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尾白鷲

2017/3/17

根室海峡は豊饒の海だ。荒涼とした景色の中にあっても、そこには沢山の生きものが命をつなぐ姿が見られる。

とりわけこの季節、彼の地を代表するのは越冬のために集まってくる海ワシたちである。ユーラシア大陸の沿岸部を中心に見られるオジロワシも、少数ながら北海道で繁殖する個体もいる。

成鳥は3月には北帰行で大陸へ移動し始める個体が多いため、この時期に見られる成鳥は地元で繁殖する個体かもしれない。

そんな目で彼らを眺めていると、時々空中で餌の受け渡しをするシーンを目にするが、そんなペアはまず間違いなく地元の繁殖個体だろう。

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黎明期のミラーレスカメラのAFでも、風景写真など静物相手なら問題なかったが、当時多くに採用されていたコントラストAFでは動体撮影など望むべくもなく、そこはやはり一眼レフカメラの位相差式には遠く及ばなかった。

もともとは動画の撮影目的で導入したパナのGHシリーズではあったが、C社EOSを手放せなかったのは、その歴然とした性能差が大きかったからに他ならない。

それがこの数年、ミラーレス機のAF性能も向上し、特に各社が力を入れている像面位相差のAFは、一眼レフの位相差式にも引けを取らない性能を見せてくれる。

低照度での撮影などまだ絶対的な性能差はあるものの、日中のデイライト光源下でコントラストが不足しない場面であれば、ミラーレス各社のハイエンド機であれば何ら不足することはないと言っても良い。

むしろファインダーが暗くなること無く被写体を捕捉できるミラーレス機のほうが、MFなどやりやすい局面もあるので、今この時においてどちらが優位とは言い難いのも事実だ。

タンチョウは大型の鳥なので、比較的ファインダーに捉えやすいのだが、何せ雪面バックでタンチョウ自体も白いとあっては、ミラーレス機のコントラストAFには意外に辛い被写体である。

しかも至近距離を手前に向かって飛翔してくる..これは思っているよりは早い..とあっては、AF性能の限界テストのようで歩留まりも悪かろうと思いきや、AF-Cで連写してみるとこれが結構当たりが多くて驚きである。

フジのX-T2は、C社のEOS-1D並みのAFカスタムセッティングができることがウリだが、被写体のロックオン的な設定を有効にすると、この手の障害物が多い中を移動する被写体にはかなり有効であった。

AF-Cで被写体をロストすること無くピンを追い続ける、ここまでのAF性能があれば、無駄にでかい一眼レフなどもはや使う気も起きないぞ、というのが偽らざる本音である。

ねぐらへ帰る

2017/3/14

日がな一日、里の餌場で愛を確かめあった二人。夕暮れ時には手に手を取ってねぐらへと帰っていく。こうして今日も北の原野の日が暮れる。

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赤いベレー

2017/3/13

恋ダンス、踊り終わって空見上げれば、二人揃って赤いベレー。

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決めポーズ!

2017/3/12

恋ダンス、踊って歌って最後は一緒に決めポーズ!

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刺さってます

2017/3/11

いえ、立ってます。フラミンゴじゃないけど一本足打法も得意なのさ。

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ラブソング

2017/3/7

タンチョウの愛の叫びは春のラブソング。湿原の寒空に遠く響き渡る。

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鶴のねぐら

2017/3/6

タンチョウはキツネなどの外敵を避けるため、夜間のねぐらを川の中に集団で取る。

この冬はなかなかその川中のねぐらに気嵐が立たないと、常連のカメラマンたちがボヤいていたが、この日は氷点下17度まで下がって一応それらしくなった。

個人的にはダイヤモンドダストを期待していたのだが、さすがにそれは氷点下20度を下回らないと無理だろうね。

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雪原に舞う恋の踊りに春を見る。

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荒涼

2017/3/3

根室海峡に突き出した砂州の岬を、エゾシカの群れが行進して行く。夜間に積雪の少ない砂丘で採餌して、休息のために内陸に戻るところだ。

餌の少ない厳しい厳冬期、シカたちは毎日この行程を繰り返す。冬を越せずに命を落とす個体も多数いるが、春まで無事に過ごせれば、付近は緑に覆われて餌に困ることはない。

そんな春を待ちわびるシカたちの行進が、荒涼とした景色の中、今日も粛々と行われる。これが北の大地の野生の日常なのだ。

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