先週から気温が上がらず、ここしばらく初夏らしくない日が続くが、長期予報でエルニーニョが囁かれだしたので、このまま梅雨に突入して冷夏となるのかちと心配。
昨冬の奥山の積雪の少なさから農業用水など水不足を心配していたが、その辺りは大丈夫そうでも長雨の日照不足もそれはそれで農家には打撃となるからね。
ニュウナイスズメはフォルムはまんまスズメのそれだけど、どこか垢抜けて見えるのは気のせいかな。
こういう伐開地は大好物。そして展望がよろしいので二重丸。ただ、この尾根地形の伐開地は登るのにちと難儀した。
一応は伐採して木材を運び出すのに作ったと思われる作業道..小型重機が通れる程度の幅..の痕跡があるのだが、恐らく積雪の重みで枝打ちして捨ててあった下枝がそこに相当数堆積していて、期待したその道を歩けないのである。
うっかり踏み込むと折り重なった枝に足を挟まれて歩くどころではなくなる。仕方ないので隣接する落広林に沿って直登し、一旦最上部まで登って後に30mほど下って展望ポイントに落ち着くことに。
最上部が一番見やすいと思うかもしれないが、眼下の谷筋の上下流双方がそれなりに視野に入る位置でないと都合が悪いので、それを探りながらの位置決めとなる。
みちのくの休耕地の畦でスプリング・エフェメラルたちが我が世の春を謳歌中。
スプリング・エフェメラルとは、春のはかない命とか春の妖精という意味で、植物的には春に花を咲かせて夏以降は地下で翌春まで過ごす春植物のことを指す。
もう少しあおって撮りたいが、機材満載のザックが重くてこれ以上屈めないw
こっちのスプリング・エフェメラルは起き出したばかりでまだ少し眠そう。
ユキツバキの群落。ツバキの多くは冬に咲く種類が多いので春植物というわけではないが、本種の花期は春。
近縁のヤブツバキは太平洋側だが、ユキツバキは東北の日本海側や北陸の固有種。
初夏はツツジの季節。山では名前の通りヤマツツジが赤い花を風に揺らしている。ただGW前の標高の高い山では、ヤマツツジよりアカヤシオのほうがよく目立つ。
そしてよく観るとそのアカヤシオに紛れるように、より赤みの強いミツバツツジがひっそりと咲いているのが見つかる。
ミツバツツジも種類があるが、我が県の山ではトウゴクミツバツツジが多い。