タグ : マイクロフォーサーズ

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春の季節移動

2024/3/31

春遅し

2024/3/26

レンズのリキャップどうしを接着すると、バッグ収納時に縦に重ねてもガタつくことなく取り出しも楽。マイクロフォーサーズはレンズが小さいのでこういう芸当もできる。写真はテレコンだが、標準や望遠ズームとかでも有効。

iPhone 13 mini

これマイクロフォーサーズだからという話ではなく、古くはFDやFマウントでもやっていた。昔のMFレンズは今のマイクロフォーサーズとサイズ感が同じだったので。

今どきの35mm版のAFレンズはどれもこれも大ぶりになってしまって、やたら場所を取る。あんなに巨大化すればそりゃ画質が良いと喧伝できるさ。

iPhone 13 mini

左上から時計回りにNikon Aiニッコール28mmF2.8S、Canon NewFD50mmF1.4、そして換算50mm相当のOLYMPUS M.ZUIKO DIGITAL25mmF1.8。

焦点距離と明るさが異なるが、昔のMFレンズのサイズ感が判る。

基本的に写真や映像は記録のために撮っているので、絶景と呼ばれるような眺めを特段狙うことはない。

人は忘れる生きもの。あくまで記憶を補完するために記録として撮る。

その季節その場所にどんな生きものがいたか。あの花はいつ咲いてあの木はいつ色づき散ったか等々。その時どんな景色を眺めていたか。景色なら季節感、生きものなら状況と行動を記録するため。

ほぼ日常のメモ代わりと言って良い。

そういう意味でスマホは最適。そういう意味で小さいカメラは絶対正義。ワイルドライフを撮るので望遠レンズがコンパクトなマイクロフォーサーズは最強。

観る行為のじゃまにならず、観に行く行動をスポイルせず、観た結果調べた結果をビジュアルで記録する。写真または映像は記録のために撮るのである。

FUJIFILM X-H2S / XF18-120mmF4 LM PZ WR / ETERNA BLEACH BYPASS

写真を始めた頃は作品づくり的なニュアンスも含んでいたことは否定しないが、仕事で撮影に関わるようになってからはその方向性はかなり薄まった。

なので業務では依頼されれば絶景でも何でも撮るのは言うまでもない。そりゃ仕事なんで基本的に被写体を選ぶ立場にはないということだ。

また、写真と映像の素材屋でもあるので、品揃えのために見栄えのする絵柄を撮ることは当然あるが、それはあくまで商品としてである。

個人的な写真と映像はあくまで記録のためということだ。

望遠マクロ

2022/9/18

フィルムカメラ時代には各社とも200mm前後の望遠マクロを用意していたが、デジタルカメラになって以降めっきり見かけくなった。

魚眼レンズとかと一緒で特殊撮影の分野になるので、専門性の高い虫屋のような人達以外ニーズが無いのと、望遠ズームの近接能力が高くなっているというのがあるだろう。

OMのマイクロフォーサーズレンズはどれも近接撮影能力が高く、35mm換算で0.5倍程度まで寄れるのはザラで、マクロ域にそこまで行く必要がなければ十分である。

そんなOMが新しい望遠マクロを用意しているらしく、90mmというから35換算で180mmなり、噂では4倍程度までの倍率を実現するとのこと。

何かと35mm版と比べられてこき下ろされるマイクロフォーサーズwだが、超望遠とかマクロなら圧倒的に優位となるわけで、OMはもっとこっちのカテゴリを攻めるべきだろうね。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

気温が高ければすぐに逃げるツマグロヒョウモンも、この季節の早朝はさすがに動きが鈍い。

パナライカ100-400も35mm換算で0.5倍のハーフマクロ性能があるので、この程度の近接撮影はお手の物。何よりズームレンズなので、近づいてから動かずに画角を変化させられるのが便利である。

またぞろ35mmフルサイズがほしいと思っているが、最近評判のOM-1はどうだろうか?という相談を受けた。

またその話かと思う事案なので、いつものように「1mmでもフルサイズが気になっているならマイクロフォーサーズ(m4/3)は止めておいたほうが良い」「写真が上手く撮れないことをセンサーが小さいせいにして後悔することうけあいだから」と言っている。

何度も書いていることだが、35mmフルサイズだろうがAPS-Cだろうがm4/3だろうが、ブラインドテストしたらどれがどれかなど絶対分かりっこないと断言できるので、結局は撮影者の気持ちの問題ということに他ならない。俺様は35mmフルサイズで撮っているんだ!と悦に浸りたければ素直にそうすれば良いのである。

そもそも我々のような生きもの屋が好んでm4/3を使うのには理由があって、800mmや1200mmなどという超望遠域を含めても機材の携行コストは極めて小さく軽く抑えられるので、35mmフルサイズとは比較にならないのである。

