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新築案件

2018/4/29

春先にドラミングが響いていた近所の雑木林で、せっせとコゲラが巣穴を掘り始めていた。キツツキの仲間は毎年新たに巣穴を掘るが、それはコゲラも同様だ。

昨年もこの同じ朽ちかけたニセアカシアに掘っていた(写真右上の穴)が、結局ここはシジュウカラが使っていた。キツツキの仲間は森のホームビルダーとなって他の生きものに住宅を提供しているが、果たして今年は自分で住むことが叶うかどうか。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

左が先週末で右が昨日の状況。一週間ほどかけて自身がすっぽり収まるほどにまでなった。コゲラはパッと見で雌雄の区別がつかないのだが、巣穴掘りは共同で交互に行うはずである。

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迸る雪解け水

2018/4/28

この冬いかに雪が少なかったと言っても、さすがにこの時期の片品川の流れには勢いがある。それはこの吹割の滝の下流にある園原ダムが満水であることからも判る。

雪解け水は春の農繁期には無くてはならない大切な水資源だ。本格的な梅雨まで保たせるために、首都圏の水瓶たる県内各地のダム湖の蛇口は、綿密に計算されて開け締めされる。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ETERNA(1枚目・2枚目・4枚目)
FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR / PROVIA

滝の轟音に紛れて、上流からビビッビビッと鳴きながらカワガラスが飛んできた。それまでスローシャッターで流していたのを急遽高速シャッターに切り替えて、水の流れ共々写し止めた(写真5枚目)。

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というわけでもないだろうが、巣作りの忙しさに眠気でも差したか、シジュウカラが不意にあくび。まだまだこれからが本番だよ。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.
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新緑のわ鐵

2018/4/23

昨日も一昨日に負けず暑い一日であったが、一転今日は平年並みに気温もグッと下がって、過ごしやすい一日であった。先週辺りから花粉の飛散も収束しているので、野外に突っ立っていても過ごしやすい状況が戻ってきた感じである。

今日は遠望の効く林道で朝から昼まで過ごしたが、近くの林内からコルリの他、センダイムシクイ、ヤブサメの囀りが聞こえてきた。先週来た時にオオルリとコムクドリを確認しているので、トケン類を除く夏鳥はある程度出揃ったようだ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

走行中、何気にわ鐵の鉄橋が目に止まったので、車を停めて時刻表を確認すると、15分ほどで下りが通過するのが判った。この辺りはまだ新緑もイイ感じなので、しばし待機の後に動画共々撮影。

さらに少し下ると今度は上りが通過することも判ったので、遅めの昼飯を取りながら待機し、こちらも新緑の山肌をバックに撮影。

ま、何れ予定してない行動ではあったが、何事も一期一会ってことで。もっとも、鉄道は毎日稼働しているのだからそれは当たらないかw

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サクラヒガラ

2018/4/17

先々週、某所での撮影の立ち会いの間、近くに巣でも構えているのかソメイヨシノに頻繁にヒガラがやって来ていた。ただ待っているのはヒマだったので、車からG9 PROを降ろしてきてサクッと撮影してみた。

カラ類なので例のごとくひと所にジッとすることなくトリッキーな動きだったが、連写番長たるG9 PROの面目躍如で、ひたすら先読みして連写で挑んだ。

もちろん、横では撮影業務が進行中だったので、電子シャッターによる音無しの構えだったのは言うまでもない。

LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

パナライカの100-400は換算800mmという長焦点にも関わらず非常にコンパクトで、こういう人目のある場所で使用するには都合が良い。

よく都市公園で三脚に載せた巨大な白レンズ..黒レンズもいるが..の使用者を見かけるが、よくもまあこんなところでご苦労さんとしか言えないね。

ちなみに4枚目はメジロ、5枚目はシジュウカラ。都市公園の桜の季節はメジロ写真が多く出回るが、この日のメジロは時間内には低いところに下りてきてくれなかった。

雀色

2018/4/14

先月でヒマワリレストランはシーズン終了となって店仕舞いしたが、餌台はまだそのまま放置してあるためか、カラ類は時々朝イチに様子を見にやって来る。

ロシア組はまだ近所の雑木林には数少なく滞在しているが、我が家にやって来る個体はさすがにもういない。スズメたちも半減してかなり静かになったが、居候ペアは時々地面からヒマワリを見つけては食べているようだ。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR / PROVIA

