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35mmフルサイズのS5でコリメートした時の難点と言うか注意点は、とにかく被写界深度が浅くなることだな。

当たり前だが、マイクロフォーサーズのG9PROより理論上は2段分ピンが浅くなる計算になる。

LUMIX S5 / Super Telephoto System

とは言っても天狗様相手にここまで近距離はありえないので、ことさら気にすることもないけどね。

LUMIX S5の場合、言うまでもなくセンサーは35mmフルサイズなので、あえて逆説的に言えばマイクロフォーサーズより望遠野郎が期待する焦点距離が不足することになる。

いくら高感度耐性が上がっても、それまで必要する有効レンジで焦点距離が不足するのは正直厳しい。まあそれ故に35mm版を使うという選択肢は長らく諦めていたのが実情。

ところがつらつらとS5の仕様を眺めていて、「4K60PだとAPS-Cサイズにクロップされる」というのを見つけてしまったのが今回の導入の発端である。

業界の映像クリエイターならこの仕様に「クロップされるのは残念だ」と教科書通りの反応となるのだが、猛禽望遠野郎にはこのクロップファクターが逆に作用する、つまりマイクロフォーサーズなど小さいセンサーを使うメリットと同義となることにすぐ気が付くはずだ。

LUMIXのGシリーズ(マイクロフォーサーズ)にはEXテレコンという飛び道具があって、4K記録時に焦点距離が更に1.4倍になる..対35mm版で2倍である上にだ..が、S5の4K60P記録時のAPS-Cクロップはまさにそれと同じ理屈..実際S5には動画時のEXテレコンがない..で、焦点距離で言えば対35mm版で換算1.5倍ということになる。

S5の画素数は35mmフルサイズで2400万画素あるので、その点でオーバーサンプリング時のダウンスケールの効果とデュアルネイティブISOによってISO12800ぐらいまでなら非常にクリーンな映像が出力される。実際、海外の様々なサンプル映像を見比べても、ソニーα7SIIIと遜色ない印象だ。

ちなみに40万もするα7SIIIは画素数が1200万画素しかなく、APS-Cに近いスーパー35mmすらカバーできない..原理的にアスペクト比の関係で最低でも2200万画素必要になる..ので、こういったギミックは望むべくもないため、猛禽望遠野郎の選択肢からは自動的に外れることになる。

LUMIX S5 / Super Telephoto System

庭の餌台にくるヤマガラをAPS-C 4K60Pの動画から静止画で切り出す。この時の焦点距離は約2000mm相当で、距離は5m少々といったところ。

至近距離ということもあるが、動画からこのクオリティの静止画が切り出せるのはスゴイ時代になったもんだと感慨深い。

実はこのS5導入が実現したのはマスターレンズ側の仕掛けを変えたことが大きい。従来のやり方だとリレーレンズの関係でどうしてもマイクロフォーサーズに縛られることになっていたが、変更後の仕掛けではその制約から解き放たれたのである。

今回、APS-Cモードで4K60P撮影できることでLUMIX S5となったが、その条件すら無視すれば35mmフルサイズのα7SIIIやEOS R5も選択肢に入ってくるので、結果的にこのポイントが最大のメリットになるかな。

もちろん猛禽望遠野郎としては、今後もマイクロフォーサーズでの動画が主流であることに変わりはないけどね。

とは言え正直なところ、例のオリンパスの身売り話でマイクロフォーサーズの今後が流動的になっているというのは少なからずあるのは否定しないw

パナのGH5やG9PRO、それにオリのE-M1系はマイクロフォーサーズである。

以前に何度も記事で書いていることだが、同じ焦点距離なら35mmフルサイズと比べて2倍を稼ぐことができるため、バカ高い上にクソ重い超望遠レンズを担がなくてよいのは、これは望遠野郎にとって最大のメリットである。

が、対35mm版という意味では、センサーの画素ピッチの関係で高感度耐性が劣るのがデメリットという見方もある。2000万〜3000万画素クラスの35mmフルサイズ機に対して、実効感度で2段程度は低いのは否めないだろう。

