檜林の黄
2019/10/24
ほとんど彩りのない薄暗いヒノキ林の林床で、鮮やかな黄色いものが動いているのがチラチラと見えていた。近づいてしばらく待っているとキビタキの雄だと分かった。
8月くらいまでは時折声がしていたが、さすがに先月の早いうちには渡去したはずなので、この個体はエゾビタキやノビタキ同様にさらに北から下りてきて、その途上に立ち寄ったと思われる。まだ実が残っているのか、台風で倒れたウワミズザクラの辺りから出たり入ったりを繰り返していた。
こちらの存在は気にしていない様子だったので、もう少し近づけそうな感じはあったが、長旅のトランジットを邪魔しても申し訳ないので、少し距離をおいて証拠写真だけ撮影した。
FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / ETERNA
そろそろ赤城高原にもジョウビタキが姿を見せる頃なので、夏鳥の姿もここらで見納めだろう。