タグ : 八ヶ岳

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上信越国境を越えて関東平野の西隅にからっ風が吹き下ろす季節の到来である。

夏の間、湿気とヘイズに満たされていた大気の透明度が徐々に増して、上州近県は言うの及ばず遠く富士山まで望めるようになった。

冬型の気圧配置の影響で荒れる日本海側の気候に左右される北毛と違って、平野部の県南はこれから春先まで快晴となる日が多い。

そんな県南の冬場は天狗様観察にも適した季節でもある。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

秩父山地のその向こうに富士山が顔を覗かせる。

県内である程度の標高に上がればそれなりに富士山を見ることは可能だが、そこはやはり夏場のそれとは違って今のほうがクリアに見ることができる。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

妙義山と荒船山、そしてその奥には八ヶ岳連峰を望む。八ヶ岳は長野の山だが、高崎周辺からも意外に見えている。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

奇峰奇岩の山である妙義山と、その奥には奥秩父の山々が望める。

妙義山は海底隆起と風雨による侵食活動で現在の山容となっているが、もともとはれっきとした海底火山が形成したものだ。

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昨日は富士山が初冠雪だったが、これは平年より22日遅い..昨年と比べると26日遅い..という話だ。確かに今年は暑さが収まらずなかなか秋が始まらなかったので、まあそんなものかという気はしている。

寒気が入ったので当然のように今朝は今シーズン最低の寒さであったが、日中は逆に気温が上がって暑いくらいだった。

FUJIFILM X-T3 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / CLASSIC CHROME

朝の上越国境は雲の中で様子は分からず。南に目をやると、約100km先の八ヶ岳が冠雪しているのが望めた。

FUJIFILM X-T3 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / PROVIA

仕事でみなかみに出掛けたので、湯檜曽まで足を延ばす。

オキトマの耳は相変わらずガスの中だったが、上州のマッターホルンと呼ばれる武能岳を見る限り、冠雪していた様子はない。例年だと10月下旬から11月初旬というのが多いので、こちらも日本海側に寒気が入ればそろそろだろう。

そう言えば、湯檜曽の谷の中でジョウビタキとツグミを同時に今シーズン初認した。ジョウビはともかく、ツグミは逆にちょっと早い渡来である。

冬の色

2019/2/13

まだ2月も半ばに差し掛かったところだが、この週末辺りから暖かくなるという話で、赤城の麓もボチボチ春めいてくるのだろうか。

早春の気配など探しに北部の谷へ出掛けたいのだが、時節柄なかなか時間のやり繰りが難しい日々がしばらく続き、我慢我慢の日々である。

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / CLASSIC CHROME

FUJIFILM X-H1 / XF55-200mm F3.5-4.8 R LM OIS / Velvia

赤城高原から望む冬の山々を16:9で切り取る。

基本的に冬は色の乏しいモノトーンの季節だが、朝夕に限って言えば他の季節より艶やかかもしれない。

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初霜

2018/11/1

若干放射冷却の影響があって、今朝は2℃まで冷え込み、今シーズンの初霜となった。例年より少し遅いが、もっと遅い年もあるのでまあこんなもんかな。

ただ、風が少し吹いていたので冷え込みほどは白くはならなかった。やはり快晴無風状態で冷え込まないと、辺りが白くなるほど霜が降りることはない。

霜が降りると色々冬支度を始めるきっかけとなる。先月、車内装備は一部防寒着等を入れ替えたが、車中泊用のシュラフはもちろん、スタッドレスタイヤへの換装も視野に入れなくてはね。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / PROVIA

ホトケノザがまだ咲いているのはご愛嬌。背景のうっすら白いのが霜だ。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / Velvia

2枚目は西の空を写したものだが、実は夕景ではなく朝焼け。雲の関係で時々こういう妙な眺めになることがあるから面白い。

真ん中は浅間山、左奥は八ヶ岳で、今朝は冠雪した甲斐駒ヶ岳もよく見えていた。

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風任せな旅路

2018/3/23

先日の夕方、やや西寄りの南風が強く吹く中をツグミの群れがやって来た。暗かったので正確な数は不明だが、恐らく100羽は超えていたと思われる。

薄暗い中をキョキョッと鳴き交わしながら、すぐにまた東の方へ飛び去るもの、そのまましばらく庭木に留まるもの、そこはてんでに適当だったが、小一時間近くかけて家の周りを移動していった。

ツグミは冬鳥の中では最終走者として渡来する割に、帰る時もまたゆっくりしている個体が多い。それでもこんな南風が強く吹けば、風に乗って少しづつ北上を始める個体もいるようだ。

LUMIX GH5 / LEICA DG VARIO-ELMAR 100-400mm F4.0-6.3 ASPH. POWER O.I.S.

その大風のお陰で今朝は久しぶりに視界がスッキリ。漂う花粉もPM2.5もどこかに吹き飛ばしてくれ、この時期には珍しく八ヶ岳連峰までクリアに見通せた。

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ビデオチームの仕事仲間がソニーのα7Rを買ったので早々に使ってみた。あの小ささでフルサイズ、しかもEマウントのみならずMETABONESのアダプタをかませばEFレンズも使えると興味津々だったのだが、レリーズ一発目で一気に気持ちが萎えた(苦笑)。

ミラー無いのに何だあの手に伝わるレリーズショックは!キヤノンやニコンに半周は遅れたようなあの前時代的..そう言えばフォルムはAEファインダーを装備したNew F-1そっくりだよね(笑)..な感触、ハッキリ言って写真を撮る気にはならない。ま、どのみち動画用途なんで良いっちゃぁ良いんだけど、やっぱソニーだよねぇ..

で、さらに堂々と前時代的な容姿を前面に打ち出してきたのがニコン様のDf。その懐かしきFEの如きカメラカメラした趣は、恐らくニコ爺たちのハートをガッチリ掴んだに違いない。かくいう私もニッコールを沢山持っていた今世紀初頭なら間違いなく買っていただろうが(笑)、今どき完全エレキカメラで動画も撮れないなんてまったく眼中になし。

それでも今朝の新聞広告に、その工業的文化遺産の如き郷愁の漂う立派な軍艦部が写っていたのでしげしげと眺めたが、そこじゃねぇだろう露出補正ダイアル!と思わず紙面にツッコミを入れてしまった。どう考えてもモードダイアルと位置逆。形から入った入ったカメラはやはり形で終わったか..

20131128

赤城高原から約100km離れた八ヶ岳や南アルプスが見通せる季節がやって来た。空気が乾燥してヘイズもなく澄んでいる証拠。遠くまで見えるというのは天狗様観察には最適なのだ。

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