冬の大寿林
2020/3/13
合併して今は市になっている隣村の調整池は、下界に下る際の行き帰りの時間調整やコンビニ飯を食らう場所として時々立ち寄っている。
大体いつもバタバタしているので、基本的に高速を利用して下る..高低差の話ね。交通網で言えば上るが正解..ことが多いが、先日も書いた通り時間に余裕がある場合はなるべく下道を利用してめぼしいところを覗いて回るようにしている。
特に湖沼や河川、池のような水場は赤城高原にはほとんど見られないので、水鳥を始めとした水辺の生きものが観察できる場所は、季節ごとの定点観察の意味合いもあって貴重且つ新鮮なのである。
OM-D E-M1X / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-20
ご多分に漏れずこの日もカワセミ目当てだったが、着いて早々目の前をチッチィーと鳴きながら飛んでいく様を1回見ただけであった。まあ30分程度しか時間に余裕がなかったので仕方ないけどね。
その引き上げ間際、足元の芦原にスズメがいると思ってシャッターを切ったが、よく見たらこの辺りでは珍しいオオジュリンだった。
夏羽の雄は黒頭巾を被ったような姿で、湿性の草地でチュリーンチュリーンと甘ったるい声で鳴く。越冬地の冬羽はそれこそ地味な色合いで目立たないが、つかの間、夏の北海道の原生花園を想像させてくれた。