この冬はアトリが少なかった
アトリは当たり年とそうでない年の差が激しい冬鳥である。多い年はそれこそ数十万羽といった単位で集まることもあるが、この冬のようにぱったり見かけない年もある不思議な鳥である。
渡りのルートから外れているだけという可能性もあるが、全国的に少ないという話も聞くので、日本列島に渡ってきた数がそもそも少なかったということなのだろう。
実際、この冬は秋に県境の山で何度か見掛けた程度で、家の周辺ではまったく見掛けないという近年では珍しい年であった。
その分というかどうか、やたらカワラヒワは多かったけど。
そのカワラヒワの群れの中にアトリが数羽混ざっているのを見つけた。
いくら少ないとは言っても、さすがに春先に北上する個体が立ち寄るかなとは思っていたけどね。