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誤射

2018/11/27

北海道の恵庭で、林業関係者がシカ猟で来ていたハンターに誤射されて死亡したとのこと。

被疑者は動物と間違えて撃ったと言い訳しているようだが、伝え聞く話によれば、被害者は自衛のためオレンジベストを着用し、頭部に白い手拭いを巻いてヘルメットを被っていたらしい。

問題のハンターは、約120m先の林内で見え隠れする白い手拭いを、シカが警戒して逃げる時に見せる尻の毛と思い込んで誤射したとのことだ。つまり、獲物が突然藪の中で動いたとかそういう状況ではなく、一旦はスコープに姿を捉えてからそれが「何か」を確認もせずに発砲したことになる。

自分がこれから殺すものが何か、引き金を引けば確実にその命を奪うことになるのが判っていて、その確認を怠ったという信じられない話である。

よく確認もせずにぶっ放すアホなハンターに問題があるのは当然だが、とは言っても撃たれてからでは遅いので、目立つ格好や人工的な音を発するなど自衛を疎かにしてはならない。

先に鉄砲打ちが入っていることが判ればのこのこ山に入りはしないが、山の反対側入られていて、こちらが預かり知らぬ状態になっている時がもっとも危うい。

意図せず可猟区にも出かける身としては、状況的に他人事ではないのでよくよく注意しなければ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia / 子持山

季節外れの台風が接近してその影響なのか、今日はここ連日続いた霜も降りず、この時期にしては異様な暖かさであった。

カテゴリ:鳥獣・環境問題