タグ : X-H2

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X-H2Sはフジの思惑ほどは売れて無さそう。各社恒例となった供給不足アナウンスも一応出ていたようだが、XF150-600共々今はどこも店頭在庫を抱えている様子である。

思うにこの状況の要因は2点あって、そもそもAPS-Cで30万円代に手を出す購買層がフジユーザーには少ない..高い買い物するならGFXと考えているはず..のではないかということと、4000万画素のX-H2を同時に用意していて、それが9月には出ると最初に明かしてしまったことに尽きよう。

個人的にセンサーサイズや画素数でカメラの優劣をつける考えは持っていないが、世間はそうは捉えていないので、フルサイズより小さいAPS-Cに高い金は払わないとか、より高画素のモデルがそう間を空けることなく登場すると知ってしまったら、そりゃ様子見しましょうかとなるに決まっている。

X-H2Sはハイエンド市場をターゲットにしているので、無印H2と合わせてなんぼくらいに考えていると思われるが、フジの場合はかなりの確率でカニバリズムがある..X-ProユーザーはまずX-H系には興味を示さない..のはメーカー側も意識しているはずなので、実施的に他メーカーのハイエンド市場、つまり新規開拓を狙っているのだろう。

ただ、APS-CのR7があの価格帯で出てくるとフジは厳しいだろうね。カメラの基本性能は値段なりにX-H2Sが高いにせよ、世間のAPS-Cに向けられたフルサイズの廉価版的な位置づけをひっくり返すのは並大抵のことではない。

ということでT1以来のXユーザーの拙者でも、今回ばかりは無印H2を見てから判断することにしている。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

薄暗い森の中ですぐ目の前までやって来たコガラ。ナナカマドの花に集まる虫を食べに来たようで、朝露に羽毛が濡れていた。

この日は晴れて暑くなると予報が出ていたが、新潟県境で雨が強く降っていた影響で結局気温も上がらず終日どんより。

8Kの使いみち

2022/6/27

先日GH6を写真も動画も一度に撮れるハイブリッドと書いたところ、今どきのデジタルカメラはどちらもふつうに撮れるじゃないかと言われた。

そう、「ふつう」で良いなら確かにどのメーカーのカメラを使おうとも同じというのは間違ってない。さらに誤解を恐れずに言えば、写真に関して言えばどのメーカーでも大した違いはないというのが個人的な印象。

1億画素だの2000万画素だの画素数の大小こそあれど、ソニーαでなければ撮れないとか、ニコンZだから撮れた的な話は誇大妄想でしかなくw、どんなカメラ使っても目視できるほどの違いなどありはしない。

ただ、動画に関してはアレはできるがコレはできない、できてもアレでなければコレできないなどエクスキューズがありすぎて、現時点でどのメーカーでも同じと言える段階にはない。

そういう意味で、今どきのデジタルカメラがすべて真のハイブリッドカメラとは言えないのである。

いやいやGH6はZ9やα1と違って8K撮れんじゃないかという意見もあろうが、8Kで撮ってもそれをオリジナルで視聴できる環境が一般的ではないので、加工前提のフッテージでない限り8Kの意味など実質的にないと言って良い。

それでも敢えて8Kに意味を見出すのであれば、現在のフルHDに対する4K同様に編集の自由度が高まるということと、動画から切り出す3300万画素の静止画だ。後者は動画記録を連写と捉えて、任意の位置から特定のフレームを取り出すということ。

そしてその場合、目的は静止画である以上はシャッタースピードを高速で切ることになるので、それを動画として使うのは無理だということになる。

FUJIFILM GFX100S / GF100-200mmF5.6 R LM OIS WR / Classic Nega.

その8Kが撮れそうなので今のところX-H2を狙っているのだが、その前にX-H2Sのレビューで特に海外のを眺めていると、もしかしてOM-1より物体認識のAF精度が良いのではないかと感じている今日この頃。

前にも書いたがX-H2SだとOM-1とGH6に丸かぶりで、XF150-600も思いの外でかい..というか長い..のでその辺りを理由に踏みとどまっている。

まあ今注文入れても無印H2の登場前にH2Sが手元に来ることはなさそうなので、それも手を出さない言い訳としては十分かw

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悩ましいH2S

2022/6/5

先日フジX-H1の後継機が4年ぶりに発表された。

情報管制が厳格に敷かれていたのか、用途別に2種類用意されているということ以外、あまり細かい情報が事前に漏れ伝わってこなかったが、昨今フラッグシップモデルでは流行りの積層型センサーの採用など、スペック的には何となく想像できた内容である。

開発上の都合なのかマーケティングの理由なのか定かではないが、スピードと動画重視のX-H2sが先に発表され、無印のX-H2がこの秋に発表という流れなのは不思議である。

X-H2sはフジX使いとして、OM-1とGH6を持ってなかったら真っ先に導入するスペックではあるが、正直なところ個々の機能で両機と丸かぶりになっているので、フィルムシミュレーションが使えるフジXであること以外に導入する動機が今のところない。

X-H1の時からその直線的な意匠と質実剛健な造作はもろに好みなのだが、こと動画性能はGH6で余りあるほど十分であるので、X-H2sの4K/120Pが1.39倍にクロップされるテレコン仕様..一般的にはデメリットと取られるが..と聞いても今のところまだ触手は動かない。

それとご多分にもれず、ようやくフジも物体認識AFを採用してきて、サンプル映像を見る限り最後発だけあってなかなか優秀な印象があるが、OM-1と比べてどの程度のアドバンテージがあるのか気になるところだ。

ただ、フジXはGFX同様にどちらかと言うと写真がメインとなるので、とりあえず秋発表予定の高画素版のX-H2を見てからの検討になるかな。APS-Cで4000万画素となるらしいので、恐らく8K/30Pはイケると予想している。そのための電動ファンが外付けアクセサリーと想像。

と言いながらも先のことは自身でも予想できないところがあるwが、とりあえず同時発表されたインナーズームの150-600mmとパワーズームの18-120mm、それにロードマップに上がった単焦点の8mmは良いね。

Google Pixel 5 / ミネザクラ

2000m級の稜線では冷たい風に揺れながらサクラが咲いていた。