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20131229

北部フィールドでは普通種のクマタカ。場所によってはハイタカ属よりもよく見かける。こちらは別にこれと言って用はないのだが、向こうから近づいてくる分には遠慮なく撮らせてもらう。午前中、ペアで目の前を飛び回り、仲睦まじく爪合わせなどしていたが、1羽がこちらの頭上まで来てジロジロ眺めて去っていった。

午後に再び近くまでやって来たが、向かいの稜線上に天狗様が姿を見せると、アッという間に背後の尾根を超えて姿を消し、天狗様がいなくなってもその後はまったく姿を見せなかった。名前も見た目も勇壮なイメージがある猛禽だが、同属同士では争っても、大抵は他種に追い回されて林内に逃げ込む事が多く、案外小心者だ。

写真家の宮崎学氏が、著書「鷲と鷹」で「野武士のようだ..」と表現されていたが、私的にはまったくそんなイメージはない。

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