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生きものの名前というのは奥が深く、昔から人の生活に馴染みがあると粋で風流な名前が付いていたりする。鳥のオオルリ(大瑠璃)なんて如何にもって感じで。

だが多くの場合は近代になって分類や識別が進んだことで付いた種が多く、昆虫や鳥類のシギ・チドリや海鳥の仲間などには少々味気ない名前の生きものも多い。

例えばカラフトアオアシシギのように場所と特徴が列挙されているだけみたいにね。

小さい昆虫や、人知れず遠い海原で生活していたり、遠くに集団でいて識別困難などまさにこのケースである。顕微鏡もなければ双眼鏡もなく、遠い大洋など出かけるすべもないのだから当然だ。

さて、ちょっと前にふとゴジュウカラの名前の由来が気になって調べたら、「昔は40歳で初老、50歳で老人と言われてゴジュウカラの青い羽毛が老人のようだから」という説が広まっていて、マジっ?てなってしまった。

そもそも青い羽毛がなんで老人なのか意味不明だしw

シジュウカラは地鳴きの聞きなし「チジゥ」「シジゥ」から付いた説がそれっぽく、そのシジュウカラに似ているのでゴジュウカラって言うのが一番しっくり来るけどね

OM SYSTEM OM-1 / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

意外に人懐こいゴジュウカラ。フイフイフイという調子のさえずりが聞こえたらそこは早春の森だ。

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