カテゴリ : 季節感

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耕すそばから

2022/5/12

生きものの痕跡を認めるのも難しい冬越しの田んぼだが、初夏になってひとたびトラクターが田起こしに入ると少しづつ様相が変化する。

掘り起こされる前から時々コロコロと鳴いていたシュレーゲルアオガエルたちが引水を期待し賑やかさを増し、日当たりの良い畦にオケラが這い上がってきて右往左往。

それにどこで見ていたのか、ダイサギやアオサギが飛来してトラクターの後について回り、逃げ惑うミミズを採餌する姿をあちこちで目にする。

同じ人為的な耕地であっても乾燥している畑と違って田んぼは湿地そのものなので、そこに集う生きものを種類はかなり違うものがある。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

OM-1は事前の噂では高感度性能が2段アップしたという触れこみで、確かに前モデルと比べると向上している印象はあるが、さすがに2段は言い過ぎで、控えめに言っても1段少々といったところだろう。

もちろんそれでもGH6よりは高感度性能は高いので、そこは両機を併用する上でありがたいことではある。

それより特筆すべきはダイナミックレンジが広くなった点で、以前ならちょっとした露出オーバーで白飛びしていたシラサギの背面など情報が残っていて結構粘っている。

これなら以前のように明るい光源下で白を写す際、意識的にアンダーにしなくても良さそうだ。

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農家も始動

2022/5/8

GW前半は天気が悪く庭に遅霜が降りるほど寒い日が続いたが、後半は好天が続いた。久しぶりに遠望できた浅間山はその前半の降雪で少し白くなっている。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.
LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO
OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14

その遅霜を恐れて農家も天気予報とはにらめっこの様相だが、それでもぼちぼち活動が活発化しており、ヒバリやホオジロが日々トラクターに追われて右往左往している。

おらが村は基本的に農業主体だが、作物が育つには自然の日光と雨、それに日中の気温の高さが重要なので、冬の間は農家は南のほうに畑を借りているうちが多く、自分ちの周囲を耕し始めるのはGW明け頃からである。

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春の環境調査ウィークの後半は、春まだ浅い東北から新緑が展葉する南関東へと転戦。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

季節は打って変わって一気に春真っ盛りで、夏鳥たちはすでに子育てモード全開。

しかしヤマビルまで活性化していて、定宿の風呂場の脱衣所でウネウネしていたのにはさすがに閉口。誰よ連れてきたのw

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春の奔流

2022/4/23

雪解け水がほとばしる春の瀬をしゃがみこんで撮っていたら、目の前をカワセミ2羽が追いつ追われつ春のチェイスで上流方向へ。

そしてその直後には頭上をキャラキャラ鳴きながら下流方向へ飛び去るヤマセミが。

来月には対岸の沢沿いの棚田にアカショウビンも渡ってくるので、ここはカワセミ3種を同時に観ることができる貴重な場所だ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM-1でライブNDに新たに追加されたND64モードで撮影。従来機はND32までだったが、OM-1から6EV相当の減光が可能となっている。

ピーカンの日中にNDフィルタも三脚も必要とせず、こういったシーンを手持ちで狙えるのはE-M系など旧オリンパス機とOM-1のみである。

時間を遡って記録するプリキャプチャなど、この手のコンピューテショナル・フォトグラフィをインチキなどと揶揄する了見の狭い輩を時々見かけるが、デジタルカメラで撮影している時点ですでに加工されたデータを見ていることに気がつないア○な情弱としか言いようがない。

ナイコンがファームアップでZ9に同様の機能を追加するようだが、そうなったらそのア○連中は手のひらを返すように「これからはカメラが何でもできないとイカン」とか言い出すに決まってるぞw

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今週は春の環境調査ウィーク..あくまで個人的な話..なのでその現場手伝いで野外活動に集中。前半は東北の端っこの雪国の山間地へ。