日本の伝統色に雀色があるが、それは言葉通りスズメの色のことで、頭部の赤褐色気味の茶色を指す。今風に言えばココア色とでも言おうか。

元々スズメ自体がそうだが、一見地味に見える色合いでも、単色で使うとなかなか味わい深い色であるなぁと、Webデザイン屋の意見としてはそう思うのである。

今度、和のテイストを要求された時は提案してみようかな。

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終日多忙

2018/3/31

2日ほど仕事で都内を徘徊してきたが、怒涛の弥生の最終日は地元に戻ってきた。そんなことで今日は忙しくするつもりはなかったのだが、いかにも年度末にふさわしい多忙な一日であった。

朝からちょっとロケハンしていたのと、日中に藤原の大先輩と溝呂木の巨匠のご両名からデータを預かり、さらに夕方は地区役の引き継ぎ..来年度は区長など務めねばならなくなった、やれやれ..などしていたら、あっという間に夜になってしまった。

そして夜は夜で昆虫写真のカリスマ大家から送っていただいたデータのダウンロード待ちという状況に..

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x2 / Velvia

マサ先輩と昼飯食った際、店に忘れ物をしたため夕方再び沼田に戻るという無駄な動きをしてしまったが、その帰り道に裏赤城の裾野から満月が昇ってきたので車を停めて撮影。すぐ近くではフクロウが鳴き交わしていた。

それとこれは備忘録だが、溝呂木の新井先生宅から沼田へ移動する際、津久田でツバメを今シーズン初認。赤城高原ではまだこれからだが、桜に続いて続々春の便りが届き始めた。

ウグイスの初鳴きは年によってバラつきがあり、なかなか早いとか遅いとか一概に言えないところがある。過去記事を検索してみても、年によっては下界で先に聞いてしまったりするケースもあって、これまた当てにならない感じ。

とは言え、下界で桜咲き、近所でダンコウバイが咲く頃かなぁという印象はあるかな。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia
FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ASTIA

ということで、下手っぴなホーホケキョが鳴り響く近所の雑木林で、ダンコウバイが花を付け始めた。

黄色の発色がVelviaとASTIAではここまで違う。当然実際の見た目はASTIAが近いし、光が回ってないこともあってここはASTIAに軍配が上がる。

東京で桜が満開となったとのことで、上州の平野部も今週には後に続くだろう。なのでそろそろうちのヒマワリレストランも店仕舞いの頃合いだ。

地元組のシジュウカラとヤマガラは数こそ減ったものの連日朝一番にはやってくるが、越冬組のロシア勢はかなり数を減らし、アトリはハイタカ襲撃後も来てはいるようだがパラパラ程度で、シメの来店は不定期になった。

シメも意外に遅くまで残っていることがあるが、先日赤城の北面では小さな群れにも遭遇しているので、ツグミ同様に南の方から順に北上を始めているのは確かだ。

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR

X-H1のAFは気持ちがいい程良く決まる。先日も書いたが迷いが減った印象はやはりその通りである。

X-H1のAF測距点は最大で325点あるが、位相差AFが有効になるのは中央寄りの169点となり、ほぼ画面中央の50%程度を占める。今どきのデジタルカメラでAF測距点の数が多いのは上を見ればキリがない。それに数が多ければ良いというものでもなく、求められるのは感度の良さと精度の高さだ。

生きものの写真ではトリミングして一部拡大は編集の都合上普通に行われるので、何となくピンが合っているかな程度では困る。高画素の一眼レフ機ではピンが来ているようで来ていないというのを何度も経験しているので、X-H1にしろG9 PROにしろミラーレス機の優秀さには驚くばかりだ。

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風任せな旅路

2018/3/23

先日の夕方、やや西寄りの南風が強く吹く中をツグミの群れがやって来た。暗かったので正確な数は不明だが、恐らく100羽は超えていたと思われる。

薄暗い中をキョキョッと鳴き交わしながら、すぐにまた東の方へ飛び去るもの、そのまましばらく庭木に留まるもの、そこはてんでに適当だったが、小一時間近くかけて家の周りを移動していった。

ツグミは冬鳥の中では最終走者として渡来する割に、帰る時もまたゆっくりしている個体が多い。それでもこんな南風が強く吹けば、風に乗って少しづつ北上を始める個体もいるようだ。

LUMIX GH5 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

その大風のお陰で今朝は久しぶりに視界がスッキリ。漂う花粉もPM2.5もどこかに吹き飛ばしてくれ、この時期には珍しく八ヶ岳連峰までクリアに見通せた。

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