閑古鳥が鳴く
カッコウのカッコー、カッコーという鳴き声はどことなく西洋的な雰囲気がある。3拍子でワルツ的なイメージというか、まあそんな感じ。
実際、昔から日本人はカッコウよりホトトギスを好んできたようで、和歌や俳句に詠まれるのもほとんどホトトギスのほうである。個人的にはホトトギスのトッキョキョカキョクやテッペンカケタカのほうが寂しい感じがする..血を吐くように鳴くと表現されるしね..のだが、意外にも日本人はカッコウの鳴き声をうら寂しいと感じてきたようである。
それは「閑古鳥が鳴く」の閑古鳥が、カッコウに由来するということからも判るというものだ。
シャイなホトトギスと違って陽気でオープンな性格のカッコウ。例のごとく朝も早よから家の前の電線に留まって、カッコウー、カッコーと賑やかである。