動くぞ、Fireworks
と言っても花火師のことではない。AdobeがCCではリリースしないと言い放って、時のWebデザイナーたちを震撼させた?あの稀代のグラフィックソフトFireworksでのことである。
Adobeが開発を止めてからCS6を最終バージョンとし、一応しばらくはCC環境でもCSを混在させて動作していたのだが、AppleがmacOS High SierraでJava6をサポートしなくなったため、肝心のCS6のインストーラーが起動しなくなってしまった。
Photoshopで同等の事ができるので、新規でFireworksを使うことはないのだが、既存の.fw.pngのレイヤーが再現できないので、昔の制作物が開けないのが問題ありだった。
macOS High Sierraに更新後は、仕方なくイチから作り直す作業が発生していたのだが、近々割とボリュームのあるサイトリニューアル...fw.pngが盛りだくさん..が発生するため、こりゃ何とかせなアカンと色々調べた結果、JavaのインストールディレクトリにJava6用の空の特定ディレクトリを作成すれば、CSのインストーラーが起動する事実を発見。
Macをリカバリモードで起動して一時的にRootless制約を解除、件のディレクトリを作成..csrutilコマンドでRootlessを無効化しないとユーザーがディレクトリを作成できない..後にCS6のインストーラーを実行して、無事にFireworks CS6が動作した。
ちなみにFireworks CS6は通常のAdobe Creative Cloudには入っていない。以前はメニューに並んでいたが、Java6のサポートがないOSでは表示されなくなっているようだ。仕方ないのでAdobeのサイトで探してきて、パッケージをダウンロードしてきてインストールして対応。
で、実はCS6のインストーラーはそのままではエラーになって実行できないので要注意。ディスクイメージからパッケージを開き、installをターミナルから直接実行することで、本件は解決。この為に半日費やしてしまった..
データを作成したソフトウエアが無くなってしまい、ファイルを開けなくなるというのは今に始まった話ではないが、業界的にはソフト屋の悪夢である。うちにもWindows時代に関わったレガシー的なコードやファイルがゴロゴロあるが、テキストファイルやXMLでもない限り開いてみるのも儘ならない。
まあ幸か不幸か時代の流れで依頼元ととうに縁も切れているので、処分してしまっても問題ないだろう。この年末はそんな大掃除でもするかね..
昨日は夜になっても気温が下がらず、窓を開け放って寝たのだが、それが仇となって今朝は寒さで目が覚めた。
日中も風が強く吹いてまあまあ過ごしやすい一日だったが、このまま秋が早く来てくれると嬉しいよねぇ..