので結構出っ張る..この時点でポケットには入らんしな..わけだし、そもそもそれだったら1インチセンサーのコンデジタイプのほうが良くね?って話だろ。

どのみち35mm版のレンズはやたらめったら巨大で重い..そして理不尽に高いw..ので、不必要にボディだけ小さくしても意味ないってこと。マーケティング的にはシグマのほうが正しいし、言っちゃ悪いがソニーの場合は技術屋のマスターベーションに過ぎないね。

FUJIFILM X-T4 / XF10-24mm F4 R OIS / PROVIA

ミノムシ君、そんな電柵にぶら下がってビリビリせんの?

大丈夫、アース取ってないので。

E-M1X延命か

2020/9/16

最近使ってない筆頭はE-M1Xだ。だってデカイし重いしw

っていうのは半分冗談だが、春先から外ロケの撮影仕事をほとんど受けていないので、その目的で持ち出す機会が減ったのが一番の理由。依頼仕事以外でオリを使う際は、どうしたって小型軽量なE-M1Mk3になるのは仕方ないことだ。

E-M1Xにはインテリジェント被写体認識AFなるものがあるが、車・飛行機・鉄道は被写体にしていないので、個人的にこれはまったく恩恵なし。それ以外、両機でできることはほぼ同じなので、E-M1Xを売り飛ばしてもう1台E-M1Mk3にとはずっと考えていたのだ。

ただ、この冬のファームアップでE-M1Xのインテリジェント被写体認識AFに鳥が追加されるというアナウンスが出ているので、とりあえずそれを待って判断しようというのが現在の状態。

そして先日はなんと、外部出力なれどRAW動画に対応するという公式アナウンスが出てきてちょっとビックリ。外部レコーダーは「ATOMOS NINJA V」という指定で、フォーマットはAppleのProRes RAWとのこと。しかもこれはE-M1Mk3にも対応らしい。

オリ機をバリバリ動画で使う想定は持っていなかったが、マイクロフォーサーズでRAW動画が撮れるようだと、BMPCC 4K以外では初になるかな。恐らくパナのGH6がRAW動画対応となるのは間違いないが、早くても登場は来年だろうから、これはちょっと期待したいな。欲を言えばBRAWにも対応してくれると嬉しいが、さすがにそこまではないかな。

マイクロフォーサーズの動画で何が良いかって、35mm版で問題となる4K/8K動画の発熱による記録時間の抑制がほぼない点だ。センサーサイズが小さいことが逆に良いほうに作用しているのがマイクロフォーサーズの利点なのである。

以前にも書いたが、動体撮影はもうプリ連写(プロキャプチャー)か動画の4K/8K RAWの時代だと考えているので、オリもそこへ向かってくれるのはありがたいね。

ということで、E-M1Xは鳥認識AFとProRes RAW対応待ちとなって、とりあえず年内は延命決定だw

FUJIFILM X-T4 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / CLASSIC CHROME

家の近所で巣立ったツバメたちは9月の初め頃には当地を去っていたが、北から南下してきたと思われる個体群が一晩だけ家の周辺でねぐらを取ったようだ。

夕方、マメが妙に窓辺から離れないなと思って庭を眺めると、暗くなり始めた周囲の電線に50羽程度の群れが音符のように留まっているのが見えた。

もちろん翌日の朝には1羽残らず姿を消していたが、これからまだ数回こんなことが繰り返される。秋は渡りの季節なのである。

何も変わらん

2020/9/15

新ソーリ誕生だとか何とか自民党とメディアが大騒ぎしているが、前政権時に大番頭努めていた能面スガレがスライドしただけじゃん。

さらにバカ殿仮病ソーリの政策を真っ向から引き継ぐことを明言した時点で、無策無能がそのまま決定。なんも変わらんやんけ。

その前アレ政権の裏で、紆余曲折の中、国民そっちのけで勝手に離合集散を繰り返し、結局元サヤの収まった野合、いや野党。

てっきり新しい政党アピールでもするのかと思いきや、人事を見たら顔ぶれ一緒で新鮮味ゼロ。これまたなんも変わらんやんけ。

マスゴミが大騒ぎしているだけで、国の政治は何も変わらんということは、行政も変わらんわけで、我々の現在の生活や意識もすべて何んもかわらんちゅーことや。

何だかまあどっちもどっちのどっちらけの政治ショー、まさにいわばここに極まれりだな。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

