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魅惑の王国

2014/6/8

今更感もあるが、映画「ネイチャー」のことを少々。


20140608

あまり事前に情報を集めず観に行ったのだが、観てすぐに気づいたのは邦題への違和感である。

ネイチャー(自然)などとはあまりにも大仰で抽象的なタイトルだなと思ってはいたが、案の定、大雑把でいい加減な邦題タイトルであった。もちろん邦題なんて日本の配給会社が付けるものだが、日本人をナメてんのかと言いたくなるようなセンスの極みである。原題は「Enchanted Kingdom 3D」なので、「3Dで魅せる魅惑の王国」とかいうのが正しい表現だろうか。

制作はアース、ディープ・ブルーでお馴染みのBBC EARTHで、これでもかってくらい金が掛かっているのがヒシヒシと伝わってくる映像である。滝クリのナレーションとやたら押し付けがましいBGMが少々耳障りではあったが、ハリウッドの3D特撮技術がつぎ込まれているので、ゼログラビティ同様に観るなら絶対3Dがお勧めだ。YouTubeの同チャンネルを普段から観ていると、どこかで見たようなシーンが出てくるが、映画館の大きなスクリーンではやはり迫力が違う。

しかし、ネイチャーなんて聞いて映画館に足を運ぶと、アースのような世界の自然映像が観られると勘違いする人が続出しそう..自分がそうだったからね(苦笑)..だが、映像の舞台はアフリカ大陸とその周辺の海洋である。BBCはアフリカにずいぶんとお金を落としている..元宗主国がいっぱいあるしね..ので、この手の手の込んだ映像制作ならアフリカが一番やり易いだろうと思われる。

鑑賞中はいつもの悪いクセで、これはどうやって撮っている..メイキングを見る限り撮影は4Kカメラを2台並べて撮っているようだ..のか、といった映像制作者の視点につい立ってしまうことが多いが、さすがに4K3Dの美しくそして驚きの映像群には思わず引き込まれてしまう。しかも特撮なので、アングル、時間軸、距離感などは非日常の世界であり、普通に生活している限りまずお目にかかれないシーンの連続である。プロモーションで史上最高の地球旅行と銘打っているが、「地球」の部分を「アフリカ」と置き換えれば、確かにそういった風情の映画である。

ちなみに基本的なストーリーは、生きものが生きるために必要とする要素の一つ、水がテーマとなっている。雨、川、湖沼、海、氷など、そしてそこで繰り広げられる生きものたちの世界が描かれている。

「ネイチャー(原題:Enchanted Kingdom 3D)」予告編

こちらはメイキング映像。映画館ではエンディングロールの後に4分弱のメイキングを観ることができる。

カテゴリ:映画・映像
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