月別アーカイブ : 2017/08

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うちの親、特に親父の方は旅行好きであった。正確には車の運転が好きで、それが高じて観光バスの運転手をやっていたほど。

50〜60年代のまだマイカーブーム前、当時の職業としては観光バスの運転手は花形だったようだ。かなり日本全国津々浦々を長距離勤務して荒稼ぎして、家を2軒建てながら脱サラして食料品店を始めた経歴がある。

盆と正月には店を3〜4日閉めて旅行に行くのが恒例であったのだが、当時の我が家にカメラが無かったため、そのほとんどの記録映像が残されていない。そしてそれは同時に拙者個人の子供の頃の写真がほとんど残っていないことの理由でもある。

まあいつの時代も写真好きのオヤジが隣近所にはいたので、意外に節目節目の写真はあるのだが、家にカメラが無かったため旅行に行った際の写真はないのだ。

ヨンメリスカイランを筆頭に、2年も経たずに車を乗り継ぎ、常に商売用の車を含め2台はあったので、いくら当時高いとは言ってもカメラの1台も買えないことはなかったと思われ、恐らく思い出を記録に残すという概念を持ち合わせてなかったのだろう。

そんな状況にあったものの、ヨンメリを買った頃に我が家に初めてやって来たカメラが富士フイルムのフジカデートであった。

写真は東京ミッドタウンにあるフジフイルムスクエアの展示で見つけたもの。昭和50年とあるので、うちに来た時期と一致している。

拙者もこの頃はまったく写真に興味がなかったので、果たして何本ぐらいのロールを通したか定かではないが、結果だけ見るとやはりその頃の写真が沢山残っているわけではないので、何らかの付き合いとかそんな理由で買っただけだったのかもしれない。

高校時代以降、写真撮影を趣味にしてからカメラはキヤノン一筋..でもなく仕事で一時期ニコンも併用していたけどw..であったが、人生に登場した最初のカメラは富士フイルム製だったわけである。

それが図らずも再び富士フイルム製のカメラがメインとなってきているのだから、人生とはなかなかに面白いものだと思わざるをえない。もちろんC社の使用をやめたわけではないが、今のC社に率先して貢ぐ気はまったく起きないのも事実だ。

さて、人生を終える頃、果たして手元に残っているのはどこメーカーのカメラだろうか。まずは実家に行って件のフジカデートでも探してこよう。

どうした夏!

2017/8/15

とうに立秋を過ぎそしてお盆も過ぎようとしているが、なかなか夏らしい空が続かない。どうもこの先もまだグズグズ天気が続くようで、なかなかフィールドへ足を運ぼうという気にならない。

そうこうしているうちに秋の虫が鳴き出したが、このまま秋雨前線に突入などいう事態だけは避けて欲しいと切に願う今日このごろである。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR (左) / XF16-55mm F2.8 R LM WR (右)
カテゴリ:季節感

谷川滝雲

2017/8/13

朝、まだ気温が低い時間帯で新潟側に雨雲が停滞していると、上越国境を超えて群馬側に雲が流れ下る様子が見られる。季節的には晩秋に多く見られる現象で、この季節に見られるのは珍しい。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR
カテゴリ:, 気象・天体|タグ:,

夏が戻った

2017/8/12

さほど暑くはならなかったが、久しぶりに夏らしい天気が戻った。

隣近所には倅や娘の家族がお盆で帰省しているので、普段は滅多に聞かない小さな子どもたちの声が響いて、いつになく賑やかである。

正月と並んで、渋滞に巻き込まれながらのこの時期恒例となる民族大移動ではあるが、ご先祖様を敬う我が国の古き良き風習はそんなに悪いものではないだろう。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

先日の台風で半分ほど倒れてしまったが、そこから復活を果たしたヒマワリたち。黄色と青のコントラストが映える、夏に似合うまさに夏の花だ。

カテゴリ:花・植物|タグ:

という声が聞こえてきそうw

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

それにしても天気が良くないねぇ。困ったねぇ。天狗3号を飛ばせないやん。

カテゴリ:季節感|タグ:

スッキリ谷川

2017/8/10

久しぶりに谷川の姿を拝むことができた。基本的に夏場はヘイズの影響があるのでスッキリと見通すことが難しいのだが、ノロノロ台風5号が通り過ぎたこともあって、空気が入れ替わったようだ。

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR

それにしても今朝は寒かった。うっかり窓を開けて寝ていたら、明け方近くに寒さで目が覚めてしまった。日中も先日の猛暑はどこへやらで、涼しく快適な1日を過ごせた。

カテゴリ:季節感, |タグ:

台風一過

2017/8/9

久しぶりに夏らしい空模様に。朝から沼田盆地は雲海の下だ。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

FUJIFILM X-T2 / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR
カテゴリ:季節感|タグ:

群馬県内も高崎や吾妻の方は結構降ったようだが、赤城高原は風も雨も騒ぐほどのこともなかった。その台風の影響で雲の動きがダイナミックで、夜半には満月もチラチラ見えていた。

FUJIFILM X-T2 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS WR x2
カテゴリ:気象・天体|タグ:

台風5号の影響で朝のうちは連日もやに包まれている。高原なので爽やかな霧と言いたいところだが、南から何とも生暖かい空気が送り込まれてくるため、肌にまとわりつくと不快極まりない。

先週辺りは寒くて秋冬ものの布団を掛けて寝ていたのが、一昨日辺りから夏掛けに戻っている。台風が抜ければ本来の夏が戻るのだろうが、とにかくシケシケしたこの空気をなんとかして欲しい。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR
カテゴリ:季節感

焦点全域でF2.8通しズームは、各社とも明確にプロからハイアマをターゲットとしており、セールス的にも売れ線..利益を稼ぐという意味で..であるのは間違いないので、自ずから各社ともそのレンジには力が入っており、まあ何れハズレはない。

ナイコンの同クラスのズームは使ったことがないが、C社では24-70のII型を持っており、仕事用レンズの筆頭として古くは28-80、それに先代24-70のI型を使っていたことがあり、何れも随分と稼がせてもらった。

そしてそのフジのいわゆる大三元の一角を担う大口径ズームレンズが、このXF16-55だ。

LUMIX GM1 / G VARIO 12-32mm F3.5-5.6 ASPH. MEGA O.I.S

XF50-140の記事で同レンズを世間で言われるほど大きくはないと書いたが、さすがにXF16-55はフジノンレンズの中では大柄である。重さは650gでC社の24-70の800gよりは軽いのだが、X-T2ボディに対するアンバランスさからくる見た目上のサイズ感はあまり大差ない。

ただ、実売価格で1.5倍ほど高いLレンズ筆頭のEF24-70は価格に見合わず全体的にプラスティッキーで、金属感あってカッチリした造作..実際はエンジニアリングプラスチックだがそう感じさせない作り..のXF16-55に軍配が上がる。

ナイコンの最新型は手振れ補正を内蔵しているが、XF16-55はC社同様に画質優先を謳って手振れ補正は内蔵していない。その代わり事実上のキットレンズとなっているXF18-55には手振れ補正を内蔵しているので、手振れ補正が必要な人には選択肢がある。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

フジが単焦点同等の性能を目指したと言うだけあって、開放F2.8から使うことを躊躇させない画質には感嘆する。35mm換算で広角24mm相当となる16mm側でも、周辺減光が抑えられコマ収差もほとんどなく、周辺部まで問題なく使用できる。

星空など星野写真では同単焦点のXF16があるのでそちらに分があるが、通常使用ではズームレンズであることを意識させないキレのある画質は、重さを気にしなければ逆に率先して使いたいレンズである。