オオルリ、クロツグミ、サンショウクイ、センダイムシクイなど夏鳥たちがそわそわしているまだ芽吹き前の農村部にも、ようやく遅い春がやって来ていた。

田起こし前の田んぼの畦ではツクシが伸び始めていたが、里ではソメイヨシノが満開をピークをやや過ぎた当たりといったところか。

FUJIFILM GFX100S / GF45-100mmF4 R LM OIS WR / PROVIA
FUJIFILM X-T4 / XF70-300mmF4-5.6 R LM OIS WR / Vevia

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

夏鳥たちの合唱を聞きつつも、目の前の畦にはまだツグミやタヒバリの姿もチラホラ。夏鳥たちに押し出されるように北へ向かう途上だろう。

ツグミのカットはノートリだが、鳥がこのサイズ感でもガチで目にピンが来ているので、OM-1は被写体認識以前にクロス測距のAFポイントの増加..1053点オールクロス像面位相差クアッドピクセルAFって長ぇーなw..による精度の向上が、結果的に解像感のアップにつながっていると思われる。

カテゴリ:季節感

天気が良いのは今週末までということだったので、天狗様の繁殖状況の進捗確認のためにフィールドへ出撃。

予報では気温が高くなるという話だったが、尾根筋に立っていたこともあって風が意外に冷たくて、良い天気ではあったがお昼ぐらいまでは震えて過ごした。

今日は麓から遠望観察だったが、それでも車まで上着を取りに戻るには躊躇する距離と登りだったので、ちょっと失敗した感あり。鼻水垂れてきたのが寒さなのか花粉なのか微妙だったなw

iPhone 13 mini
OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / アートフィルター

平野部ではすでにソメイヨシノが散り始めているが、この辺りの奥山の寒村ではこれからが見頃だ。それにウグイスこそさえずっていたが、ツバメの姿はまだない。

そう言えば、天狗様とクマタカの餌持ちを同じ日に観察したのは、こんなことを40年近くやっているが初めてのことだった。それぞれの出現位置こそ離れていたが、時間は30分も空いてない。

天狗様が繁殖している年は、同じ谷に棲むクマタカは目に見えて隠密行動となって、繁殖していてもなかなか姿を見せない。ハンティングしてそのまま林内を枝伝いに移動されると、そもそも捕捉すらできないしね。

ということで、この日は先日パナから送られてきたCFexpressカードに天狗様とクマタカ、そしてそれぞれの餌持ちがGH6の4K/120pで収録される珍しい事態となったとさw

GH6で収録できる動画フォーマットの数は、ざっと数えただけでもVFRの細かい設定を含め優に100を超える。しかも本機からProResでも収録できるのだから驚きだ。

そのおかげで、先週末から毎日のように誰かしらから記録形式はどれを選べば良いのか?という問い合わせが入っていて、パナにはいい迷惑だと文句の一つも言いたいw

ただ今回は拙者の周囲でもそれだけGH6に手を出した関係者やアマがいるということでもあるので、巷の噂通り売れているのは間違いないようだ。

実際それを裏付けるように、市場から予備バッテリーが手に入らない状態で、後から追加で注文した分が納期未定のままである。型番はDMW-BLK22でS5と同じなので、手持ちに2つばかりあるのと、三脚運用時はモバイルバッテリからPDで給電することになるので当面困ることはないが、予備は多いことに越したことはない。

と言うのも、GH6は最近のデジカメにしてはなかなかの大食らいで、尺にもよるが手ぶれ補正効かせつつああでもないこうでもないと動画収録メインで回していると半日どころか2・3時間しかもたない。

そしてその原因の一つであると思われる手ぶれ補正は、噂に違わぬ強力なもので期待以上に感じる。フィックスであれば手ぶれ補正ブーストが使える..パナ純正レンズという縛りがあるが..し、通常モードのままでも動画向けに抑制の効いた補正によって不自然さを感じさせない。

平野部から桜満開の便りが届いているが、県北の里山はまだ寒々とした景色で、苗代桜の別名もある樹齢500年とも言われる発地のヒガンザクラは冬の装いのままだ。

この映像は望遠時に一部三脚も使っているが、基本的に手持ちで撮影している。本格的に映像制作に関わるなら3軸補正可能なジンバルがあった方が良いが、GH6ならジンバルなくてもなんとかなるところまできているかな。

この手の映像作品が手間要らずでサクッと撮影も編集もできてしまうのは、まったくもって良い時代になったもんだとしみじみ..

