雲海は夏の季語だが通年発生する
2021/7/30
雲海という単語は俳句の世界では夏または晩夏の季語であるが、雲海自体は季節を問わず発生する。
原理的には夜間に雨が降り、翌朝晴れて放射冷却でその湿気が冷やされ、空気中の水分が飽和すると霧となるが、それを上から見下ろす眺めを雲海と呼ぶことになる。まあ言ってしまえばただの霧ということ。
雲海は高いところからでないと景色としては望めないので、山の上から見下ろすというシチュエーションが必要だが、登山などというレクリエーションは近代になって以降の話なので、昔は信仰のために山に登ってそこで眺めた景色がまさにそれということ。
なので昔の俳句で雲海にちなんだものは、ほぼ行者さんの心象を歌ったものということになる。
OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
LUMIX G9 PRO / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.
OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
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標高600m〜800m程度ある赤城高原からは、隣接する利根沼田を見下ろすことになるので、坂東太郎こと利根川と片品川に侵食された河岸段丘で発生する雲海..下界では川霧となる..は珍しいことではない。
昨晩強く雨が降ったので予想はしていたが、今朝も雲海が見られた。ただ、今日の霧はいつもより100m以上高く漂っていたかな。