暗がりの林縁部にてアキアカネをISO6400で。

X-H1の登場は2年以上前で、型番的には一応最新?なものの、ヒエラルキー的に最新のX-T4と比べてセンサーは一世代前、映像エンジンで二世代前となる旧モデル扱いである。

それでもAPS-Cセンサーの高感度でこのくらいはふつうに撮れるので、価格が下落している現在の市場ではかなりお買い得と言えるかも。

フジを使おうとする人はカメラとして最新の性能を求めるより、XFレンズとフィルムシミュレーションに惹かれてやってくるようなので、好みに応じてX-H1かX-Pro2がオススメだと思う。

もちろん予算次第で動画もとなれば、まだ併売されているX-T3も価格的にはオススメだ。

時々「狙った瞬間を撮りたいので映像遅延があるミラーレスのEVFはダメだ。やはり光学式ファインダーの一眼レフ最高!」というのを耳にする。

確かにEVFの遅延は理論上ゼロにすることはできないが、電子シャッターを使えばEVFによるタイムラグはフォーカルプレーン式のメカシャッターの一眼レフとそう大差ない。

そもそも人の反応速度は医学的に0.1〜0.2秒と言われている..次元大介の早撃ち0.3秒設定はこの辺りから来ているはず..ので、その後に指を動かしてシャッターを押すまでにさらに時間がかかっているのは自明の理で、そんな個人差の大きい職人技なんて、プリ連写(パナ)やプリ撮影(フジ)、プロキャプチャー(オリ)の前では赤子も同然、文字通りシャッター押す前から勝負あったである。

光学式ファインダーであっても、結局の所は狙った瞬間が撮れるようその前にシャッターを押すというのが実際なので、撮れた写真を見て後から「これが撮りたかったんだ!」と言うのは自由であるしw、後から聞けばまあそれ偶然だよね、という話に帰結するだけだ。

あと「連写すれば良いってもんじゃない」って言う判で押したような話も同じくらい耳にするな。せっかくのデジタルカメラなんで、一枚一枚心を込めて丁寧にシャッター押すべきなんて精神論などクソくらえで、連写はしないよりしたほうが圧倒的にチャンスが増えるのは間違いないぞ。でもやり過ぎると後で大変だけどねw

ついでに言うと、「プリ連写で撮ったものなど自分で写した作品とは言えない!」なんて暴論も極稀に聞くが、野生動物の行動を綿密に調査した上で設置したロボットカメラで撮影した写真にケチを付けているのに似ていて、テクノロジーを否定する面倒臭い輩の戯言にすぎない。

ローリングシャッター現象を極力抑えたい由なら、電子シャッターはグローバルシャッターの登場を待つしかないが、職人芸のスゴ技コンテストならいざ知らず、写真は結果がすべてなので、機械でカバーできるところは機械に任せるのが吉だぞ。

FUJIFILM X-T4 / XF90mmF2 R LM WR / PROVIA

オレンジ色なのに何でミドリヒョウモンなんだろうと思ったが、後翅の裏側が緑色っぽくなっているからこの名前らしい。

パッと見はまったくそこを見ることはないのに、なかなか面倒な名前の付け方をされたもんだとは思いつつ、プリ撮影で動きを止める。何枚かは裏側が写っていて、確かに緑色っぽく見えないこともなかったけどね。

さてさて、こんな瞬間を狙って果たして撮れるものか、まあ試してみるまでもなかろう。

周辺のシグマfp保有率が高くなり、そっち方面の知り合いはほとんど全員が持っているという異様な状況?をzoomで知るのは如何にも今どきか。

LUMIX S5とセットで買ってもEOS R5より安いというのは魅力的だな。←その比較はおかしいだろう、オレw

個人的にも使ってみたいと時々思うことがあるが、とにかくEVFが無いので躊躇せざるを得ない。なんたって老眼なんでw

後継機で出るのはまだまだ当分先と思われるが、外付けでも良いのでEVFは是非とも欲しいなぁ。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

