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ニワウサギ

2019/1/8

暮れに積もった雪が解けて畑の大根葉が露出したせいか、ノウサギの痕跡が目に付くようになった。

足跡が残るようになったので気付いたわけだが、犬が居なくなった事もあって、恐らく無雪期も普通にやって来ていると思われる。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

地域個体群の減少が危惧されているノウサギであるが、赤城高原ではまだ普通にその痕跡を探すことができるのは喜ばしいことだ。

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夏場は青々としてみずみずしい高原レタスの産地も、本格的な冬の到来を前に農閑期に入りつつある。

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / CLASSIC CHROME

薄っすらと霜が降りた標高約800m付近のSさんちの畑。肥料が鋤き込まれ整地された耕作地を踏み荒らしているのは、近隣の森に住み着いているシカたち。

そろそろ恋の季節も落ち着いて、単独行動から集団行動に移りつつある。さて、足跡の状況から何頭くらい通ったか判るかな?

FUJIFILM X-H1 / XF16-55mm F2.8 R LM WR / ETERNA

こちらは近所の県有林。農道に沿って防鹿柵が張り巡らせてあるが、途中で切れているのでほとんど意味なし。シカもイノシシもクマも自由に往来している。

写真は複数のイノシシが餌..恐らくミミズだろう..を探した食痕。この調子で柵に沿って50m近く土木作業よろしく鼻面で掘り起こしてあった。

昨日は無かったので、昨晩から今朝にかけての作業と思われる。道脇ということと、柵を背に背負っているので連中に逃げ場なく、もし対峙していたらちょっとヤバそうな状況だ。

森に帰る

2018/2/25

林縁部や休耕地で一晩中餌を探していたノウサギも、明け方、日の出前には再びねぐらにしている森へ帰っていく。

無雪期にこういった痕跡を探すの困難だが、では足跡があるからとそれを辿っていってもまず本人に出会うことはない。足跡が残っていることを当人たちもよく判っているので、途中で止め足をやって追跡者を撹乱するのである。

止め足とは途中で自分の足跡を逆に辿って一旦戻り、大きく左右の何れかに逸れる行動である。追跡者に気付いてやることもあれば、追われる者の本能として無意識の中で行動することもある。

ノウサギの場合は逃走のためだが、クマがやる場合は追跡者に逆襲するのにも使われ、古来から数多の狩人が命を落としたことだろう。

FUJIFILM X-T2 / XF16mm F1.4 R WR

追うのがダメならと何度かトラップカメラを仕掛けたことがあるが、ノウサギは一度も写ったことがない。

もちろん仕掛けた場所が悪かったというのもあるだろうが、それだけ周囲の違和感を察知することに長けていて、危険を回避するように遺伝子に組み込まれているのだろう。

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老犬が寒いとあまり遠出をしなくなったので、散歩も家の周辺で済ませていたのだが、調子が良いと思い出したように以前のコースに向かうこともある。

久しぶりに上の集落まで出張ったところ、Hさんの畑で真新しいノウサギの足跡を見つけた。どちらも恐らくは同一の個体のもので、左は昨夜の早い時間帯に森から出てきた(手前から奥へ)ところ、右が今朝森へ帰っていった(奥から手前)ところだ。右のほうが足跡のエッジが立っているのが判るだろうか。

FUJIFILM X-T2 / XF16mm F1.4 R WR

もう少し補足すると、左はピョーンピョーンと跳躍するように小走りに走っていった痕跡で、右はピョコンピョコンと小さくゆっくりと跳ねた様子なのが判る。言い換えれば、左は「さあ飯食うぞ!」と元気に走り出し、右は腹も膨れたんで「帰って寝っか」といったところかな。

ちなみに右と左で色温度が異なるのは、どちらも日の出前で撮影時間に15分ほど間が開いているせいだ。撮影自体は右が先で左が後という順になる。

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明日は大寒というのに、まあ何とも暖かい日々が続くことで。豪雪地帯である藤原の大先輩からは、意外にも雪がないと知らせが届く。

週明けにはこの反動で再び寒波がやって来るようだが、こんなに陽気に波がある年も珍しい。その寒波もロシアで氷点下65℃を記録したヤツらしいので、ドカッと降られないことを祈るだけだ。

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

雪原に点々と続くのはキツネの足跡。このまま黒檜山まで行ったかな?

