冬至
2015/12/22
先日は氷点下4℃まで下がったものの、今日はまたプラスに戻って、寒いのか暖かいのかなかなかハッキリしない日が続いているが、今日は二十四節気でいうところの冬至である。そう、カボチャを食べて柚子湯に浸かる日なのだ。
冬至は日の出から日没までのいわゆる昼間の時間が最も短い日でもある。ひねくれた見方をすれば、明日からは日が延びていくことになるので、少しずつ暖かくなってもいいようなものだが、実際に最も寒くなるのは同じく二十四節気でいうところの大寒の頃であり、まだ一ヶ月先の話である。
冬の日中であっても、陽が射せばポカポカするのは大気が暖められるからであるが、地球は約70%を海に覆われているため、その水分が暖まるには時間がかかるのである。これから徐々に日が延びるとは言っても、まずは海が冷えるのに一ヶ月程度はかかるため、実質寒さの底を見るのは大寒の頃、つまり1月下旬から2月上旬ということになるのである。
狂い咲きということになるのか、隣家の生け垣のバラが赤い花を咲かせていた。色のないモノトーンの季節だが、不意に赤いものを見つけると何とも色っぽく見えてしまうから不思議だ。