実際のところ、絶対的な光量が足らない条件下での撮影は言うほどはないので、マイクロフォーサーズでもさほど問題にはならないと言って良く、高感度性能が優れていると言われているGH5Sに個人的に手を出さなかったのは、主にそういった理由が大きい。GH5Sでもせいぜい1段程度良いだけって話だし、何より1000万画素しかないので写真が厳しいのでね。

ただし、それが2段ぐらい高感度性能が良くなるという話だとまた見方は変わってくる。

暗いという状況は、実は早朝とか夜とかそういう見たままに環境光が暗い状況とは別に、レンズを通すことで光が減衰する露出倍数の問題がある。これはレデューサーを除くコンバージョンレンズやコリメート撮影時に顕著となり、マスターレンズのF値に対して乗じられていくため、NDフィルターを使のと同じ結果になってしまうのである。

これはまったく個人的な用途だが、数百mから下手すれば数km先まで天狗様の行動を記録していく関係上、マスターレンズは一般的な超望遠レンズなどそもそも論外..600mmとか800mmなどお話にならないw..なので、さらに長焦点が必要になる。それを実現するのがコリメート撮影なのである。

ただコリメートだと、日中でも午後遅くに対象に山陰や斜面バックに入られると途端に露出倍数が足かせとなってノイズまみれ..高ISOにせざるを得ないため..の映像となってしまうのが実情で、そうなるとディティールが失われて..それ以前に空気の層を挟んでいるし..個体情報が失われてしまうことになる。

そんな事情もあって、高感度側に2段分余裕が出てくるとなるとこれは非常にありがたい話であり、それが昨秋登場してGH5以来のセールスを記録しているLUMIX S5ということになる。

4Kでの高感度耐性だけで言えば、ソニーのα7SIIIが今のところ最強であることは間違いないし、パナにも5.6Kいける兄貴分のS1Hがあるのだが、その半分のコストで同程度の質の映像が手に入るなら、そりゃ安いほうが良いに決まっている。

何よりソニーは嫌いだが、パナはまあまあ好き..以前は好きではなかったが..というのが大きいかw

LUMIX S5 / Super Telephoto System

35mmフルサイズ4K30Pの動画から、約120m先のハシブトガラスを静止画で切り出す。この時の焦点距離は約3000mm相当。条件的に露出オーバーに振れるので少しマイナス側に補正あり。

朝なのでヘイズの影響は少ないものの、陽の当たらない日陰にいる黒い物体なので条件は悪い。それでもカラス本体だけでなく、この距離感この暗さで周囲のヒノキの葉まで見えているのは良い感じである。

まあこういう絵を撮るかどうかはさておき、そもそも撮れるのか、撮っても使い物になるかと考えられるその差は大きいな。

実は昨年の暮れより、いよいよというかとうとうというか、うちにも35mmフルサイズ機がやって来ている。それは昨秋のパナヒット作?LUMIX S5である。

OM-D E-M1 MarkIII / M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ひと頃、ナイコンD800とかα7Rとか、EOS-1D Mk4とかを一時的に使ったことがあるが、うちの機材として35mmフルサイズ機が導入されるのは、まだ手元に辛うじて残してある5DMk3以来なので、実に7年ぶりのことである。

あんなに35mmフルサイズなんて必要ないと言っていたのにw、これでとうとうTMも35mm版、それもLマウントに移行か?と考えるのは如何にも早計な話であって、メイン機は今まで通りフジのAPS-Cとオリパナのマイクロフォーサーズ機であることに変わりはない。

そもそもS5を導入したのは動画専用機としてであって、写真用途ではないぞ。それが証拠にLマウントレンズは(まだ)一つも持ってないのだこれがw

S5の導入理由は追々書こうかと思うが、すでに使用中の同じLUMIX G9PROやGH5同様に、やはり動画機として画作りも操作性もパナは他のメーカーよりも非常に使い勝手が良いことを実感している。

