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デング騒動もその後さらにヒートアップし、このままいくと都内の公園全域に殺虫剤を散布しそうな勢いだ。

来月も後半になれば蚊の活動期も下火になるのだから、公園の立ち入りを制限するなりしてしのげないものだろうか。殺虫剤を撒けばそりゃ蚊は駆除できるだろけど、当然他の昆虫もヤラれちゃうわけで、そこに依存しているその上の生きものたちはたまったもんじゃないと思うが。特に都会の夜を飛び回るコウモリの仲間とかは迷惑千万だ。

ま、お役人が後で文句言われないようにと手を打っているのだろうけど、狂想曲は今しばらく続きそうな感じだね。


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ちょっと強引に秋っぽいカットを。さくらなどバラ科の仲間は割と早くに色が抜ける

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おこり病

2014/9/3

デング熱?と聞いて天狗熱かと思ったが、それは私のようなワシ屋がかかる重い病気のことだ(笑)。

という戯言はさておき、当のデング熱は昨今ニュースを賑わしている時事ネタであるが、折しも西アフリカでエボラ出血熱が猛威を振るっているため、マスゴミがこぞってネタに飛びつきお大騒ぎするいつものフィーバーである。

デング熱は何も昨日今日に日本に発生したものでなく、大きく人が動く動乱期に海外、特に東南アジアなどから持ち込まれ、それが拡散し流行る傾向にある流行り病のたぐいだ。近年ではアジアや大陸からの引揚者が大量に移動した太平洋戦争直後などに流行している。マスゴミが地球温暖化などを引き合いに、さも大騒動になるかのように連日煽っているが、報道されなくとも毎年200人前後の発症例はあるのだ。

同様な流行り病にマラリアがあり、これもハマダラカという蚊が媒介して広まるが、その熱帯を起源とするようなマラリアも、昔から動乱期に流行るもので、デング熱同様に終戦直後などに流行してる。古くは、病死とされる平清盛もその症状はマラリアそのものと言われており、衛生上問題のあった明治初期頃までは土着のおこり病と言われていたのである。

地球温暖化が影響ないのかという観点では、媒介者の蚊が通年生息できるようになれば話は違うが、夏の高温が続く日本といえど、季節による寒暖の差が激しい気候では、ウィルスを持った蚊が生き残る..正確には感染者の血を吸った蚊が発生し続ける..可能性は今のところかなり低いのではないかと思う。

ただ問題は、先の動乱期以上に感染者が簡単に移動する点であり、今回のデング熱騒動も代々木で行われたイベントに全国から参加者があって、その結果あたかも地方にまで広まってしまったように見える点だろうか。流行り病を防ぐのは水際でとはよく言われることだが、気付かず勝手に拡散してしまうのが一番厄介である。

マラリアと言えば、その昔、ケニヤのアンボセリ国立公園を車で走っていた時、後ろから走って追いかけてくるマサイの男がいた。事情を聞くと緊急でセレナ・ロッジまで乗せて行って欲しいというのである。肌が黒いので顔色を推し量ることもできないのだが、いつ通りがかりか判らないサファリを走っている車を待ち構えてまで急を要する用事とは何かと聞いてみれば、マラリアで高熱が出ているのでロッジの医者に診てもらうのだという。ええ!高熱ってアンタ今全速力で走って来なかった?みたいに驚いたことを思い出した(苦笑)。

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ケニヤでのサファリは毎日テントで野天のキャンプをしていたので、マラリアを恐れて持参した蚊取り線香..向こうではモスキートコイルって呼んでた..をバンバン焚いていたが、雨季の終わりで季節的には若干涼しかったこともあって、一度も蚊には刺されずに済んだ。マラリアには決定的な予防薬がなく、それを謳っていた薬も一応現地で買ったものの、副作用が怖かったので使わなかったのである。

結局とどのつまりは媒介者である蚊に刺されないようにするのが最善の対策であるのだが、我々のように野外で活動する者にとってそれはなかなか難く、ましてや流行地の意識がなければそれは尚のことだろう。

