portfolio

XF150-600mmは画質とハンドリングはなかなか良い。35mm版換算で900mm相当でこのサイズと重さに収めているのも素晴らしい。

ただ、富士フイルムの設計担当者はこの手の望遠ズームを現場で使ったことないのではないか?と思えるような納得できない仕様が2点ある。

①フードの先端外周にラバーがないので、一時的にでもフードを下にして立てておくことをはばかる。ここはキヤノン・ニコン・ソニーを見倣って欲しい。

②三脚座のアルカスタイルのアリガタが最後まで貫通していないため、写真の位置より前方向へ移動できない。そのためせっかくのクランプ構造を利用してバランスが取れない。

②に関して、スチルの場合は基本的に手持ち撮影なので気にならないが、動画撮影時は三脚運用であり、特にバッテリーグリップを装着して重量が増すボディの場合に致命的問題と言える。

結局別途アルカスタイルのプレートを装着して前後バランスを取ることになって、標準のアリガタの意味がない。まあ三脚座を伸ばすことになるので、可搬時に握りやすいという副次効果は出ているけどね。