パナもナイコンと並んでカメラ事業が芳しくない状況にあるが、引き続きマイクロフォーサーズともどもパナには何とか踏ん張って欲しいところである。

拙者が最初に使ったミラーレス一眼はパナのLUMIX GH2で、もともとは当時メイン業務の一つだった動画撮影用であり、いわゆるビデオカメラの代替としてであった。

同時にビデオコリメートとしてフィールドスコープと組み合わせることで超望遠システムを構築し、以来GH3・GH4・GH5・G9 PROと10年に渡って更新しながら運用してきたが、そのコリメート式のシステムを一時的にサブに降格して、今年から新たな超望遠システムを使い始めている。

そしてここにきてカメラ側も新たに更新してテスト運用を始めているが、これが想像を越えてなかなかいい感じなので、今シーズンからはこっちをメインに切り替えるつもりだ。

何分にもメーカーサイドの想定していない使い方であり、そもそもオタクのニッチなニーズでしかないwので、世界中を見回してもこのセットは拙者しかいないだろうな。

新たな超望遠システムによる4K動画からそれぞれ広角端(上)と望遠端(下)を切り出したもの。

この時はまだ必要なパーツを手に入れてなかったので、カメラ自体はまだG9 PROによる撮影。以前のコリメート式と同様に望遠端だと非常用的な画質だが、まあ条件次第と言ったところだな。

そこで導入した新しいカメラの出番だが、事前に色々リサーチした結果そのとある仕様が非常に好都合に作用してくれることが分かっているのだ。

さらに高画質で捉えるためにもうひと工夫というかアクセサリーが必要だが、とりあえずそれがなくても運用は可能である。

ところでどんなセットかって?それは企業秘密ってほどでもないが、まあおいおいってことでw

夏に噂のあったパナの新型マイクロフォーサーズ機、BGH1が正式に発表された。

EVFもなければモニターもなく、本体を手で保持するような意匠など微塵もない形からして、見事なまでに業務用途を標榜しているプロダクツである。

業務で動画撮影となると、撮影目的に合わせてリグを組み、外部モニターやレコーダー、マイク等々を組み合わせて使うのがスタンダードなので、極端な話カメラ本体はセンサーとプロセッサにレンズマウントが付いていれば、形状はプレーンなスクエアが良いのは自明の理である。

マルチカメラワークでの取り回しの良さや、ジンバルやドローンに積載するのにも好都合であろう。なぜ動画を撮影するのにスチルカメラの形をしているのだろう?という問いに、パナが出した答えがBGH1ということになろうか。

形はともかく、スペックから見て取れるのはGH5Sの正当な後継機ということだ。C4Kを記録するので画素数はGH5Sと同様に1000万画素あれば十分で、この辺りの考え方はソニーα7S系と同じだ。

デュアルネイティブISOによる常用感度がISO51200..204800まで拡張可..というマイクロフォーサーズ機にあるまじき高感度性能はGH5S譲りで、別売りだったV-Logも最初から標準で搭載され、C4K/60Pを4:2:0 10bitでSDカードに記録できる辺りはスペックアップしている。

業務機なのでSDI出力やBNC端子などの装備は当然としても、マルチカメラワーク時に遠隔操作するためにEthernetのLAN端子を装備しているのは珍しい。しかもPoE+対応機器ならLAN端子から給電も可能のようである。

取り敢えず、オリンパスの身売り騒動時にパナもマイクロフォーサーズから撤退するのではないかとまで噂されていたが、現時点でそこは完全否定、杞憂に終わったようだ。

ソニーα7SIIIに対して画素数が少なすぎるとか明後日の方向から批判しているような輩が、BGH1はEVFやモニターが無いじゃないかどうやって写真を撮るんだとか、的外れで恥ずかしい批判を展開しないことを望むぞw

30万を切る価格で登場するBGH1は、業務用シネマカメラとしては破格に安い。が、外付けモニターなど出力デバイスが別途必要になるのと同時に、三脚運用かジンバルでの可搬が必須となるので、実際に運用するには他に持ち出しが必要になることは覚悟しなければならないず、そういう意味で使うにはそれなりの覚悟が必要なカメラだな。