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ケーン、ケーンと鳴きながらバサバサと翼を打ち下ろす独特の行動はドラミングの一種であり、雄キジの縄張り宣言でもある。

キジは一夫多妻である。人間を除けば、たいていの生きものの一夫多妻というのは、個々の子供を大切に育てることよりも、多くの雌を抱え込むことで、自分の子孫をより多く残そうという戦略に基づくものである。それには、自分以外の雄が雌に近づくことを徹底して排除する必要があるわけで、雄キジにとって自分の縄張りへの他の雄の侵入は認められず、常に縄張り周辺での個別的自衛権の発動に駆られている、ということになる。ちなみに、キジは一夫多妻であっても、他の群れと行動を共に生活をしているわけではないので、集団的自衛権を行使することはない。

その点では、常に集団で行動する草食動物、例えばバッファローやヌーそれにインパラなどは、ライオンなど捕食動物に対して集団で防衛行動を取る。コロニーを形成して子育てをするペンギンやアジサシなども、トウゾクカモメやカラスなどの侵入に対して連携して追い払いを行うが、これはいわゆる集団的自衛権の行使ということに他ならない。

ちなみに、散歩中の人がクマに襲われ、それを飼い犬が撃退するというのが話題になった。同じようなケースで、米でも飼い猫が野良犬を追い払う動画が話題になっていた。何れのケースも、当事者である人に対して密接な関係にある他種による防衛行動が行われたので、見方によっては集団的自衛権の発動とも受け取れるが、飼育下の動物の場合は家族という同じグループに属した関係であることがうかがえるため、実際は個別的自衛権の発動と考えるのが筋だろう。

話が時節柄の話題に逸れたが、生きものにとっての自衛権というのは、その生活様式によって立ち位置が変わる。前述のキジにとって、他のキジがオオタカに襲われようがキツネに食われようが、そんなことは知ったことでない。自分だけ生き残れればそれでオッケーなので、自分の縄張りを守る個別的自衛権は使っても、決して集団的自衛権は使わない。が、後述の例に挙げたアジサシは集団で行動し、敵の侵入を連携して撃退することで、集団的自衛権のメリットを最大限受益していると考えられる。

集団で行動するということの意味を狭義に捉えるか広義に捉えるか、それこそそれは解釈の違いということになるのだが、我々人間は集団で行動する際のルールを話し合いで決めるという習慣がある..ない人達もいるが..ので、そこの手続きを端折ってしまうのはルール違反と言われても仕方ないことだろう。事が大きい話だけに、筋はしっかり通したほうが後腐れないはずだ。

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こうして一部分だけ切り取ると仲睦まじいペアのようだが、写っていないだけで実際は周囲にもう2・3羽いる。こうしてキジ雄は今日も個別的自衛権の行使に余念がない。

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今週末はいよいよサムライブルーの登場だ。普段サッカーなど観ることはないが、ワールドカップや五輪など国別対抗戦にはやはり熱くなる。

開催地であるブラジルは日本から見て地球のほぼ裏側にあたり、時差も12時間ときりが良い。日本のグループステージは上手い具合に3戦とも午前中に行われるので、前回の南アフリカの時のように睡眠不足になることはないので助かる。

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サムライブルーを彷彿とさせるヒオウギアヤメの青。

近縁種のカキツバタやショウブ..ショウブは分類上は科が異なるが..が湿地に生えるのに対し、ヒオウギアヤメは乾燥地を好む。似たような花が咲くのに不思議なものである。

無病息災

2014/1/11


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どんど焼きでがんす。風もなく、寒波を前に暖かい日で良かった。子供らがまた一年、怪我なく病気なく過ごせるように。

