送電網やめようぜ
千葉の先日の台風15号による被害は相当なもののようだ。すでに2週間近く経つというのに未だに停電している地域があって、万の単位の戸数で電気のない生活を強いられている。
東京の隣県である首都圏の千葉でさえその状況ということで、もし同じことが群馬で起きたら1年くらい放置されるのではないかwなどと、会う人会う人皮肉混じりに話をしている。
SNS界隈では当初から騒がれているが、そもそも報道が少ない、遅い、薄いといった状況なのがおかしい。
特にテレビだが、いつもなら被災現場に真っ先にやって来て邪魔になるほど手あたり次第にカメラを回しているくせに、今回は内閣改造とか隣国のタマネギ男とかどうでも良い話ばかり流していて、何かこう、千葉の被害を大したこと無い風にしておきたい妙な圧力が掛かっているとしか思えない。
国も国で本来なら内閣改造など後回しで、激甚災害指定と同時に消費増税も延期にするべき..電気も水もねぇのに増税なんてありか?とフツウ思うわな..と思われるが、今の政府に国民に寄り添うという意識はまったく眼中に無いようである。
で、ようやく報道が始まったと思ったら、ク○の役にも立ちそうもない環境行政素人丸出し大臣の被災地訪問だけ。木っ端役人ぞろぞれ連れ歩くなら、手ぶらで来ないでブルーシートを全員に運ばせろ!とは現地の知人の弁である。
まあとにかく違和感しかない今回の台風被害対応。停電解消までまださらに2週間近く必要とのことで、一刻も早いインフラ回復を願うばかりだ。
上陸後の台風15号の風速は千葉で60m/s近かったらしいが、倒れた鉄塔群の映像を見ればその威力の凄まじさは推して知るべしだろう。
昨年の北海道地震の時もそうだったが、もういい加減遠路はるばる遠くから集中して電力を運ぶ仕組みを見直したほうが良い。地域ごとに小規模の小型発電を導入したり、各戸単位..これが重要ね..による太陽光発電などをさらに推奨するなどしたほうが、災害時のインフラ被害を最低限に抑えられるはずだ。
国は電力会社の保護を優先として腰を上げないが、そもそも金の使い方を間違えているのである。送電網の維持が重要とよく言われるが、送電の必要がなければ送電網自体無用の長物だ。
遠くから送電する仕組みを見直せば、無駄な金食い虫の上に安全を確保できない田舎の原発も必要なくるので、一石二鳥だと思うが今の政権ではまず無理だろうなぁ..