タグ : 尾瀬

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先月、新宿へ仕事で出た際、ペンタックスフォーラムのギャラリーで尾瀬の写真展をやっているのを横目で見つつ、時間が取れなかったので立ち寄ることは出来なかったが、その写真展のサブタイトルに「太古からの..」という表現があったのが少々気になっていた。

太古という表現には諸説あって、単純に有史以前を指す場合や、恐竜が闊歩していたような古生代を指す場合がある。約45億年という途方もなく長い地球の歴史を考えた時、縄文時代などつい最近の話であるため、個人的に太古というのは後者のイメージが強いのである。

で当の尾瀬の話だが、東から尾瀬沼〜燧ヶ岳〜尾瀬ヶ原〜至仏山という現在の景観で考えた場合、例えば、蛇紋岩で形成された至仏山は約2億年前にできたかなり古い山であるのに対し、燧ヶ岳が現在の形になった噴火は約2万年前のことである。

尾瀬沼はその燧ヶ岳の噴火でせき止められた沼尻川によって生まれており、いわゆる尾瀬ヶ原が現在の高層湿原となったのはさらにその後の話で、約8千年前と以外と最近の話なのである。

なので私見ではあるが、言葉の上で尾瀬のすべてを太古と表現するのにはやや違和感があるのである。

尾瀬ヶ原

Canon EOS 5D MarkII / EF24-105mm F4L IS USM / 晩秋の尾瀬ヶ原

これは余談だが、何年か前に友人を案内して尾瀬を歩いた時のこと。

尾瀬の木道をハイカー..賑やかな大阪のオバちゃんの一群だった..を引き連れ歩いていた若いガイドが、湿原を指差して「湿原はとても脆弱です。何万年もかけてこの状態になったので決して足を踏み入れてはいけない。回復するのにまた何万年も掛かってしまいます。」といった内容のことを訳知り顔で説明していたのを横で聞いてしまって..

尾瀬の貴重な自然を大切にしようというメッセージとしては良いのだが、ちょっと事実関係に間違いがあるので、いやいやそれはちゃうで!ってどれだけ突っ込みたかったことかw

カテゴリ:景勝地|タグ:

尾瀬開き

2017/5/24

少しネタが古いが、一週間前に尾瀬が山開きをした。尾瀬は単独で国立公園となってから今年で10年目となる節目を迎える。

入山者数が減少しているとか何とか心配の声が関係者から聞こえてくるが、個人的にはまだまだ適正な利用者数とは言い難いと思っている。

入山料徴収の話なども出ては消えを繰り返しているが、そもそも整備して維持しなければならないほど人の出入りが多いほうが問題なのである。

山開きしたばかりだがこれからミズバショウの季節となるので、夏の花の季節との端境期である梅雨の頃まで静かな木道はおあずけだろう。

12月19日(土)、尾瀬保護財団の設立20周年を記念して、東京虎ノ門で記念シンポジウムが開催されます。

「これからもみんなの尾瀬であるために」をテーマに、各種メディアで活躍されている橋谷晃氏の基調講演や、写真家で同財団理事である新井幸人氏によるスライドトークの他、識者関係者によるパネルディスカッションがプログラムされています。

TM IMAGINGも映像の関係で一部協力しています。年末のバタバタした時期になりますが、お時間のある方はご参加ください。申し込み締め切りは12月11日(土)です。

oze20151219

(c)尾瀬保護財団
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風景写真家の新井幸人氏撮影によるタイムラプス映像『Time Lapse of OZE』をYouTubeで公開中。

タイムラプスの撮影機能は今やカメラに標準で組み込まれるスタンダード機能であり、YouTubeなど眺めているとまさに百花繚乱だ。特に海外のアーティスト系の作家の作品は手間暇掛かってるものが多く、見ていて飽きない。

微速度撮影という日常的な視覚の域を逸脱した映像なので、いつも目にしている眺めでもそれなりではあるが、前述した海外の例でも判る通り、やはり美しい景色を時間をかけて映し込んだ映像のほうが見栄えがする。

観てよし歩いてよし撮ってよし。尾瀬は自然景観では文句なく国内屈指の環境を誇るが、そんな尾瀬を朝に夕にそして夜..さらに鳥のように空からも..にと時間を早めて眺めるのは実に新鮮である。

 
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ありそうでなかった、ドローンによる尾瀬のエアリアルショット映像『OZE Aerial Shoot』をYouTubeで公開中。撮影は尾瀬を中心に活動する風景写真家の新井幸人氏によるもので、先行して今年の正月に群馬テレビで特番も組まれた。

新井幸人 尾瀬 空撮映像

ドローン絡みの事故や事件のせいで、都市部ではすっかり肩身が狭くなったマルチコプターによる空撮だが、大自然の中ではその能力を遺憾なく発揮して、大空を舞う鳥の気分で尾瀬の高層湿原を高みから眺めることが出来る。

事前に所管する環境省の許可を得たのは当然のことながら、撮影は早朝など人影の少ない時間帯やシーズンを微妙にずらすなどして、景観を楽しみに訪れている行楽客の迷惑にならないようなるべく配慮して行われている。それと共に期待された効果として、湿原中央部など通常木道から観ることが出来ないエリアを撮影することで、以前から問題になっているシカの食害による植生被害の状況も明らかになった。

先日新装開店なったネイチャー・イメージングでは、番組制作やCM向けに新井幸人氏の映像集をフッテージとして取り扱っているので、その筋の方々に是非ご利用いただければと思う。

 
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