ようやく名前負けしないよう秋らしく赤くなってきたアキアカネ。

下界へ降りたのか一時より数が少なくなってきたかな。

フジのXシリーズの他にマイクロフォーサーズ機も併用している理由の一つは望遠レンズである。

キヤノンやニコンを使っていた若い頃は大砲レンズを担いで歩き回っていたが、寄る年波には勝てず、もうあんな巨大で重いレンズは勘弁なので、35mmフルサイズ比で焦点距離が2倍になる..正確には焦点距離はそのままで画角が相当になる..マイクロフォーサーズが便利この上ない。

キラーレンズは言わずと知れたオリのED300mm F4.0 IS PROで、あの大きさでロクヨン相当というのは、一度使ったら止められない。画質も100万以上する白レンズと比べてもまったく遜色ないしね。さらに1.4倍テレコンで840mm相当が、2倍テレコンで1200mm相当が常用できるのも二重丸。

そのオリから200-800mm相当となるED100-400mmが登場するが、コンパクトさと軽量という意味ではパナライカのVARIO-ELMAR 100-400mmも抜きん出いている。

とにかく小さくて軽いはすべてにおいて正義なのだ。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / PROVIA

フジだと今のところ超望遠域はXF100-400mmの一択となる。XシリーズはAPS-Cなので約1.5倍換算となり、望遠端で600mm相当になる。

望遠レンズではマイクロフォーサーズを使うことが多いのだが、ではXF100-400がED300PROに比べて劣っているかと言えば決してそんなことはなく、望遠ズームとは思えない解像度の高さはなかなかである。

写真は400mm側の最短撮影距離付近での撮影だが、その解像力と描写力は見事だ。

キヤノンのEF100-400と比較して重さこそ軽いがサイズ感が同じなのはアレなんだけどw、当該レンズも1.4倍と2倍のテレコンが装着でき、これまたそれぞれ840mmと1200mm相当で運用でき、機材をフジ縛りにする場合は当然ながら同レンズのお世話になっている。

フジはスポーツ報道や野生動物撮影のような分野をターゲットにしていないようなので、超望遠の単焦点レンズのラインナップは現状望むべくもないが、防塵防滴に拘った堅牢性の高いX-H系のボディの存在を考えると、400mm F4〜500mm F5.6クラスで重さ2kg程度の超望遠レンズが欲しいとは思うぞ。

実用的なF1.0

2020/9/5

富士フイルムから昨年だったか一昨年だったか開発発表のあった、XF50mmF1.0 R WRが正式に発表された。

長らく出る出る詐欺状態でw、しかも途中で33mmから50mmに変更されるという事態になったようだが、それでもミラーレス用AFレンズとしては世界初ということになるようだ。

ニコンのZにさらに大口径のNIKKOR Z 58mm f/0.95 S Noctというのがあるが、こちらはなぜかMF専用レンズで、お値段も受注生産による126万円なり。始めから沢山売ることを想定していない、技術的誇示を目的とした同社が好きなメモリアルレンズなので、Zマウントが大口径であることの意義を知らしめるためにラインナップしているだけと思われる。

その点でXF50mm F1.0は20万前後と価格は抑えられており、-7EVの低照度でもAFでピントを合わせられる事を売りにしており、さらに防塵防滴のWR仕様なので、フジとしては普通に売ることを目的としているのは明らかだ。

ボチボチ出回っている海外の実写サンプルを見る限り、開放のボケは前評判よりは滑らかで美しく、それでいて口径食も意外に少ない印象。相変わらず寄れないのはフジのお約束だけどw

当初は33mm(35mmフルサイズ換算で約50mm相当)を目指していたようだが、周辺部まで十分に解像するよう真面目に作ると巨大になるとかで、50mm(同換算で約75mm相当)の変わったとのこと。F1.0のボケを活かすことを考えるとポートレートなど人物撮影に適していると思うので、結果的に50mmで良かったのではないだろうか。

実用面で考えると、メカニカルシャッターでは1/8000秒あたりが限界なので、F1.0を日中に使うにはそれより上の電子シャッターが必要だ。だが、このシャッター機構の切り替えを自動で行ってくれるメーカーは今のところフジとパナだけという状況。この辺りメーカーごとに事情はあれど、フジの場合は最初からF1.0のレンズを出すことが想定されていたかのような仕様だな。

ちなみに、35mmフルサイズであれば75mm F1.4相当だという言い方もでき、キヤノンのRFなら85mmにF1.2がラインナップされているので、そっちのほうが明るい云々という話もあるが、あの巨大さと重さ、それに40万近い価格を許容できればと言う話につきよう。

レンズの明るさだけ見れば時代を遡ればF0.7とかあったし、F0.95なら今でもそれなりに存在しているが、いざ実用的に使うとなればなかなかハードルが高いのは事実だ。

F1.0のAFレンズとは、AFの高性能化と顔・瞳認識、それに電子シャッターの自動切り替えなどまさに技術的な進歩に支えられていると言っても過言ではない。

FUJIFILM X-T4 / XF90mmF2 R LM WR / Classic Nega.

