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冬山シーズンになると滑落など遭難事故が多発するが、近年の登山ブームでそれにさらに拍車がかかっているよう思う。

夏山と違って冬山はそれなりの経験者に指導を受けつつ場数を踏んでいくべきだが、仲良しグループが夏山の雰囲気そのままで突入して遭難するケースというのが増えているそうだ。

つい先日も高崎のモンベルショップで、「週末に谷川岳登るんですぅー♪」という若い男女三人組がクランポンを選ぶのに店員からアドバイスを受けていたが、店員の「最初は経験者のパーティに参加して..」というのを完全にスルーしていたのが印象的だった。

何しろその若者たちの最初のセリフが、「新コロナで行くところがなくて昨年から山を始めた」というものだったので、オジサンは思わず「マジか」と呟いてしまったぞ..

確かにどピーカンの谷川の天神尾根辺りだと冬山感はかなり軽減され、先行者がそこそこいればラッセルもなくある程度踏み固められたトレースを辿るだけなので、クランポン履いてさえいれば夏季より歩きやすい。

ただ、冬山の怖さは「荒天時」と「何かあった時」への対処方法に尽き、それに的確に対応できるかが問われるのである。山を舐めてはいけないぞ。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

晴れた日に県西部の高い尾根筋に上がると北アルプスがよく見える。冬は雪を被った峰々の連なりが美しい。

若い頃、この眺めをバックに飛ぶ天狗様を狙って大砲担いで何度か登ってきているが、あれはやはり若く体力がある頃の話。

今や歳とってあんな真似事はしたくてもできないし、そもそもやりたいとはもはや思わないw

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