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / 手持ちハイレゾ

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / 手持ちハイレゾ

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO / 手持ちハイレゾ

LUMIX GH6 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / 手持ちハイレゾ

LUMIX GH6 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

そしてGH6は文字通り動画も写真も撮れるカメラなので、まったく同じ機材で4K 4:2:2 10bitの映像と1億画素の写真を撮ることができる。

ちなみにOM-1の手持ちハイレゾは5000万画素だが、GH6は2500万画素センサーから1億画素!の手持ちハイレゾショットが可能。ただその分GH6のハイレゾ合成はOM-1の倍以上かかるので、常用できるのはOM-1のほうだろう。

寒が戻り過ぎ

2022/3/23

連日本州各地からソメイヨシノ開花の知らせが届く中、関東北部は季節外れの寒さに戸惑い気味。

今朝の赤城高原は氷点下6℃の真冬に逆戻りで、前橋でも今日辺り桜の開花予報が出ているが、ここまで寒が戻るとそれも怪しい雲行きだ。

それにしても、この寒空の中で電力の需給逼迫で暖房を緩めろだの何だのと右往左往し、国民にお願いする以外に何も打つ手のないポンコツニッポンの情けなさときたら、もう何を言わんやである。

何でも、東電の火力発電所が先日の震度6強の地震で稼働が止まっているらしい。鹿島神宮にはなまずを押さえ込む要石があるが、過去の伝聞からもそれほど地震が多発していた場所だというのは自明の理だ。が、未だに福島の太平洋岸に火力発電所を並べておくという無策無能は一体なんだろな。

東日本大地震であれだけの地震と津波の被害でこっ酷くやられているにもかかわらず、この10年で教訓も生かされずに何も手を打ってこなかった国と東電とのやる気のなさには呆れるばかりだ。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO + MC-14 / ホオジロ

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS / ツグミ

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S. / カワラヒワ

OM-1のウリの一つが被写体検出AFである。

オリではE-M1Xで初めて搭載された機能で、E-M1Xでもそれなりに便利に使っていたが、OM-1はプロセッサの処理速度が2倍になったことでその認識レベルが向上、その上さらに精度が上がったのがちょっと試しただけでもよくわかる。

上の3枚は少し意地の悪い条件でわざと狙ってみたが、以前なら間違いなく手前に被っている枝にピンを持っていかれていた状況でも、鳥のそれも目にピンが来ており、しっかり解像もしているのがわかる。

センサーがマイクロフォーサーズ初の積層型となったことで読み出し速度が速くなり、2000万画素であってもそれ以上の解像感が感じられる絵作りだ。

絶対的なデータ処理速度が速くなった点は先の被写体検出性能にもそのまま恩恵があるわけで、新型の画像処理エンジンのポテンシャルの高さと余裕を感じさせるものがある。

実際、枝が込み入った疎林に屯っていたカワラヒワ軍団にレンズを向けてみたが、鳥と識別できる物体全てに検出枠が次々と表示される様は圧巻である。まあ逆にそれはそれでウザいことこの上ないのではあるがw

今週は春の裏仕事で中日本へ出張中。標高の関係で花粉の嵐は免れているが、若干黄砂がかすめていたようで、午後になると視界が靄ってきて難儀した。

気温も高く朝は良い天気だったけどね。

iPhone 13 mini

南関東辺りではツバメの便りが届いているが、地元にやって来るのはまだもう少し先だ。

その代わりと言ってはなんだが、出張先の高地でイワツバメを確認。これが今シーズン最初の夏鳥の季節移動の観測ということになる。

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一気に夏日

2022/3/15

関東の平野部は三寒四温など通り越して一気に20℃超えの夏日となった。

高原の当地でも午後は室内にいても上着要らずのシャツ一枚OK状態で、毛皮のおぬこ様も床にベタッと張り付いていた。当然ストーブも今年に入ってから初めて使わない事態である。

この暖かさはまだこの数日は続くようなので、遅れ気味の梅の開花とは逆に桜の早期開花にも影響しそうだ。

iPhone 13 mini

とは言え標高の高い尾根伝いにはまだまだ雪があって、行動中のアイゼンは必須である。

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