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賀状に一言

2013/12/26

年賀状などという日本固有の慣習から足を洗おうと、過去何度も試みているものの、結局今年(来年?)も観念して印刷することにした。

別段、便りを出すことが悪いことだとは思わないし、インターネット時代だからメールで済まそう的な考えもない。だが、何故に年も明けていないのに「あけましておめでとう」などと書かねばならないのか不思議でならない。年が明けて正月過ぎてから書いたほうが、気持ちも盛り上がると思うがどうなんだろうか。

どうにも未来のことを白々しく書くのが納得がいかず、今年も手書き一言は書かないというささやかな抵抗だけはしてみる。え?書くのが面倒なんじゃないかって?いえいえ、今年の通信面の背景は暗色なもんで、書くところが無かったりするのだ(笑)。以上、あしからず。


20131226

インクジェット用の年賀ハガキを買いに行くつもりだった..朝早くに郵便局は開いてないって(苦笑)..のが、現実逃避でそのままフィールドに繰り出す。が、昼頃には雲行きが怪しくなったため、林道2本走り継いで下山してきた。しかし、天狗様でなくクマタカがちょろちょろしているのが気になる..

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離島価格以上

2013/12/24

古い領収書の束をシュレッダーにかけていて、何気に日付を見たら平成12年とある。数枚めくるとすぐにガソリン給油の領収書が見つかったが、そこに記載されていたリッター単価88円を見つけてしばし絶句。そう言えばと思い返してみれば、天売島にウトウの帰巣を撮影に行った際、島に1軒しかない漁協のスタンドでリッター140円払って、なんて離島は高いんだと驚いたのを思い出した。

それが今やその離島を超える価格が当たり前であるから困ったもんである。田舎ゆえに車には乗らざるを得ないので、 燃料経費ばかりかかって仕方がない。何とかミクスとか何やら世の中は騒ぎ立てているが、実体経済のもとで景気が良くなってくれないと、一部の金持ちだけ儲かっているようで納得がいかない。特に映像の分野など広告宣伝活動に従属するものがほとんどなので、まだまだ企業の財布の紐が固いうちは、末端に従事する我々零細フリーランスは、持ち出しのほうが多いのが現実である。

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消耗品の調達に出たついでに、ちょっと足を延ばして冬景色の撮影。渓流沿いに車を走らせていたら、対岸にサルの群れを発見。こいつらジムニー見るとすぐに逃げるので、ソロソロと低速で近づいたがやはり一斉に逃げられた。すっかり顔覚えられているんだよね (苦笑)。

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遠征準備

2013/12/5

明日から久しぶりに遠征の予定である。が、色々準備をしなければならないのに、納期が近い仕事がなかなかはかどらず、つい先ほどパッキングが終わったところだ。バックパックに入るだけの機材に制限されるので、組み合わせに最後まで悩んだが、先日の話では相棒がフル装備のようなので、こちらはミニマム装備で勘弁してもらおう(笑)。

気になっていた天候はなんとか大丈夫そうでまずは安堵。あとは結果がどうなるかだが、これまた天候同様に人の力では如何ともし難く、でもまたそれが面白いからワイルドライフなのだ。

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森の中で小さい天狗の団扇を発見。

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まさかここまで接戦になろうとは。いやホントおめでとうございます、日本一。

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あっ、取り敢えず出張から戻ってます。ハイ。

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久々エア

2013/11/1

久しぶりに航空機に乗った。

通常の取材であれば、携行機材が沢山あるので、 たとえ北海道のような遠隔地であっても、自家用車での移動がスタンダードだ。だが短期でとんぼ返り的な用事だと、移動時間を節約するためにも、荷物を減らしてミニマムな行動が必要だ。

時に空の旅はいつ以来かと思い出してみれば、10年近く前に南東アラスカへ取材に行ったとき以来だった。さらに国内線ともなれば、記憶の糸はサラリーマンだったバブル時代まで遡り、おそらくは講演で呼ばれて出掛けた札幌か広島だったように思う。

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たまには大空を舞う天狗様の様に、雲の上から地上を見下ろして見るのも悪くない。もっとも、いかに空の王者天狗様と言えど、ここまで高高度を飛ぶことは無いが・・

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