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雪国は初夏へ

2023/5/18

裏仕事の東北ラウンドから南関東ラウンドへ転戦の後に、人が足らないと雪国へ数日召喚されていた。

件の雪国は一ヶ月ぶりで前回はまだ早春の雰囲気だったが、すっかり初夏の装いへと移り変わっていた。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia / ヤマフジ
FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia / タニウツギ

尚、赤城高原では昨日の早朝にホトトギスの初鳴きを確認。例年よりやや早いかな。

先週から気温が上がらず、ここしばらく初夏らしくない日が続くが、長期予報でエルニーニョが囁かれだしたので、このまま梅雨に突入して冷夏となるのかちと心配。

昨冬の奥山の積雪の少なさから農業用水など水不足を心配していたが、その辺りは大丈夫そうでも長雨の日照不足もそれはそれで農家には打撃となるからね。

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / 4K120P静止画切り出し

ニュウナイスズメはフォルムはまんまスズメのそれだけど、どこか垢抜けて見えるのは気のせいかな。

カテゴリ:季節感, |タグ:

伐開地など急傾斜地を登る時、間違っても素手や軍手は絶対ダメ。うっかり足を滑らせてノイバラの枝とか掴むと、大変な地獄を見ることになる。

藪漕ぎ時も含め山野を踏査する時は革手袋は必携だ。

iPhone 13 mini

かくいう小生は昔からグリップスワニーの製品を愛用。それも強度があるケブラー素材のやつだ。

カテゴリ:ガジェット

こういう伐開地は大好物。そして展望がよろしいので二重丸。ただ、この尾根地形の伐開地は登るのにちと難儀した。

iPhone 13 mini

一応は伐採して木材を運び出すのに作ったと思われる作業道..小型重機が通れる程度の幅..の痕跡があるのだが、恐らく積雪の重みで枝打ちして捨ててあった下枝がそこに相当数堆積していて、期待したその道を歩けないのである。

うっかり踏み込むと折り重なった枝に足を挟まれて歩くどころではなくなる。仕方ないので隣接する落広林に沿って直登し、一旦最上部まで登って後に30mほど下って展望ポイントに落ち着くことに。

最上部が一番見やすいと思うかもしれないが、眼下の谷筋の上下流双方がそれなりに視野に入る位置でないと都合が悪いので、それを探りながらの位置決めとなる。

カテゴリ:独り言

みちのくの休耕地の畦でスプリング・エフェメラルたちが我が世の春を謳歌中。

スプリング・エフェメラルとは、春のはかない命とか春の妖精という意味で、植物的には春に花を咲かせて夏以降は地下で翌春まで過ごす春植物のことを指す。

iPhone 13 mini / カタクリ

もう少しあおって撮りたいが、機材満載のザックが重くてこれ以上屈めないw

iPhone 13 mini / キクザキイチゲ

こっちのスプリング・エフェメラルは起き出したばかりでまだ少し眠そう。

iPhone 13 mini

ユキツバキの群落。ツバキの多くは冬に咲く種類が多いので春植物というわけではないが、本種の花期は春。

近縁のヤブツバキは太平洋側だが、ユキツバキは東北の日本海側や北陸の固有種。

今週は裏仕事の東北ラウンドで南東北を徘徊していた。

iPhone 13 mini / フキノトウ

ちょっと前に雪解けしました!って雰囲気がそこかしこに漂っていて、時計の針を一ヶ月巻き戻された感じ。

iPhone 13 mini / ミズバショウ

基本的に人里離れた奥山ではあるが標高はさほど高くないので、林道脇の湧水では見頃の水芭蕉が。

iPhone 13 mini

沢に近い森の林縁の水たまりにトウホクサンショウウオの卵塊が沢山ある。ユキツバキの落花と一緒と言うのはいかにも雪国。

ミツバツツジ

2023/5/12

初夏はツツジの季節。山では名前の通りヤマツツジが赤い花を風に揺らしている。ただGW前の標高の高い山では、ヤマツツジよりアカヤシオのほうがよく目立つ。

そしてよく観るとそのアカヤシオに紛れるように、より赤みの強いミツバツツジがひっそりと咲いているのが見つかる。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

ミツバツツジも種類があるが、我が県の山ではトウゴクミツバツツジが多い。

サルノコシカケはそれ自体は科名で、菌類の総称であって単独の種名ではないというのは何となく知っているけど、では写真のものが何という種なのかまではわからない。

朽木に沢山生えているものもあるが、サルノコシカケと認識しているのは写真のような一枚物?だ。

FUJIFILM X-H2 / XF18-120mmF4 LM PZ WR / Velvia

見た目より意外に硬いので、この程度の大きさなら子猿クラスなら腰掛けられそうだ。

カテゴリ:菌類

オオアカゲラ

2023/5/10

先日のアオゲラと同じ木によく留っていたのはオオアカゲラ。

ただ周辺は基本的にアオゲラの縄張りらしく、オオアカゲラがやって来るとすぐにアオゲラもやって来て追い払われてしまう。

LUMIX GH6 / Super Telephoto System / 4K120P静止画切り出し

アカゲラに似ているが名前の通りやや大きい。が、並んでいるならともかく単独で観ると大きさでそれと分かるほどの差はない。

画像のように腹部が観えていれば縦縞が目印となり、背中側が観えていれば目立つ班があるほうがアカゲラで、無いほうがオオアカゲラと区別できる。

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サシバ

2023/5/9

GW明けてから南東北へ遠征してきているが、こちらでは奥山へ続く谷筋でサシバが営巣中で賑やか。

こちらが探すより先に目的の猛禽を鳴きながら追いかけ回すので、発見する手伝いとなってありがたい。

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO

サシバと言えば、先月関東平野で観た谷戸の個体(写真)も営巣入れたかな。

カテゴリ:猛禽, |タグ: