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ジョウビタキは近年国内でも局所的に繁殖例が見られ、そのまま定着している話も聞くが、まだ多くは大陸からの越冬組である。

赤城高原では10月中旬以降に渡ってくるが、雪が降って根雪になる頃には姿を見かけなくなる。

採餌の関係で平野部に降りてしまうのか、その後に雪が解けても戻ってくるのはレアケースで、春先に北帰行の個体がたまたま立ち寄るだけと思われる。

OM SYSTEM OM-1 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

写真の雄は県南の里山で目の前に現れた個体で、ステンレスの杭に映り込む自身の姿が気に入らないのか盛んにアタックを繰り返し、最後は勝ち誇ったようにトップに留まって周囲を睥睨していた。

渡来したては警戒心が強いのでよくこういった行動が見られるが、立春を過ぎたこの時期には珍しいので、新たに平野部に侵入してくる個体への警戒なのかもしれない。

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