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Nレコのニュースフィード(季節の便り)に落葉と開花が同時に並んでいるのはこの時期ならでは。まさに季節が混沌としている証である。

特に一昨日からこの時期に珍しく雨が降ったことも早春を感じさせる。もちろんそれは一過性のものであって寒さはこれから厳冬となるのだけど。

左iOS版(シンプル表示) / 右Android版(標準表示)

気象庁公式の生物季節観測では観測樹種が決まっているが、Nレコが連携するNatureRecordは特定種に限らず世間一般の季節の便りを配信するサービス。

こんな花が咲いたとかこんな鳥がさえずったなど、自然センサスを集めて共有することを目的としている。

フィールドノートを付ける習慣がない方でも、季節の移ろいを感じたり発信するのにご利用いただければと。

◆Nレコ iOS版はこちら
https://apps.apple.com/jp/app/id1605321258

◆Nレコ Android版はこちら
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.nature.record.nrec

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スマホの普及で痛手を食っているのが出版業界で、とりわけ鮮度命の情報を扱う雑誌系は危機と言って良く、そう遠くない時期に新聞と一緒にオワコンとなると見ている。

文庫など紙の書籍はアナログとして素材的に紙を好む向きがまだ多いので、雑誌系よりは生き残る可能性が高いが、利便性の点で紙の出版別であるよりもデジタルの方が親和性が高いものがあって、それはいわゆる図鑑である。

もちろん図鑑にも種類があるので、写真集のように家でパラパラとめくって眺めるものは大判の印刷物が適しているが、本来図鑑に求められるのは目的の情報をいかに早く探し出せるかである。

図鑑なら大抵は巻末に索引があるが、紙の印刷物ではその程度が限界..それすら制作側の都合でしかない..であり、デジタルが本来持つ高度な検索性にはまったく及ばない。特に今ならAIを用いた画像認識やテキストの自然言語解析や形態素解析が利用できるので、そういった技術の恩恵を受けられるのもデジタルならである。

それに「いかに早く」とは検索だけでなくタイミングのことにも掛かってくる。ここで言っているのはフィールド図鑑と呼ばれる種類のものであるが、現場で確認できることこそフィールド図鑑の真骨頂なのである。

出版社の中にはポケット図鑑と銘打って小さい変形版で分類ごとに図鑑をシリーズ化しているところもあるが、いかにそれらが小さく持ち運びに適したサイズに収まろうとも、すべての分類毎に複数冊を持ち歩くことは不可能。ポケットサイズと言われても、物理的に2冊以上をポケットに入れて持ち歩くなど非現実手な話である。

デジタルは情報の鮮度を保つ意味でも最適である。印刷物で間違いを訂正したり新たな情報を追加するには次版を待たねばならないが、デジタル図鑑なら臨機応変に改変に対応可能である。

すでにEPUBのようなデジタル書籍向けのフォーマットも存在するが、あれは出版向けに既存の印刷物の延長にあるものなので、ここで言う図鑑に求められる検索性にはまったく適さないし、何よりデータの準備に専門的な技術を要求される。

出版社のWebサービスの中にはデジタル性を生かしたものもあるが、インターネットに接続しないと閲覧できないものは奥山など電場の届かないフィールドでは利用できず、それではフィールド図鑑としては片手落ちである。

哺乳類、鳥類、植物など分類ごとにデータをサブスクリプション形式で利用可能とし、ダウンロード数に応じて著者や写真提供者に支払いが生じる式にすることも可能だろう。

目指すはInformation at your finger tips
(Nレコの写真アルバム機能)

実は以前、アプリを介してスマホやタブレットにデータを同期して、ネット環境のないところでも図鑑を利用できる仕組みを構築するプラットフォームを考えたことがあり、それに則ったアプリを開発したことがあった。

輪転機を回したい出版社だと話に乗ってこないと見て、専門の然るべき団体に話を持っていって協業を代診してみたが、カメラマンという人種には「撮るだけ」という認識の人が多く、結局上手く進めることは叶わなかった。撮るだけで仕事が回っていた時代はもう終わったと見ているのだが..

その後も関連して色々そう言ったことを考える機会もあり、何よりうちのチームにはその技術もあるので、どこかでこういう話に乗ってくれないものかと思うのであるが、人はなかなか現在のポジションから脱却するのは難しいようである。

カテゴリ:アプリ|タグ:

体力の低下以上に記憶が薄れて曖昧になりつつあることで、いかに自身が年をとったかを実感するわけだが、長いことブログで駄文を綴ってきたことで、その頃に何をしていたか何を考えていたかが思い出せる。

ブログは2002〜2004年辺りから国内で普及し始めたWebサービスで、小生も2005年から始めているので約18年ほどになり、それまでスタンダードだったプレーンなWebサイト..いわゆるホームページってやつね..含めれば約20年まで遡れる。

ただ、ブログの掲載内容についてある時までは割と不用心にリアルタイムな事象を書いていたが、ある時から諸般の事情でわざとタイムラグを付けており、それは掲載写真についても同様。

理由は単純に「その日その時どこに居た」をなるべくあやふやにしたいから。天狗様に関わる情報はもとよりそれを実践していたが、今はそれ以外の記事も同様の扱いにしている。諸般の事情でw

ということで記事の内容は今日とか昨日とか日付を明記していない場合は、最近の話程度に読んでもらえばと。

Nレコのサマリー画面(写真はiOS版)

ではあのとき何してたっけ?をどう把握するかといえば、それは「写真は記録のために撮る」で書いた通りメモ代わりに撮った写真である。

さらにメタ情報を必要とするケース「どこに行って何を観た何をした」については、TM IMAGING謹製のフィールドノートアプリ「Nレコ」に書き留めることで記憶を補完するという流れに。

Nレコの製品版はまだ昨秋のリリースだが、iOSのベータ版から数えるとすでに3年近く使っており、さらにファイルメーカーで管理していた以前のデータも一部はCSVファイルでインポートしてあるので、フィールドワークに関わることならNレコを開くのがもっとも正確で速い。

ということで老いも若きも記憶の補完にIoTの力を借りましょうというお話で..

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