FUJIFILM X-T4 / XF35mm F1.4 R / ETERNA

しばらく続いていたエゾビタキの立ち寄りもパタリと無くなり、端境期っぽい状態だなぁと思っていたが、今朝は蒟蒻畑でノビタキを見掛けた。

ま、そんな時ほど望遠レンズは持っていないってのはどうよw

パナは35mmフルサイズのS5をあの大きさに収めたということは、マイクロフォーサーズ機であるGH5の後継機(GH6?)はもう少しサイズを小さくしてくるかな。

でも放熱を考えると闇雲に小さくもできないか。パナはモノづくりが真面目なので、どこぞのメーカーのように中途半端な仕様で「8K撮れます!」とは言わんだろうしw

商業的に失敗したと思われるG9 PROの後継機は何となく出ないような気がしていて、プロスペック的な写真機としてはS1・S5が答えのように思える..GXとG二桁機の系譜のみになるのではないかと想像..ので、マイクロフォーサーズでは仮称GH6に期待している。

可能であれば8K期待もあるが、こればかりはセンサーの都合もあるので、現時点では5.9KでRAW出力とかでも必要十分だろう。

それか4K120Pとか制限なくバンバン撮れて、尚且4K240Pも短時間ならOKとかなったら飛び道具しては面白いね。

FUJIFILM X-T4 / XF16-80mmF4 R OIS WR / ETERNA BLEACH BYPASS

まあ今は言うほど動画を撮ることもないのだが、4K以上でRAWが撮れるようになると話は変わってくる。

シャッターを押してから後の連写性能自体にあまり意味がなくなって、動体はRAW動画で撮るがスタンダードになるだろうというのが個人的な見立てだ。

必要なコマを後から取り出せば良い話なので、パナで言うところの6K/4Kフォトに近い感じだが、バッファに溜める方式は制限が出てくるのと、やはり1枚のRAWとして取り出せる点でRAW動画のほうが画質的にも有利で、利便性も高い。

RAW動画にさらにプリREC..プリ連写の動画版だ..が組み合わされれば、生きものやスポーツ分野での動体撮影は便利この上ないぞ。

上ではGH6に期待とは書いたが、もちろんフジのX-H2でも果敢にそういう飛び道具的なスペックでも積んでこないと、35mmフルサイズ競争に埋没していってしまうだろうね。

噂のあったパナ35mmフルサイズSシリーズの新型が発表された。S1に次いで型番は5。

C社以外、足並み揃えたように5の付くモデルは軒並み廉価または下位モデルなのは、ことさら5をプレミアム扱いにしたいC社へのあてつけかw

S5はまだざっとしか仕様を眺めていないが、それでも最近のパナらしく実に手堅い製品と感じる。数値だけならS1を食っちゃっているしね。

画素数は2400万もあれば今どき必要十分で、もし何ならハイレゾで9600万画素も出力できる。連写性能はメカシャッターで秒7コマ程度だが、マイクロフォーサーズ機でお馴染みの6K/4Kフォトが搭載されており、前者は1800万画素を30コマ、後者なら800万画素を60コマで出力でき、プリ連写も可能だ。

動画も手堅く、パナにとってはもはや当たり前の4K60P(4:2:0 10bit)は当然ながら、4K30Pなら4:2:2 10bitを内部に記録できるようだ。S1では別売りだったV-Logは最初から搭載されているっぽい。ハイスピード関連はまだ未調査。

そして何と言っても驚きはそのボディサイズ。上位機のS1系が殊のほか巨大なので、その反動もあるが、同社マイクロフォーサーズ機のGH5・G9 PROより少し小さいというのはどうなのさw

しかもこの性能で20万円代前半なら文句をつけるところがないぞ。パナのお約束ですぐに店頭価格は下がると思うしw S1Hと比較してもあそこまでの動画ニーズでなければ、S5のコストパフォーマンスはなかなか良いかな。

それにしても既視感のあるデザインだと思ったら、グリップや軍艦部のダイヤル類がフジのX-H1にソックリだw

FUJIFILM X-H1 / XF100-400mm F4.5-5.6 R LM OIS / Velvia

連続している台風が太平洋の湿気っぽい空気を運んできたのだろう、昨日辺りからムシムシしてかなわん。一昨日までは終日窓を締め切っていたというのに。

その台風も次に来る10号はヤバそうな感じなので、昨年みたいな大きな被害がなければ良いけど..