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年の瀬も迫ってくると、挨拶代わりに「仕事納めはいつですか?」と判で押したように聞かれるので、これまた「世の中と同じですよ」とほぼ適当にこれまた判で押したように答えている。

ここでうっかり年始年末も撮影があるとか何とか言ってしまうと、「それは大変ですね。お正月くらいゆっくり休んでください。」というニュアンスのねぎらいとも哀れみとも受け取れるリアクションを返されることになる。

フリーになって四半世紀近く経ち、ほぼ好きなことを生業にしているので、基本的に公私の区別はあいまいだ。確かに撮影=業務の一面があるのは否定しないが、撮影をするために山野に分け入ることを悦びとしている身としては、正月であることを特別していないのである。

そもそも自然に人のカレンダーは意味がない、というのが昔からの持論だしね。

と言いつつも、三ヶ日ぐらいは寝正月で過ごすこともそれはあり。録画しっぱなしの映画やドキュメンタリーも消化したいので、天候次第ではあるが、酒浸りをする可能性もそれは否定しないw

FUJIFILM X-T2 / XF10-24mmF4 R OIS (左) / XF50-140mm F2.8 R LM OIS WR (右)

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

FUJIFILM X-T2 / XF16-55mm F2.8 R LM WR

大掃除の前にちょこっと裏山へ分け入る。

上の2枚はノウサギ、下の2枚は恐らくテン。写真のように何かに登ったりするよう動きならタヌキもする..同じイヌ科でもキツネはこういう無駄な動きはあまりしない..が、足跡はテンのそれである。

ちなみにイヌ科と言えば来年の干支。ということで年賀状は本日投函となったので、例年通り元旦には届かないので各位よろしくですw

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今年もこの季節がやって来た。冬はワイルドライフの行動トレースが簡単でステキ。

FUJIFILM X-T2 / XF35mm F1.4 R

iPhone 6

2軸可変機構というギミックを備えたX-T2の背面液晶モニターもステキ。パナ等に見られるバリアングルモニターでも良いが、この角度で縦位置構図を撮れるのは更に素晴らしい。

今どきウン十万円もふんだくるお高い一眼レフで、液晶モニター一つ動かないどこかの某C社は見習いなさい。え?最近はバリアングルモニターがつく下位モデルもある?殿様商売しやがってやること遅せぇーんだよ、まったく。

ちなみにこの足跡はキツネ。急いでいたのか少し小走り気味。

春の乱高下

2017/4/19

春らしいと言えば聞こえが良いが、さながらジェットコースターのような気温の乱高下には困ったもんである。

昨日の高崎は30℃超えの夏日で汗をかくほどであったが、今日の赤城高原は終日強風が吹き荒れ、気温も10℃前後まで下がったため、フリースの上着を羽織る始末であった。

隣の赤城村界隈ではヤエベニシダレが満開

うちのコブシがようやく開いた

近所のHさんからカモシカがいると連絡が入り、急遽カメラ抱えて近くの現場へ向かったが、すでに姿を消した後であった。

現場を天狗三号で俯瞰すると、鏡面張りできれいに仕上げてあるマルチ..誰の畑か知らないが蒟蒻畑だね..に点々と足跡が..

ムンクの叫び

2017/1/26

庭先にノウサギの足跡が付いていた。確かうちには番犬がいるのにおかしいぞw

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20160709

普通、硬いアスファルト舗装に蹄の跡など残るわけないのだが、畑から出てきてすぐだとこんな感じで判ることもある。これが乾くともう何だか判らなくなってしまうのだけどね。

ちなみにこれはシカの足跡。特に左は、畑土の上でかんじきよろしく蹄を開いていて、そのまま出てきたのが見て取れる。

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