一眼レフ用も含めれば、30年前のAFレンズ黎明期にすでにキヤノンがEF50mm F1.0L USMというのを実現しており、大口径マウントと超音波モーターの組み合わせで実現したスペックだったと記憶している。

先のニコンZのNoctではないが、当時キヤノンがEOSで最後発でAFカメラ市場に参入してきた際、EF1200mm F5.6と並ぶメモリアルレンズっぽい位置づけだったと思われる。

四半世紀近く前の話になるが、実はそのEF50mm F1.0を持っていたことがある。当時のEOSはたとえ1であってもピントの山がつかみやすいとはお世辞にも言えなかったので、開放F1.0ではAFでなければピントはまず合わなかった。

それに当時はシャッター速度も1/8000秒が上限だったので、日中にF1.0を使うことはほぼ不可能。しかも開放だとかなりの口径食が出て..当時はそれを味と評する器量はあったw..仕事ではほとんでは使いみちのないレンズだった。

それに巨大なレンズの塊を動かすからかUSMの故障も多く、実際2回ばかりメーカー送りにしたと記憶している。

パナは35mmフルサイズのS5をあの大きさに収めたということは、マイクロフォーサーズ機であるGH5の後継機(GH6?)はもう少しサイズを小さくしてくるかな。

でも放熱を考えると闇雲に小さくもできないか。パナはモノづくりが真面目なので、どこぞのメーカーのように中途半端な仕様で「8K撮れます!」とは言わんだろうしw

商業的に失敗したと思われるG9 PROの後継機は何となく出ないような気がしていて、プロスペック的な写真機としてはS1・S5が答えのように思える..GXとG二桁機の系譜のみになるのではないかと想像..ので、マイクロフォーサーズでは仮称GH6に期待している。

可能であれば8K期待もあるが、こればかりはセンサーの都合もあるので、現時点では5.9KでRAW出力とかでも必要十分だろう。

それか4K120Pとか制限なくバンバン撮れて、尚且4K240Pも短時間ならOKとかなったら飛び道具しては面白いね。

FUJIFILM X-T4 / XF16-80mmF4 R OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

まあ今は言うほど動画を撮ることもないのだが、4K以上でRAWが撮れるようになると話は変わってくる。

シャッターを押してから後の連写性能自体にあまり意味がなくなって、動体はRAW動画で撮るがスタンダードになるだろうというのが個人的な見立てだ。

必要なコマを後から取り出せば良い話なので、パナで言うところの6K/4Kフォトに近い感じだが、バッファに溜める方式は制限が出てくるのと、やはり1枚のRAWとして取り出せる点でRAW動画のほうが画質的にも有利で、利便性も高い。

RAW動画にさらにプリREC..プリ連写の動画版だ..が組み合わされれば、生きものやスポーツ分野での動体撮影は便利この上ないぞ。

上ではGH6に期待とは書いたが、もちろんフジのX-H2でも果敢にそういう飛び道具的なスペックでも積んでこないと、35mmフルサイズ競争に埋没していってしまうだろうね。

噂のあったパナ35mmフルサイズSシリーズの新型が発表された。S1に次いで型番は5。

C社以外、足並み揃えたように5の付くモデルは軒並み廉価または下位モデルなのは、ことさら5をプレミアム扱いにしたいC社へのあてつけかw

S5はまだざっとしか仕様を眺めていないが、それでも最近のパナらしく実に手堅い製品と感じる。数値だけならS1を食っちゃっているしね。

画素数は2400万もあれば今どき必要十分で、もし何ならハイレゾで9600万画素も出力できる。連写性能はメカシャッターで秒7コマ程度だが、マイクロフォーサーズ機でお馴染みの6K/4Kフォトが搭載されており、前者は1800万画素を30コマ、後者なら800万画素を60コマで出力でき、プリ連写も可能だ。