さらに言えば金額的コストも然り。前述の質問者はナイコンZ9で野鳥や風景が撮りたいような話だったが、Z9..納期一年待ちらしいのでそもそも今シーズンは手に入らないだろうがw..に超望遠と大三元ズームの組み合わせでは軽く200万超えコースとなるが、例えばOM-1なら60万もあればそれなりに揃うのである。

Z9が現行ミラーレスカメラで最高性能であることは揺るがない事実であるが、OM-1と比べて値段に見合った差があるかと言えばそれは前述の通りなので、そこに70万払える人はZ9を買えば良いだろうし、目的が明確であればOM-1やGH6で何も問題ないのである。

Google Pixel 5

拙者の場合は天狗様仕様の超望遠システムの都合があってマイクロフォーサーズは手放せない。

昔と違って今は35mm版のボディも使えるアダプタを用意している..実際ちょっと前までS5で使っていたしね..が、GH6のようなm4/3機が存在する限りはまだまだm4/3を優先して使うことになる。

鳥の写真ばかり載せていると野鳥カメラマンと思われそうだが、OM-1はレンズを向ければ歩留まりよく鳥の写真が撮れてしまうので、時期も時期だししばらくはそれも致し方なしだw

まあ写真を始めた理由がそもそも鳥だったので、その認識自体は当たらずとも遠からじだが、鳥を専門に撮るのは15年以上前に足を洗っていて、今は生きものと自然全般に広くと言ったところだ。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

で、先日の妙義での与太話。

引き上げ時に駐車場に留めた車脇にヤマガラがフレンドリーにやって来て、花の中から何かの幼虫をついばんでいたので、OM-1で狙っていたところ、ニヤニヤしながら白レンズを抱えたオッサン..というか爺さんだな..が近づいてきた。

こちらが撮っているヤマガラを狙いに来たのかと思っていると、「何だヤマガラか」とつぶやきそのまま続けて、やれマイクロフォーサーズはセンサーが小さいからダメだの、オリンパスなんかもう終わりだとの腐し始めた。

何だコイツと思い振り返ると、抱えていたご自慢のEOS R5とRF100-500?を目の前にかざして、やっぱり写真はフルサイズだよねぇなどとほざきやがった。

これは久しぶりにフルサイズと白レンズでマウントするカメラ親父の登場だなと判断し、すかざす肩から下げていたGF100-200付きのGFX100Sで桜を撮るふりをしながら、「そうだよなぁ、やっぱ写真はセンサーサイズと何より画素数だよなぁ」とつぶやくと、バツが悪そうにR5を小脇に無言で去って行ったとさ。

ということで、GFXは悪霊退散によく効く御札のような存在だなと、あらためて思い直した日であったw

OM-1に続いてマイクロフォーサーズ陣営からパナのGH6の噂が流れてきたが、どうやら来週辺りに正式発表があるらしいので、噂ではなくホンモノの情報っぽい。

事前の噂通り5.7K/60Pやら4K/120Pが行け、ダイナミックブーストなる聞きなれない機能があるなど、GH5Sの後継機つまり完全に動画機にコンセプトを振ってきったようである。外観上も背面の液晶モニター側に空冷のファンらしきものが見て取れるので、S1HのGマウント版的なモデルなのだろう。

それにしても、まだ噂なれどボディ単体で740gもある点には驚きを禁じ得ない。よもや35mmフルサイズのR5より重いとはなんともいやはやである。

マウント部がネジの本数が2本増えている点から見ても、相当に剛性を高めつつ放熱効果の為に強制空冷のファン含めそういった部分に力を入れきたのがよく分かるのだが、それにしても小型軽量に利があるべきマイクロフォーサーズ機でそれはどうなのかと思ったり。

GH2以来歴代のGHシリーズは手に入れてきたが、ちょっと今回は見送る公算が高いかな。そこまで今は動画撮影に入れ込んでいないのもあるが、秋頃にG9PROの後継機が出るのではないか?という希望的観測があるのでね。

G9PROは一代限りというのは以前から言われてきたし、今のパナにそこまで体力があるか微妙なところだが、GH6をムービーカメラとしてここまで振り切ってきたことを考えると、スチル用のモデルが必要になるのではないかと思うわけである。

などと言いつつも、マイクロフォーサーズ愛から手を出す可能性もゼロではなかったり..w

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

昨日と同じ場所から撮影した谷川連峰。うちから眺めた時との決定的な違いは手前に三峰山が重なるかどうかということ。三峰でブラインドになっている名前の由来でもある谷川の谷地形がよく分かる。

今日は夜半から降雪模様だったが、30cm弱と予想より意外に積もったかな。そのせいで朝から餌台が賑やかである。