昨冬の反動からか、この冬は冬鳥が多く感じられる。
ツグミもカシラダカも家の周辺には沢山うろついており、ベニマシコも隣家の築山に常駐している。そして何より珍しいのはウソ。初めてというわけではないが、ここ近年に家の周囲で見かけた記憶は無い。昨秋暮れに北東北で結構な数を見かけたのだが、ウソは今年は当たり年かもしれない。
冬鳥の渡来数の増減については諸説あり、特に繁殖地が海外ということもあってハッキリとした理由は判らない。何らかの原因で繁殖数が少なかったという仮説を立てたとしても、その翌年にはまた平均的な数に戻ったりもするので、一概に繁殖個体群が減ったとは言い切れない..もちろん繁殖個体予備軍としては数年後に影響が出る可能性もあるが..のだ。
ただ、日本列島を通過もしくは越冬地としている場合、大陸のように大きく他のコースに逸れるとは考えづらいので、本来なら日本に渡来するはずであった個体群にだけ、何らかの作用が及んだと考えるのが妥当だろうか。もっとも、越冬地に集中する水鳥と違って、山鳥の場合は「たまたま」観られなかっただけかもしれないが..
当初は多いのではないかと予想された積雪も、よく降っているのはみなかみから北のエリアであって、赤城高原では降ってもすぐに溶けてしまい、ほとんど積雪はない。なので餌台への配給はそれなりに押さえているのだが、この冬はシジュウカラを押しのけて、冬鳥ではないがヤマガラが3ペアほど終日常駐し、庭先を賑わしている。
ちなみにこの写真は、昨秋から年末に掛けて手に入れたブランニューカメラのうちの1台と、同レンズによる撮影。それぞれに目的と役割があって使い分けることになるが、今時のカメラはどれを使っても平均点以上の写りをするので驚きだ。