動画も手堅く、パナにとってはもはや当たり前の4K60P(4:2:0 10bit)は当然ながら、4K30Pなら4:2:2 10bitを内部に記録できるようだ。S1では別売りだったV-Logは最初から搭載されているっぽい。ハイスピード関連はまだ未調査。

そして何と言っても驚きはそのボディサイズ。上位機のS1系が殊のほか巨大なので、その反動もあるが、同社マイクロフォーサーズ機のGH5・G9 PROより少し小さいというのはどうなのさw

しかもこの性能で20万円代前半なら文句をつけるところがないぞ。パナのお約束ですぐに店頭価格は下がると思うしw S1Hと比較してもあそこまでの動画ニーズでなければ、S5のコストパフォーマンスはなかなか良いかな。

それにしても既視感のあるデザインだと思ったら、グリップや軍艦部のダイヤル類がフジのX-H1にソックリだw

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / Velvia

連続している台風が太平洋の湿気っぽい空気を運んできたのだろう、昨日辺りからムシムシしてかなわん。一昨日までは終日窓を締め切っていたというのに。

その台風も次に来る10号はヤバそうな感じなので、昨年みたいな大きな被害がなければ良いけど..

デジタル音源に対するレコード復権にも見られる通り、過度なデジタル化が進行するとアナログへと揺り戻しが起きるのは写真の世界も同様で、若い人を中心に懐古主義的にフィルムを好んで使う人が増えている。

カメラは同じレンズマウントを使う限り、ボディ側を交換する発想に立てば、フィルムカメラとデジタルカメラと言った具合に使い分けができる。主流となったミラーレスカメラはフランジバックの関係で物理的に使用できないが、一眼レフであれば可能な話だ。

35mm版であればキヤノンとニコン、それにペンタックスが該当するが、とりわけ懐古主義的に遊べるという意味ではニコンとペンタックスが双璧であろう。特にニコンは歴史的に見ても名機と呼ばれるカメラが多い。

その点、フィルムバック交換式のブローニーカメラ(中判カメラ)は、デジタルカメラ全盛の今の時代となっては実に理にかなっている仕掛けと言えるだろうね。

ペンタの645はどちらかと言えば35mm版に近いが、ハッセルブラッドはまさにそのフィルムバック交換式の代表選手で、特に人気の高かった500Cシリーズ辺りは未だにユーザーは多いと思うので、デジタルバック交換式として使えれば、手持ち資産の有効利用としては都合が良いだろう。

ハッセルブラッドが今度発売する907Xの50Cデジタルバックはその往年のVシリーズにも装着でき、5000万画素の中判センサーの部材調達コストが下がったのか、価格も従来の中版デジタルバックに比べてかなり抑えられているので、結構売れるのではないかと想像している。

35mmフルサイズが高画質と騒がれる..メーカーの思惑優先だが..が、高画素化が進んで逆にダイナミックレンジは低下しているので、より大きな中判センサーにはその点では敵わない。上には上がいるという良い例である。

35mmフルサイズで6000万画素とか8000万画素とか騒ぐなら、5000万画素の中判センサーのほうがレタッチ耐性含めて高画質なのは言うまでもないだろう。画素数の多さが画質の良さではないのだ。

RICOH Caplio R6

その昔使っていたおハッセル様こと、Hasselblad 500CWとCFE80mm F2.8 T*の組み合わせ。

ウエストレベルで覗くスクエアな世界に憧れて満を持して手に入れたが、いざ使ってみると風景のような自然写真分野では使いこなしが難しく、なかなか難儀した記憶が。

やはり人を撮ったりスナップに使うのには適当だったと思われるが、その点、6×6スクエアで北海道美瑛の雄大な風景を切り取っていた前田真三氏(故人)には感服する以外にない。

それにしてもだ。もしまだ手元に503CWが残っていたら、間違いなく件の50Cデジタルバックを手に入れていたろうな。

もう15年近く経つが、新規事業としてハイビジョンカメラで映像制作の仕事を始める際、その原資とすべく売り払ってしまったことは今更ながら先見の明が無かったなと悔やむw