先日、オリンパスへの鎮魂を込めて..いや、その言い方縁起悪ぃってばよw..E-M1Mk3とパナライカVARIO-ELMAR100-400の組み合わせを紹介したが、天狗フィールドへ出張っていく時のお供はやはりこの組み合わせが多い。

林道脇など車輌から離れることがない場合はE-M1XとED300PROだが、観察機材一式を背負って歩行による移動や登山を強いられる場合は、収納性の高さから前述の組み合わせに落ち着く。

E-M1Mk3を入手する前はボディは超望遠コリメート兼用のパナ機..G9 PROやGH5など..だったが、レンズに関しては不動のセットである。

iPhone 11 Pro

セットというのは写真の組み合わせのことで、標準域は以前はパナライカのVARIO-ELMARIT12-60だったこともあったが、現在はED12-100PROに落ち着いている。

この2本だけで35mm換算にして24〜800mmを間断なくカバーでき、しかもE-M1Mk3なら必要とあれば手持ちハイレゾショットで5000万画素でも記録できるのは便利この上ない。

しかもサコッシュ的なカメラバッグに同時に収納できてしまうので、フラットな地形なら体の前に下げていつでも取り出せるようにしておいたり、登攀で両手を使わなければならない時はバックパックの上部に仕舞っておける。

たった25cm×15cm×12cm程度のスペースに上記2本のレンズとボディを収めることができる..どちらのレンズを装着しておいてもOK..のは、まさにマイクロフォーサーズの真骨頂だろう。

オリンパスから引き継がれる映像事業の動向は気になるところだが、さすがに今使っているカメラやレンズがすぐに使えなくなったり陳腐化したりするわけでもない。

仮に後継企業が事業継続に失敗して撤退になったとしても、工業製品としてその後数年のメンテナンスは担保されるはずなので、さほど問題はないだろう。

E-M1系ボディの素晴らしさに気が付いたのは遅まきながら昨年のE-M1Xからだが、レンズシステムはマイクロフォーサーズ規格なので、いざとなればパナもあるので何とかなるかと個人的には楽観視している。

そもそもうちにあるマイクロフォーサーズマウントは動画目的にパナを使っていたからに他ならずで、オリンパス機を使うようになってから手に入れたのは対角魚眼のED8mm Fisheyeのみである。

と言いつつ、そのパナも色気出して35mmフルサイズのLマウント機にも手を広げているので、実はパナのほうが先にマイクロフォーサーズから撤退するのではないかと思っていたのは否定しないw

マイクロフォーサーズの良いところはとにかくシステム全体がコンパクトに収まる点にあり、季節に天候それに昼夜を問わず野外で活動する生きものクラスター系カメラマンにとって他に選択肢のない唯一無二のシステムである。

営業戦略上お荷物になるようならE-M1Xは取り敢えず無かったことにしてもらっても結構なのでw、引き続きその方面への訴求というか配慮は怠らずに事業継続して行って欲しいぞ。

iPhone 11 Pro

E-M1Mk3とパナライカVARIO-ELMAR100-400の組み合わせは、生きもの系カメラマンにとってパナとオリのコラボの極みの一つで、それはつまりマイクロフォーサーズならではの賜物と言って良い。

800mm相当(35mmフルサイズ換算)までのズームレンズを装着したカメラを、ショルダー型のカメラバッグにこの状態で収納できるサイズ感は奇跡に近い組み合わせだ。

しかも同時にED12-100など標準ズームを装着したE-M1Xクラスのカメラをもう一セット収納でき、24mmから800mmまでを同時に肩がけで可搬できるそのコンパクトさたるや、まさにいわばwマイクロフォーサーズさまさまである。

ちなみに当該セットだと、Peak DesignのCaptureを使ってカメラバッグの脇に吊るすことも可能(写真右)。バックパックの時はセオリー通り左側のショルダーハーネスで胸元の位置に下げている。