タグ : イヌワシ

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春の雪

2024/2/20
カテゴリ:猛禽|タグ:

OM-1II

2024/1/31

富士のお山

2024/1/25

北陸と関西方面の大雪とは裏腹に、昨日から関東圏は快晴の日和。冬の日差しに富士山の白さが際立つ美しさだった。

ただ今日に限って言えば終日北の風が強く、時々4m程度の風にスコープの視野が揺れて難儀した。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

大晦日

2023/12/31

歳を重ねて来ると月日の流れを早く感じられ、今年も残すところ早あと1日という感覚である。

自然の流れに人の暦は関係ないと常日頃は思っているものの、人間社会の一員として関わっている以上はその暦に従うのもまた真理であると。

会計の決算処理も仕事場の大掃除も一昨日までに完了しており、県内の天狗様巡りも昨日最後の1ペアで無事ワシ仕舞いとなった。

さて今シーズン..ワシの繁殖ステージで考えるとすでに今シーズン..も無事に繁殖成功してくれるペアが1ペアでも多く出てくれることを期待して、来年を迎えることにしよう。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO

紅白谷川で今年はお終い。では皆様良い年をお迎えください。

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籠の鳥

2023/9/26

我が国では親が見放した猛禽類の幼鳥を巣から保護した時点で、その収容先は事実上動物園しかない。

落鳥個体を傷病鳥として保護するなら多少狭くても仕方ないとは思うが、そうでなければそれなりの広さのフライングゲージを備えた施設の整備と飼育者の育成が急務だ。それなくして個体保護だけ進めても、籠の鳥が増えるだけである。

そもそも親から狩りを教わっていない..正確には狩りをしているところを見ていない..幼鳥を野外に放鳥など不可能。籠の鳥はいつまでも籠の鳥だということ。そしてその籠の鳥を無尽蔵に飼育などできない。

逆に言えば、保護するのはあくまで一時的な措置であり、何れ野外に戻すことが大前提である。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / PROVIA

先週末から涼しさを通り越して寒い朝が続く。昨日の朝など10℃しかなかったが、いきなり秋本番がやって来たような感じ。体が慣れていないというのも大きい。

もうモクモクと雲が湧き立つような暑さはぶり返さないかな?

この夏、某所でよく見掛けた頭頂部が妙にオレンジなのが特徴のカモシカ。同じ流域の伐採地や草地を見つけては張り込みし、イヌワシの狩場探索をしているとわりとよく出会う。

最初はこちらを警戒する素振りを見せていたが、無視すると決め込んだようで最近はほとんどこちらに興味を示さない。

写真だと平地に見えるが実際はそこそこの傾斜地。こちらはいつも斜面上端の林縁で張り込んでいて、1回だけカモシカがいる時に小生との間にクマが出たことがあったが、こちらが風上だったのですぐに藪に逃げんでしまった。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

尚、張り込み対象は谷を挟んだ向かいの新しい伐採地で、写真の草地ではない。さすがに狩場に人の気配があってはイヌワシは上空は飛んでも下に降りてこないので。

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奥山のイヌワシの繁殖確認の大変さよ。

地形に阻まれ巣に近づくなど叶わず、巣内の様子を知るすべはない。秋に求愛を確認、冬に巣材を運び、春に獲物を運び、夏に三つ星が出現、再び秋に親子で飛ぶという一連の繁殖ステージを麓から遠く観察して、初めて繁殖成功と判断できるペアのほうが圧倒的に多い。

小生のような在野のワシ観察者にとって、巣内育雛をつぶさに観察できるのは理想。産卵はいつ?孵化は?兄弟殺しは?餌の種類は?餌量は十分か?羽衣の変化は?等々がモニターの前で確認できるなど夢のような話。

当初の目的は異なるしまだ試みの段階だが、伊吹山の件のライブ中継はそれを実現したと言えよう。

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ただ、巣内雛の成長過程が赤裸々に視えてしまうので、今シーズンのように上手くいきそうにないケースに冷静に対応できるかは重要だ。

可哀想という感情論に負けて、放鳥できない飼育個体を単純に増やすのはイヌワシ保護としては本筋ではない。希少種とはいえ、野生の生きものに対して相応の接し方をすべきとは思う。

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