タグ : 尾瀬

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至仏山

2025/6/20

白さ際立つ

2025/6/12

入山料徴収

2025/6/7
カテゴリ:季節感, 独り言, 猛禽|タグ:,

先週尾瀬ヶ原に足を延ばした際、木道脇にダイサギがいるのに気が付いた。まあ気づくも何もまだ冬枯れ状態の湿原に白い大きな鳥がいればそれは目立つに決まっている。

家人の「釧路湿原みたい」「サギがツルみたいにしているのはそれこそ詐欺w」の言葉で、このケースは要らぬ誤解が始まるのではないかといささか不安が頭をよぎる。

案の定、後からやって来たハイカーの一群が「もしかしてツル?」みたいな会話でスマホで撮影していたので、これはまずいと思い、わざと声を出して「こんなところサギが珍しい」と言ったところ、「なんだサギだって」みたいな落胆の流れに落ち着いて人垣は崩れた。

とまあその辺はどうでも良い話ではあるのだが、よくよく個体を眺めていてダイサギにしてはやや不自然さを覚えた。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA / 燧ヶ岳をバックに

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA / ヤマアカガエルを捕食
FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA / 傍らにミズバショウ

まず冬羽であること。いくら尾瀬ヶ原がまだ寒いからと言っても下界はすでに繁殖時期なので、このタイミングで冬羽というのは解せない。

それと脚の基部(脛)が黄色味を帯びていること。ダイサギなら観えている部分は黒いはずである。

ということで、帰ってから調べてみたところどうやら「亜種ダイサギ」と呼ばれるダイサギの亜種のようであった。

亜種ダイサギは国内では冬鳥扱いということなので、北へ帰る途中に眼下に見えた湿原で腹ごしらえでもといったところと想像。実際、木道上の喧騒をよそに湿原でヤマアカガエルを捕食していた。

以前に尾瀬沼にアオサギがいるのを観ているのでそれ自体は珍しい話ではないのだが、尾瀬ヶ原に白い大きな鳥というのは家人が言う通り確かに釧路湿原味があるな。

カテゴリ:景勝地, |タグ:, ,

静かな尾瀬

2022/7/11

尾瀬も昔に比べるとだいぶ鳥が減ったなぁという印象。

四半世紀前なら夏の尾瀬はそれこそカッコウとオオジシギがうるさいくらい鳴いていたが、この10年ははるかな尾瀬というより静かな尾瀬と言った様相である。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ホオアカ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / ノビタキ

以前なら写真のホオアカ、ノビタキ、それにヒバリ、ビンズイも湿原内では至るところで営巣していたが、木道近くで見られるのはわずかである。

尾瀬ヶ原はまだ湿地の印象が強いが、基本的に高層湿原なので徐々に乾燥化が進み、何れは奥日光の戦場ヶ原のように環境が変化していくので、植生の遷移と同時に生きものの種類も変化することになる。

が、そういった自然の摂理よりもやはり鳥の数そのものがこの30年くらいで劇的に減ったな感が強い。

カテゴリ:景勝地, |タグ:, ,

すき間尾瀬

2022/6/20

近年恒例となっているこの時期の尾瀬歩きへ今年も。

ミズバショウの見頃も終わり、次のニッコウキスゲまでの梅雨時一ヶ月程度は尾瀬にとっては端境期。この日は平日ということもあって往路は行き交うハイカーも少なく快適な木道歩きだった。

花の時期が良いというのはその通りではあるが、ミズバショウとか過去に散々見てきているので、仕事でもない限りわざわざ混雑する時に出張っていくほどのものでもない。

ただ平日は尾瀬学校で小中高生が多く、それを知っていたので早朝から行動して昼前には引き上げる算段をしていたのだが、うっかり見晴らし十字路まで足を延ばして復路が遅くなり、山ノ鼻の手間で渋滞に巻き込まれたのには難儀したw

iPhone SE / 牛首と至仏山
OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ミズバショウの残り物

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ワタスゲと燧ヶ岳
OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / ミツガシワ

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 燧ヶ岳

湿原中央ではワタスゲが花をつけていたが、早いところではボチボチ綿毛に移行しつつある。

それと昨年は結構見かけたミツガシワだが、今回は木道脇くらいにしか残ってなかったのが気になった。湿原内のヌタ場を見る限りシカの食害の影響だと思うが、やはりそう簡単に復活ってわけにもいかないな。

尾瀬炎上

2021/8/26

尾瀬ガイド協会の公式Twitterアカウントの、いわゆる中の人がやらかしたようで、ちょっと前に界隈で話題になっていた。

関係者の話では、昨今の風潮で「それを言ったらおしめぇよ」って感じの内容で、人種差別やら女性蔑視やら俗に言うヘイト系のツィートのオンパレードだったようだ。

とある集団の中で、誰それはSNSやITに明るいからとか言う理由で担当を振られるケースはアルアルだが、公式である以上はその人の思想信条をよく洗った上で任せないと、何れ即炎上となってしまう良い例だ。

個人的な思想が右に染まっていようが左に寄っていようが自由であるが、行き過ぎた右は差別主義に走りがちであり、振れ過ぎた左は排他主義に陥りがちである。

直接会って話す限りよくある田舎のオヤジの会話..と言っても中の人を知っているわけではないので本当にバ◯かも..でも、文字にしてネットに流した段階で本人のその気やら悪気やらとは関係なく独り歩きするのはネットの世界の常なので、それが公式ともなればその結果で起きる事象は推して知るべしだ。

最終的に尾瀬保護財団まで抗議を上げるほど当地ではインパクトあった..草津町議の騒動以来だなw..が、件の中の人と思しき人物はネット民からTwitterもFacebookも特定され、すでにアカウントを削除して遁走している。

尾瀬はその特異な自然景観で素晴らしい環境にあるが、国立公園となる前から関係者ヅラした有象無象が跋扈しているのは他の世界自然遺産などと同じである。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO

東の空が朝焼けに染まるのは秋が近い証拠。でも晴れると日中はさすがに暑い。

何より今週は湿気が多くてかなわんな。

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