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カッコウのカッコー、カッコーという鳴き声はどことなく西洋的な雰囲気がある。3拍子でワルツ的なイメージというか、まあそんな感じ。

実際、昔から日本人はカッコウよりホトトギスを好んできたようで、和歌や俳句に詠まれるのもほとんどホトトギスのほうである。個人的にはホトトギスのトッキョキョカキョクやテッペンカケタカのほうが寂しい感じがする..血を吐くように鳴くと表現されるしね..のだが、意外にも日本人はカッコウの鳴き声をうら寂しいと感じてきたようである。

それは「閑古鳥が鳴く」の閑古鳥が、カッコウに由来するということからも判るというものだ。

20150603

シャイなホトトギスと違って陽気でオープンな性格のカッコウ。例のごとく朝も早よから家の前の電線に留まって、カッコウー、カッコーと賑やかである。

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夜の静寂に響くホトトギスの「トッキョキョカキョク、特許許可局」という特長ある鳴き声は、聞けば大概の人はああアレねと頷くはずだ。が、姿を見たことあるかと問われれば、それはなかなか難しいかもしれない。

夜に鳴くことが多い鳥だが、昼間鳴かないわけではないので、決して姿が見えないことはないのだが、どうしてどうしてこれが意外に難しい。いわゆる声はすれども姿は見えずをそのまま体現しており、声のする方を凝視してみても、その姿を見つけるのは一筋縄ではいかないのだ。

20150602

近くで例の「トッキョキョカキョク、特許許可局」が聞こえたので、音源のする方向を立ち位置を色々変えてみて、ようやく樹間の隙間からその姿を見つけることができた。爪先立ちして撮影しているので2000mmでは歩留まり悪くほとんどブレてしまったが、P900だからこそ何とか押さえることができたカットである。

ホトトギスの足元にメジロが写り込んでいるが、これはメジロのペア..もう1羽はすぐ上にいる..がホトトギスに対しモビングしているところである。もしかしてメジロに托卵か..メジロへの托卵例はまだ無いはず..と色めき立って、すかさずトケンの生態に詳しい写真家のY氏に確認したが、トケン類は鳴いているだけで近くの鳥にモビられるので、必ずしも托卵相手とは限らないとのことだった。

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同じイヌ科の仲間でも、より雑食性の強いタヌキと異なり、キツネが農作物を荒らすことはほとんど無いと言ってよい。キツネの主食はハタネズミなどノネズミ類であり、畦に穴を穿ったり穀類を食い荒らすネズミを捕食してくれるので、農家にとってはどちらかと言えば益獣になる。農業の神でもある稲荷神社の使いが、狛犬の代わりにキツネであることはよく知られたことであろう。

キツネは古来より大神(ニホンオオカミ)などと同様に山神の一種として崇められてきた。そのような意識は、全国各地にキツネにまつわる伝説や口語伝承が残ることからも見て取れる。狐に化かされる的な昔話などはその代表格であり、擬人化することでより人間社会との強い関係性が判るというものだ。

ちなみに群馬には、年老いた翁に化けたキツネが将来起こる吉凶禍福..幸いと災いのこと..を伝え歩く「コウアンギツネ」という妖怪伝説が残っている。

■ホンドキツネ毒殺
http://asianaturevision.com/?p=13583

しかし何を勘違いしているのか、田舎では時々キツネを害獣のように扱ってしまうこともある。これは間違いなく別の生きもの..例えばハクビシンやタヌキ..の何らかの仕業を取り違えているに違いないが、往々にして田舎の因業な輩には、その理屈が通じないのである。いやはや困ったもんだ..

20150601

今年も昨年と同じ資材置き場の隅っこでキツネが子育てをしている。巣穴からの出入りを昨年とは変えていたので、しばらく気が付かなかったが、明るくなるまで親ギツネが頻繁に動き回っているので、まず間違いないだろう。

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